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日本みやげにもぴったり! インスタントお味噌汁の作り方
日本人に愛されている味噌汁は、今では日本国外でも人気があります。今回は、お湯を入れるだけで作れる「インスタント味噌汁」3種類と、それぞれの味噌汁の作り方をご紹介します。
Photo by Pixta
「お味噌汁」とは「お味噌」という調味料を使って作る、日本独特のスープです。日本の食堂や海外の日本食レストランに行けば、必ずメニューの中にこの「お味噌汁」が入っているはずです。
日本人はよくお味噌汁のことを「お袋=母親の味」といいます。それほど身近な料理なのですね。
けれども日本以外の国でお味噌汁を作るのは、なかなか大変です。日本のように手軽に材料を手に入れることができませんし、おいしいお味噌汁を作る方法もわかりませんよね。
そんなときは、お湯を入れるだけで作れる「インスタント味噌汁」をオススメします。日本のコンビニやスーパーにはたいてい置いてある商品で、持ち運びも簡単だし、ある程度なら保存もできます。
そんなおみやげにもピッタリの、インスタント味噌汁について本日は紹介します。
インスタント味噌汁の種類は大きく3つ
インスタント味噌汁は、その用途によって大きく3パターンに分けられます。
作るのも持ち運ぶのも簡単な「カップタイプ」、味噌の風味がたっぷり味わえる「袋タイプ」、そして長期保存にピッタリの「乾燥タイプ」です。
それぞれとてもおいしいお味噌汁であることは一緒ですが、作り方が違います。
①カップタイプ
最初から紙のカップに材料が入った、一番簡単に作れるタイプです。
カップの中を見てみると、小さな袋が2つ入っています。より小さな袋には、「調味みそ」と書かれています。味付け用の調味料です。やや大きめの袋には、「具」の文字が書いてありますね。こちらにお味噌汁の具材が入っています。
手順① カップの中に材料をすべて入れます
まずは袋の中身をすべて、カップの中に入れてください。具材もお味噌も両方です。
手順② 沸騰したお湯をカップに注ぎます
次によく沸騰したお湯を注ぎます。カップの中に細い線が入っています。これはお湯を入れる高さを示しています。カップのインスタントラーメンを想像していただけると、わかりやすいでしょう。
手順③ お湯をしっかりとかき混ぜます
正しい高さまでお湯を入れたら、今度はお箸(またはスプーンやフォークなど)で、お湯をよくかけ混ぜてください。
お味噌がお湯に溶け、具材が水分を吸い、少しずつお湯がお味噌汁に変わってゆきます。カップの底にお味噌がたまってしまうことがあるので、下のほうまでよく混ぜましょう。
手順④ 完成!
中身が十分に混ざったら完成です。簡単でしたね!
具材のワカメ(海藻の一種)が、インスタントとは思えないほどツヤツヤとしています。
②袋タイプ
大きな袋に材料の小袋が詰められた「袋タイプ」。ひとつのパッケージに材料となる小袋がいくつも入っているので、一杯あたりの値段が抑えられることも魅力のひとつです。
またこちらのタイプは多くの場合、「豆腐」や「ワカメ」など複数の具材がひとつにパッケージされています。いろんなお味噌汁を食べてみたい方にもオススメです。
カップタイプと同じように、「具材+お味噌」の組み合わせで調理します。
具材は袋の色が種類を示しており。左から「ネギ」「ワカメ」「豆腐」となっています。その日の気分で、食べたい具材を選んでください。
手順① 容器を用意し材料を投入します
カップタイプと違ってこちらには容器がついていません。スープ用のカップなど、自分の持っている容器を用意してください。
用意できたら、カップの中にお味噌とお好みの具材を投入します。お味噌は袋の中に残りやすいので、ていねいに絞ってください。
手順② 量に注意し、お湯を入れます
カップタイプとの違いは、正しいお湯の量がわかりづらいところ。パッケージには「○○ml」と数値が書いてあります。そちらの数字を目安にするか、最初は少なめのお湯で作り、味見をしながら自分に合ったお湯の量を見つけてください。
手順③ しっかりかき混ぜる
お湯を入れたら、カップタイプと同じようによくかき混ぜます。
手順④ 完成!
これで完成! 袋タイプのインスタント味噌汁は、容器がついていないので荷物になりません。おみやげにもピッタリですね!
③乾燥タイプ
小さな袋に小分けされた、乾燥タイプのインスタント味噌汁。パッケージを開けると、スナック菓子のような状態でお味噌と具材が塊(かたまり)になっています。
手順① 固まったお味噌と具材を容器に入れます
袋タイプと同様に、自分の好みの容器に塊を入れてください。
手順② お湯を注ぎかき混ぜます
お湯を注いでかき混ぜるまでは、これまでと同じです。ただし乾燥タイプのインスタント味噌汁の場合、具材を溶かすというよりも、乾燥した具材にお湯を行き渡らせなければいけません。
急がずお湯が全体に染み込むのを待ってください。
手順③ 完成!
具材がお湯を吸い、しっかりやわらかくなったら完成です。
乾燥タイプのよい所は、軽くて持ち運びに便利なこと、長期間の保存ができることです。訪日観光客の方が購入する場合、日本で食べたお味噌汁の味を、帰国しても長く楽しみたい。そんなときにはこちらのタイプがうってつけです。
手軽に日本の味を楽しむのか、おみやげとして購入するのか、自分用の帰国後のお楽しみとするのか。自分の目的に合わせて、ぴったりのインスタント味噌汁を選んでくださいね!
MATCHAで最高の仕事をしている編集・プロデューサーです。