旅の準備はじめよう
猫を愛する心はボーダーレス!フェリシモ猫部の活動とオリジナルグッズのショップをご紹介
日本有数の通販会社フェリシモにある部活動「フェリシモ猫部」は、商品企画のみならず、猫と人がともにしあわせに暮らせる社会を目指して、猫の保護活動の支援や里親探し、譲渡会などを実施するコミュニティ。すでにアジアを中心とした海外にも多くのファンを有する猫部についてご紹介します。
フェリシモ猫部・松本部長にインタビュー
ご自身も大の猫好きである猫部部長の松本さん。2010年に会社の部活動として、仲間6人から始まったのがフェリシモ猫部だとか。
「猫に関する商品を企画し、売り上げの一部で猫の殺処分などを減らしたい」という想いから、部活動に留まらず事業化することを目指したとのこと。穏やかな話しぶりでしたが、「恵まれない境遇にある猫たちを、なんとかして保護したい」という内に秘めた情熱が伝わってきました。
具体的な事業活動としては、オリジナル商品の企画販売(通販サイトおよび店舗)、ブログや通販などHPの運営、猫の譲渡会など里親探しの活動、動物愛護団体を支援するための基金設立などがあるそうです。
猫の保護や支援に向けた基金は、売り上げの一部が寄付されたり、毎月100円を寄付する「フェリシモ わんにゃん基金」などで集められ、2017年5月までに2億3千万円を超える額が集まったそうです。
また商品企画では、ユーザーからのアンケートを活用し、相互交流で新商品が生まれる場合も。
例えば前述のハンドクリーム(税込1,131円)は、猫部のSNS上で肉球の香りについてアンケートを取り、一番多かった「香ばしいポップコーンの香り」を目指し、何度も改良を重ね、最終的に香りの専門家からのOKを得て作られました。
おやすみニャン かわいい寝姿を自慢できる猫用和布団(税込3,879円)
こうした商品企画の際に一番大切にしていることは「猫愛・猫らしさ・猫格(猫の特性)」とおっしゃる松本さん。海外でも猫人気は高く、2016年に台湾で開催された漫画博覧会出展時には、猫好きの方が殺到したそうです。
また、フェリシモ猫部には中国語Facebookページがあり、フェリシモの越境通販サイトを通じて猫部グッズの購入も可能です。
添い猫待ち猫 ギズモさんまくらカバー(税込2,370円)
ベラルーシ共和国からの問い合わせがあったり、猫のおでこの香りを再現したファブリックウォーターが世界的な雑誌「TIME」誌電子版で紹介されたりと、グローバルな存在となっているフェリシモ猫部。これからの活動から目が離せませんね。
日本では、フェリシモ猫部の商品を店舗で購入することが可能です。大阪府と兵庫県にある以下のオススメ店舗では、上で紹介した商品も購入できますよ。
エキマルシェ大阪店
大阪駅構内にあるエキマルシェという便利なショッピングエリアにあるため、通勤帰りや旅行客で賑わうショップです。22時まで開いているのもオススメポイント。
売り場はコンパクトですが、オリジナルグッズが所狭しと並び、猫好きにはたまらない店構え。時期にもよりますが、中国・台湾などアジア各国を中心に、およそ3割くらいが海外からのお客様のようです。おみやげにと、10数個の商品をまとめて購入する方もいるとのこと。
人気商品のひとつ、日本の漫画家「山野りんりん」さんのイラスト入りTシャツ。バリエーションも豊富で価格は税込3,124円です。
猫部の商品は公式HP等で購入可能ですが、肌触りやサイズ感など、実際に試してみてから購入できるのはお店ならではです。
阪急西宮ガーデンズ店
大阪市と神戸市の中間、西宮市にある阪急西宮ガーデンズというモールの1階に全国唯一のフラッグショップがあります。インターネットで情報を得た海外の方が、はるばる訪れるそう。
売り場面積も広く、レジの上には可愛らしいウッディな演出も。撮影OKですから、他のお客様の迷惑にならない範囲で、猫グッズを写真に撮ることができます。
人気商品のひとつ、「猫の舌のしまい忘れ まち付き保存袋」は税込808円で販売されています。上の2種類は店舗限定色だそうです。
賞味期限等を考慮して、海外通販では購入できない食品も海外の方には人気があるそうです。こちらは「ミニ和風ニャシュマロ(ほうずい)」というお菓子。中に入っているのは白あんで、マシュマロの部分を固めているのは寒天(かんてん)。食べるのがちょっと惜しいくらいの可愛さですね。価格は税込1,239円。
ほかにも、期間限定店舗が国内各地に出店中です。ぜひこちらのページからチェックしてみてください。
ふわっふわ気持ちのいいー ツンデレにゃんのフェイスポーチ(税込1,239円)
商品の企画販売だけでなく、「猫と人がともにしあわせに暮らせる社会」を目指し、様々な活動を行っているフェリシモ猫部。これからも猫の保護を目指して活動の幅を広げていくのでは? と目が離せません。日本旅行の際は、ぜひ猫部の実店舗を訪れてみてくださいね。
日本文化、特に絵画や工芸品が好き。福岡、京都、大阪、ベルギー、アメリカを経て現在は神戸在住。座右の銘は「住めば都」。