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ロマンティックな雰囲気で文化や芸術、買い物も楽しめる「恵比寿ガーデンプレイス」
JR「恵比寿駅」から動く歩道で直結の「恵比寿ガーデンプレイス」は敷地内に入るとヨーロッパのような雰囲気が広がります。今回は、この恵比寿ガーデンプレイスで楽しめる文化や芸術、ショッピングの施設をご紹介します。
「恵比寿ガーデンプレイス」は1994年にオープンした商業エリア。単一の施設ではなく、いくつもの施設が集まって構成されています。ロマンティックなデートスポットとして日本では人気を集めています。韓国の有名ガイドブックに掲載されたことで、最近では訪日観光客の姿も見かけるようになりました。
今回は恵比寿ガーデンプレイスの楽しみ方から施設紹介まで、きっと訪れたくなる素敵な情報をお教えします。
ヱビスビールの工場跡地にできた商業施設
JR恵比寿駅の東口改札を出ると、すぐに動く歩道があります。この道をまっすぐ行くと恵比寿ガーデンプレイスに到着します。
恵比寿ガーデンプレイスは、プレミアムビールとして有名な「ヱビスビール」の工場跡地に建てられました。そもそも恵比寿という地名自体が、ヱビスビールを出荷する貨物列車の停車場があったことから名付けられたそうです。
そのため現在でも敷地内にはヱビスビールの100年以上続く歴史や、その味わいを目と舌で体感できる施設「ヱビスビール記念館」があります。
ヱビスビールにちなんだ施設の数々
ヱビスビールにちなんだ施設は他にもあります。
例えば中世のヨーロッパのお城を思わせるこちらの建物は「ビヤステーション恵比寿」。ここでもヱビスビールをはじめとして、個性豊かな7種類のビールが提供されています。
ビール醸造釜のオブジェが中心に鎮座した内装が、この地がかつてビール工場だった記憶を思い起こさせます。広々としたスペースでビールとお酒に合うおつまみが頂けるレストランです。
こちらは恵比寿ガーデンプレイスの入口にある「エントランス・パビリオン」という建物。
その壁面には大型のからくり時計が設置されていて、12:00、15:00、18:00の1日3回、楽しいマーチのメロディに乗せて人形が現れます。この人形はビールの街として有名なドイツ・ミュンヘンで開催される「オクトーバーフェスト」というイベントが題材になっているそうです。
敷地の西側には地名にちなんだ「恵比寿神社」が鎮座されています。ここは「えびす様」という神様を祀る兵庫県・西宮(にしのみや)神社から分祀されたご利益のある神社です。
東京を一望できる無料展望スポット
「恵比寿ガーデンプレイスタワー」の38Fには無料の展望スペースが設けられています。
東京タワーや新宿の高層ビル群、遠くにはお台場のベイエリアまで一望できます。恵比寿エリアでは随一のビュースポットです。
色々なアートが楽しめる、ミュージアムとパブリックアート
敷地内にはアートに関するスポットも充実! 「東京都写真美術館」は日本初の写真と映像を専門にする美術館で、日本国内外の優れた作品が鑑賞できます。
恵比寿ガーデンプレイスの公共スペースには様々なアーティストの作品が点在しているので、アート散策ができます。「考える人」など傑作の多い彫刻家ロダンによる像など、全部で14点の作品が設置されています。
ハイソな雰囲気でショッピング&ダイニング
「恵比寿三越(えびすみつこし)」はハイセンスな衣食住の全てが揃う百貨店。世界的にも有名な日本ブランドme ISSEY MIYAKEや資生堂のショップに加えて、地下2Fにはすき焼き専門の浅草今半などの和食の惣菜やスイーツが集まるデパ地下もあります。イートインコーナーを併設したお店もあるので食べ歩きも楽しそうです。
洗練された外観の建物は、世界的なフレンチのシェフが手掛けるレストラン「ジョエル・ロブション」です。ミシュランの三つ星を何度も獲得している、日本国内でも最高峰のフレンチレストランです。
山手線沿いにお店が連なる一角は「ブリック エンド」というエリアで、深夜までお酒が楽しめるスタンドが5店舗入っています。テレビ出演などで著名な和食料理人「笠原 将弘(かさはら まさひろ)」氏による居酒屋「賛否両論(さんぴりょうろん) KAKUUCHI」など、ユニークなお店が集まっています。
おわりに
恵比寿駅から直結というアクセス便利な場所にある「恵比寿ガーデンプレイス」には魅力的なお店や施設が集まっています。
都心にある広大な敷地がヱビスビールの工場だったことにも驚きますが、街の至る所にビールにちなんだスポットがあり、その痕跡を探してみるのも楽しいでしょう。
ぜひ、一度恵比寿ガーデンプレイスを訪れてみはいかがですか?
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新潟生まれ。事業会社でのマーケティングを経験後、2011年からシンガポールへ移住し、出版社や制作会社で編集に従事。2015年に日本へ帰国しMATCHAのライターに。国内外を旅行する中で見つけた新しい発見を、多くの人とシェアしていきたいです。