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絶対見たい!札幌・藻岩山の夜景〜ビュースポット、楽しみ方、アクセス完全ガイド
日本新三大夜景の一つ「札幌」。札幌には夜景スポットがたくさんありますが、531メートルもの高さにある藻岩山から見る夜景は格別です。そこで今回は藻岩山・山頂展望台の夜景と行き方を紹介します。
大人気夜景スポット「藻岩山」
札幌市のほぼ中心に位置する「藻岩山(もいわやま)」。標高531メートルの山の頂上には、札幌の街を一望できる展望台があり、北海道を代表する夜景スポットとなっています。
市内中心部からのアクセスもよく、地元の人だけでなく国内外からたくさんの観光客が訪れる大人気夜景スポットです。
藻岩山とは
市内中心部から車で約30分の距離にある藻岩山は、夏は登山やハイキング、冬にはスキーなど1年を通してたくさんの人が訪れます。
なかでも山頂展望台から見る夜景は、函館市の函館山、小樽市の天狗山と並び「北海道三大夜景」の一つに選ばれるほどの絶景。
2015年には、札幌市の夜景が長崎、神戸とともに「日本新三大夜景」の一つに選ばれたことで、藻岩山から見る夜景がさらに注目を集めています。
そんな日本屈指の夜景を見られる山頂展望台には、人気撮影スポットの「幸せの鐘」のほか、レストランやプラネタリウムなどもあり、さまざまな楽しみ方ができるのも魅力の一つです。
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360度見渡せる夜景
山頂展望台に上がると、目の前に綺麗な夜景が広がります。展望台からは360度すべての方角を見渡すことができ、約200万人が暮らす札幌の街明かりや、その反対側に広がる山々を見ることができます。
高層ビルが立ち並ぶ都市部の夜景と、緑豊かな自然を同時に見ることができるのは、たくさんの自然に囲まれた札幌市ならではの景色です。
札幌市のランドマークである「テレビ塔」や「JRタワー」(JR札幌駅に直結したタワー)も遠くに眺めることができるので、探してみてはいかがでしょうか。
藻岩山には、以前から夜景を目当てにたくさんの人が訪れていましたが、札幌市が日本新三大夜景に選ばれたことで、さらに注目を集め、札幌観光では欠かせない夜景スポットとなっています。
幸せの鐘と愛の南京錠
山頂展望台には「幸せの鐘」があり、カップルや家族連れに人気の撮影スポットです。景色を見ながら鐘を鳴らしたカップルは、幸せになれると言われているそう。カップルで行った方は2人で鐘を鳴らしてみてください。
そして「幸せの鐘」の周りの手すりをよく見ると、たくさんの南京錠が取り付けられています。
これは「愛の南京錠」と言われていて、南京錠に2人の名前を書き込んで手すりに取り付けると、そのカップルは絶対に別れないという伝説があるのです。恋人同士だけでなく家族や友達同士にも人気なので、ぜひやってみてください。南京錠は中腹駅のおみやげ店で購入できます(税込1,000円)。
さらに藻岩山は、山頂にプラネタリウムがあるのも人気の理由の一つ。夜景を見たあとは、プラネタリウムでさらにロマンチックな空間を体感してみてはいかがでしょうか。上映時間などは、藻岩山の公式HPから確認できます。
山頂展望台への行き方
山頂展望台へはロープウェイとケーブルカーを乗り継いで行きます。まずはロープウェイ乗り場がある山麓駅を目指しましょう。
市内中心部から行く場合は、札幌市電に乗ると便利。まずは市内中心部の大通公園そばにある「西4丁目」から市電に乗り、「ロープウェイ入口駅」で下車します(200円)(※1)。
「ロープウェイ入口駅」から、無料シャトルバスに乗って山麓駅へ向かいます。ロープウェイ入口駅から山麓駅まではバスで約5分で到着しますが、歩いても10分程度で行くことができます。
※1……札幌駅から行く場合、市電「西4丁目」まで徒歩15分。また、地下鉄南北線「さっぽろ駅」から乗車し、「大通駅」下車後、徒歩1分で「西4丁目」です。
無料シャトルバスに乗ろう
無料シャトルバスの乗り場は、札幌市電「ロープウェイ入口駅」から徒歩1分のところにあり、電車を降りた交差点を東に進むと左側に見えてきます。バス乗り場を通り過ぎてそのまま歩いて山麓駅へ行くこともできますが、面倒であれば無料シャトルバスを利用しましょう。
シャトルバスは10:15から21:15まで15分間隔で運行しています。山麓駅まではバスで約5分、徒歩だと約10分で到着します。
ロープウェイに乗って中腹駅へ
山麓駅からはロープウェイに乗って中腹駅へ向かいます。山麓駅4Fにある乗車券売り場でチケットを購入しましょう。
ロープウェイとケーブルカーの往復セットのチケットがお得で、料金は大人1,700円、子供850円です。料金表には英語表記があるので日本語がわからなくても安心です。ロープウェイは15分間隔で運行していて、中腹駅まで約5分で到着します。
ケーブルカー「もーりすカー」で頂上へ
中腹駅からはケーブルカー「もーりすカー」に乗り換えて頂上まで向かいます。ロープウェイを降りたらスタッフの案内にしたがって「もーりすカー」の乗り場に向かいましょう。途中にあるおみやげ店で、先に紹介した「愛の南京錠」を販売しています。
「もーりすカー」はロープウェイと同じく15分間隔で運行していて、約2分で頂上に到着します。
山頂展望台へ行く際の注意点
山頂展望台は一年を通して営業していますが、札幌市の冬は雪がたくさん降ります。冬に行くときはできるだけ厚着をしていきましょう。
また悪天候のときはロープウェイが運休することもあります。藻岩山の公式HPに運行状況が出ているので、確認してから行くと安心です。
さらに藻岩山は、日没後から夜景を見に行く人たちでとても混み合います。ロープウェイと、もーりすカーの定員はそれぞれ約60人となっていて、一度では乗り切れずに次の車両を待つこともあります。
次の予定に間に合わなくなることも考えられるので時間には余裕を持って行きましょう。
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札幌観光に欠かせない夜景スポット
藻岩山は市内中心部からのアクセスも良く、市電に乗って約30分で行くことができます。
札幌市民にとって藻岩山は「恋人の聖地」として長年親しまれてきましたが、札幌市が日本新三大夜景に認定されたこともあり、地元の人だけでなく観光客からも大人気の夜景スポットとなりました。
札幌市に来た際はぜひ、藻岩山から札幌の夜景を眺めてみてください。家族、恋人、友達同士、たくさんの人の思い出に残る絶景が見られるでしょう。
取材協力:札幌もいわ山ロープウェイ山麓事務所