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広島のシンボル広島城〜概要・アクセス・見どころ・イベントなど〜
広島城は、広島県広島市中区にあった日本の城。1945年の原子爆弾の投下ですべて失われてしまいましたが、1994年までに以前の姿に似せて再現しました。再建した広島城は国の史跡に指定され、さらに日本100名城の1つにも選ばれています。広島城の見どころ、アクセスなどを紹介します。
広島城とは
広島城は、現在の広島県広島市中区にあった日本の城。16世紀から19世紀にかけて建てられた城の建築物は、1945年の原子爆弾の投下ですべて失われてしまいました。現在の広島城は、以前の姿に似せて再現されたものです。再建された広島城は国の史跡に指定され、さらに日本100名城の1つにも選ばれています。
城の特徴は、外壁に木の板を張り付けた趣のある天守(※1)。城の周りは水堀で囲まれており、静かな水面に重厚な城が映えます。第二次世界大戦後に広島復興の象徴となった広島城の基本情報、アクセス、見どころなどをまとめました。
※1:天守……日本の城郭に建てられる最も高い建築物のこと。その城のシンボルとなる。
広島城の基礎情報
広島城の天守閣の利用時間は季節によって異なります。
3月~11月:9:00~18:00(入館は17:30まで)
12月~2月:9:00~17:00(入館は16:30まで)
定休日:12月29日~31日※臨時休館あり
入場料は大人370円、高学生180円、中学生以下は無料です。
二の丸の入場は無料ですが、天守閣と営業時間や定休日が異なるので注意しましょう。
4月~9月:9:00~17:30(入館は17:00まで)
10月~3月:9:00~16:30 (入館は16:00まで)
定休日:12月29日~ 1月2日
広島城への行き方
広島駅から広島城へのアクセスです。
広島市内の観光は、めいぷるーぷ(ひろしま観光ループバス)の利用が便利。広島駅からオレンジルート(平和公園・美術館経由)のバスに乗り、「広島城(護国神社前)」停留所で下車。バス停からお城までは徒歩6分です。また、原爆ドームにもほど近く、歩いて15分〜20分ほどで到着できます。
東京から広島までの行き方について詳しくは「東京から広島までの行き方を徹底比較。一番お得な行き方は?」の記事をご覧ください。
広島城の見どころ
天守
© JNTO
広島城の天守は、5F建て。長野の松本城や兵庫県の姫路城のように、城の外壁を白や黒の塗料で塗るお城が多いなか、広島城では、壁に木の板を張り付けています。ほかにはない趣のある外観が特徴です。
天守には展望台があり、広島市内を一望できます。内部は資料館になっており、城を築城した武将、毛利輝元(もうりてるもと)や毛利家にまつわる甲冑や刀といった品々が展示されています。このほか、広島城の歴史、周辺地域の文化を紹介する資料も充実しています。
広島城の季節のイベント
毎週日曜日:安芸(あき)ひろしま武将隊
二の丸では、広島城を築城した毛利輝元をはじめとした武将たちに扮した「安芸ひろしま武将隊」の殺陣(たて、Sword battle)が行われます。戦国武将や忍者の衣装を来た役者たちの演技は迫力満点。日曜日に城を訪れたら、ぜひ殺陣を見に行きましょう。
公式HP:http://hiroshima-samurai.jp/en/
10月:ひろしまフードフェスティバル
広島城の周辺で行われるグルメイベント。広島県内23の町の名物グルメの屋台が集結します。
広島城周辺の観光スポット
平和記念公園
© JNTO
平和記念公園は、世界恒久平和を祈って建設された公園。世界文化遺産の原爆ドームの対岸にあります。公園内には、原爆の惨状を伝える資料が展示された広島平和記念資料館と、原爆によって命を落とした人々を慰霊する原爆死没者慰霊碑があります。広島城から平和記念公園までは、徒歩15分ほどです。
住所:広島県広島市中区中島町1
縮景園
© JNTO
縮景園は、広島城の城主のひとり、浅野長晟(ながあきら)が、1620年につくらせた庭園。四季折々の花々が1年を通して庭を彩ります。広島県立美術館と隣接しているから、美術館鑑賞の後に縮景園散策を楽しむのもよさそうです。
入園料:一般260円、高・大学生150円、小・中学生100円
住所:広島県広島市中区上幟町2-11
公式HP:http://shukkeien.jp/
※移動時間や交通費の情報は各施設の公式サイトからの情報に基づいて掲載しています。2017年4月現在の情報です。変更になる場合がありますのでご了承ください。