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【高知県】江戸時代の優美な天守が残る高知城〜概要・見どころ・アクセスなど〜
高知城とは、四国地方の高知県高知市にあるお城。江戸時代に建造された天守閣や本丸御殿が残る貴重な城であることから、日本の名城100選にも選ばれています。四国を代表するお城、高知城の見どころやアクセスを紹介します。
高知城の見どころ
高知城の見どころを紹介します。
天守
城の一番高い建物である天守は、望楼型天守(ぼうろうがたてんしゅ)と呼ばれる建築様式のもの。戦国時代に広まったスタイルで、建物の上部に遠くを見渡すための物見やぐら(Defensive tower)を持っています。天守の外側には建物を囲むように廊下が取り付けられ、ここから高知市内を一望できます。まるでお殿様になったような気分が味わえるかもしれません。
懐徳館(本丸御殿)
天守の手前にある低い建物が本丸御殿で、懐徳館(かいとくかん)とも呼ばれています。4つの部屋と寝室、収納部屋やトイレなどが設置されていました。現在館内には、山内家にまつわる品々が展示されています。
追手門(おうてもん)
高知城の正面にある大きな門も城の見どころの1つです。石垣の上に櫓がのった櫓門(やぐらもん)と呼ばれる建築様式で、侵入した敵を櫓の上と両脇の石垣の3方向から攻撃できる機能的な造りをしています。
高知公園の主なイベント
春:桜のライトアップ
4月初旬には、毎年場内で桜のライトアップが行われます。
夏と秋:お城まつり
高知城では、夏と秋に音楽やグルメを楽しむイベント「お城まつり」があります。7月半ばの夏のお城まつりでは、音楽ライブ、ビアガーデン、イルミネーションなどを用意。9月半ばの秋のお城まつりでは、高知県内に伝わる神楽(神に捧げる踊りと歌)が披露されます。
冬:クリスマスイルミネーション
クリスマス直前には、城内でイルミネーションが行われます。
毎週日曜の朝市
毎週日曜日には追手門に「日曜朝市(にちようあさいち)が立ちます。生姜やフルーツトマト、土佐文旦などの地元名産の野菜やフルーツ、お餅やうどんといった軽食などたくさんのお店が並ぶにぎやかな市場です。時間は5:00頃から18:00頃まで。
高知城周辺の観光スポット
高知公園
高知城の周辺は、公園として整備されています。春は、梅・桜・もも、夏は、あじさい・蓮(はす)など季節ごとの花々が楽しめます。春の桜と秋の紅葉の名所でもあります。
播磨屋橋(はりまやばし)
高知駅から徒歩10分、高知市の中心地にある小さなこの橋は、よさこい祭りで歌われる「よさこい節」の舞台として知られます。日本人なら馴染みの深い「土佐の高知のはりまや橋で坊さんかんざし買うを見た」という歌詞に登場する場所とあって、観光客がよく訪れるスポットです。
住所:高知県高知市はりまや町1-1-28
終わりに
高知城には他にも見どころがたくさん!
高知城では多言語のパンフレット(英・韓国語・簡体字・繁体字・タイ語)も用意しています。高知城の公式HPでダウンロードできるので、興味のある方はアクセスしてみてください。
※移動時間や交通費等の情報は各施設の公式サイトからの情報に基づいて掲載しています。2017年3月現在の情報です。変更になる場合がありますのでご了承ください。
山口県出身、千葉県在住の日本語を教える日本語教師になる勉強をしている主婦です。分かりやすい、やさしい日本語で日本の紹介をしたいと思っています。家には、ボストンテリアとカブトニオイガメと金魚がいます。お隣のネコも遊びにやってきます。ジャパンホラーが大好きです。世界に日本の怪談を紹介したいです。