1度使えば病みつきになる、中村印刷所「水平ノート」と開発の裏側
みなさんはノートをどんなふうに選びますか? 住宅街にある小さな印刷所から発売されたノートは、2016年1月に日本のTwitter上で「使いやすい!」と話題になりました。それが中村印刷所の「水平ノート」です。
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誰にも注目してもらえず、最初の売れ行きは不調

2014年に水平ノートを商品化してから、中村社長は特許を取得し、東京都庁や秋葉原、神保町の書店で販売を始めました。しかしその売れ行きは前回の展示会と同様でした。
「社運をかけた新商品にも関わらず、こんな結果に……」と諦めかけていたときに、奇跡が起きたのです。
水平ノートを使っていた”中村おじいちゃん”のお孫さんが、Twitterでノートの便利さをつぶやいたところ、すぐに情報が広まっていったのです。その後、特にデザイン系の学生から多くの注文が届きました。
「以前の売れ残りの在庫が多かったから、大量注文を受けることができたんですよ」と中村社長は笑いながら語ります。

1冊1冊、水平ノートはすべて手作業で作られています。環境への影響も最小限とするため、ゴミがあまりで出ないよう工夫も行われていて、製作工程からノートにかける思いが伝わってきますね。
よりよい書き心地を目指して

こちらは小学生のために作った「黒板対応ノート」。学生が先生の板書を全て取ることができるよう、黒板と同じ縦横比がノートに表現されています。黒板とノートの幅が異なるために書き取りが不便だった課題を、このノートで解決できるようになりました。

黒板対応ノートは、中村印刷所と「愛知県みよし市立小学校 6年2組」の児童たちが一緒に考えたものです。しかしノートにクラス名を印字することができず「m.n.e.s62」と学校の頭文字を印字しています。まるで秘密の暗号のようですね。
台湾嘉義市出身、歴史学科卒業。東京の下町に住んでいる歴女でオタクです。台湾の経済雑誌記者、台湾モスバーガー広報担当、アメリカスキンケアのマーケティングとして勤務。現在はライター、翻訳者として活動しています。休日は日本百城巡りします。
ストーリーテラーとして、自らの目で見て、聴いて、調べたことを書いていきます。1文字1文字に、心を込めています。お時間のある方は、ぜひこちらのストーリーをご覧ください。
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