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日本で楽しむ健康ベジタリアンライフ!広がりつつある菜食文化
日本ならではのベジタリアンや肉や魚・乳製品を摂らない完全菜食主義のビーガンライフの楽しみ方を紹介します。
Photo by Pixta
近年、日本でもベジタリアン(菜食)文化が注目されるようになってきました。欧米やオセアニアに比べるとまだ広くは浸透していませんが、日本ならではのベジタリアンや肉や魚・乳製品を摂らない完全菜食主義のビーガンライフの楽しみ方もあるのです。
タンパク質は豆腐や納豆から補う
肉や魚、乳製品以外のタンパク質を必要とするベジタリアン。日本では、豆腐(約80~120円/個)や納豆(約90~100円/3パック)が簡単に手に入ります。スーパーマーケットはもちろん、コンビニにも売っています。
ジュースやスムージーをテイクアウト
喉が渇いた場合は、駅構内やデパートに設けられているジュースバーで、オリジナルジュースやスムージーを気軽に購入できます。中には牛乳が入れられているものもあるので、確認したい場合は内容表示を見るか、店員さんに聞いてみましょう。
レストランメニューに載っている写真たち
おいしい食事処が多い日本。しかしその多くのレストランメニューには、「ベジタリアン」や「ビーガン」、「動物性不使用」などの記載がありません。ただ、メニューには写真が載っている場合が多く、肉類や魚類など、目で見て確認できるものもあります。もし心配な場合は、牛乳や卵などの乳製品はアレルギー表示を見るか、店員さんに聞くことをおすすめします。
デリ売り場で好きなものをチョイス
また、大型デパートの地下には、既に出来上がったおかずである「お惣菜」の売場が広く設けられています。サラダも充実していて、パック商品の注文や量り売りの注文をすることができます。ショーウィンドウに並べられているサラダから好きなものを選んで、店員さんに注文します。
迷ったり、疑問に思うことがあれば店員さんに「肉、魚なしのもの」「たまご無しのもの」などがあるかどうかを聞きましょう。
増えてきたベジタリアングッズ
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近年、東京を中心に、動物性成分のない食材を取り扱うお店が増えてきました。ベジタリアンカレー粉のほかに、生のナッツ類、豆腐製品なども売られています。
日本には、伝統のある野菜や果物、食材を使った料理方法がたくさんあります。今後食への関心がますます高まる中で、日本にもベジタリアン文化が浸透していくのではないかと言われています。
宗教事情や動物愛護のため、家畜が及ぼす環境問題の低減化のため、自身の健康のためなど、ベジタリアンという生き方を選択する理由はさまざまです。日本でもそれらの価値観に対する理解が深まれば、よりよい文化交流を促すはずです。
1992年、愛知県名古屋市出身。日本野菜ソムリエ協会認定野菜ソムリエ。アメリカ・シアトルでの生活を経て、世界の野菜や果物、菜食文化に興味をもつ。東京都在住。