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【高知県】江戸時代の優美な天守が残る高知城〜概要・見どころ・アクセスなど〜
高知城とは、四国地方の高知県高知市にあるお城。江戸時代に建造された天守閣や本丸御殿が残る貴重な城であることから、日本の名城100選にも選ばれています。四国を代表するお城、高知城の見どころやアクセスを紹介します。
高知城とは
高知城とは、四国地方の高知県高知市にあるお城。およそ400年ほど前、高知を統治した武士・山内一豊(やまうちかずとよ)が築城しました。優美な天守(※1)と敵の侵入を防ぐ重厚な門や塀が特徴で、「南海道(※2)随一の名城」と呼ばれることも。江戸時代に建造された天守閣や本丸御殿(※3)が残る貴重な城であることから、日本の名城100選にも選ばれています。
山内一豊が建てた美しい天守は1727年に火災で一旦消失したものの、1749年に、一豊が建てたものと同じ形の天守を再建。その後、自然災害や明治政府によって発せられた廃城令(※4)、第二次世界大戦などの危機を乗り越えて、再建した姿を今に保っていることから別名「幸運の城」とも呼ばれています。
四国を代表するお城、高知城の見どころやアクセスを紹介します。
※1:天守(てんしゅ)……天守とは、城の象徴となる建物のこと。天守閣ともいう。
※2:南海道(なんかいどう)……紀伊半島、淡路島、四国の総称。
※3:本丸御殿(ほんまるごてん)……日本の城の中核となる区画のことで、天守と城主の住居などの建物があるのが通例。
※4:廃城令(はいじょうれい)……1873年に当時の明治政府が公布した法律。日本各地の城の建造物の売却、取壊しを促した。
高知城の入城料と営業時間
城全体は高知公園として無料開放されていますが、城の天守・懐徳館・東多門・廊下門の見学には入城料がかかります。18歳以上は420円、18歳未満は無料です。営業時間は、9:00~17:00 (入館は16:30まで)です。
高知城までの行き方
東京からは飛行機と電車で行くことができます。それぞれの所要時間と料金を紹介します。
なお、航空券の料金は、時期や購入するタイミングで大きく変動します。本項で記載の金額以上の予算が必要な場合があります。
東京から高知への行き方
東京からは、飛行機と新幹線で行く方法があります。飛行機の場合、羽田空港から高知龍馬空港へ、日本航空(JAL)や全日本空輸(ANA)の直行便が1日10本ほど出ています。所要時間は約1時間30分。料金は時期によって異なり、片道15,000〜20,000円ほどです。
新幹線の場合、東京駅から岡山駅まで行きます。岡山駅でJR特急南風・高知行きに乗り換え、高知駅で下車します。所要時間はおよそ6時間(乗り換え待ち時間をのぞく)、料金は自由席で18,820円です。
高知空港・高知駅から高知城までの行き方
高知空港からの行き方
高知城からは、空港連絡バスを利用しましょう。高知空港バス乗り場の1番乗り場と2番乗り場から「高知駅行」か「高知県庁前行」に乗り、はりまや橋で下車。所要時間は35分、料金は720円です。高知城まではバス停から徒歩20分です。
高知駅からの行き方
高知駅から高知城までは、徒歩かバスで移動します。バスを利用する場合は、とさでん交通・吉野線・吉野行に乗り、高知城前で降りてください。所要時間は7分、料金は200円です。徒歩の場合は、駅から25分です。
山口県出身、千葉県在住の日本語を教える日本語教師になる勉強をしている主婦です。分かりやすい、やさしい日本語で日本の紹介をしたいと思っています。家には、ボストンテリアとカブトニオイガメと金魚がいます。お隣のネコも遊びにやってきます。ジャパンホラーが大好きです。世界に日本の怪談を紹介したいです。