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日本でオススメのおみやげ7選。「おいしい!」をあなたの食卓にお届け
いつも日本のおみやげにお菓子を買うという外国籍の方は、調味料やレトルト食品を買ってみてはいかがでしょう? 自分の国に帰ってからも、日本のおいしいご飯が味わえます! 本記事では、スーパーマーケットやディスカウントショップで気軽に買える食品7つを紹介します。
おみやげにもなる日本の食品
日本旅行では、自分や周りの人へのおみやげにお菓子を選ぶ人が多いでしょう。しかし、お菓子ではなく、日本食が簡単に作られる食品もオススメです。
今回は、おみやげにしたい食品7つをご紹介します。スーパーマーケット、「ドン・キホーテ」のようなディスカウントショップ、コンビニ各店など、どこにでも売っているものばかりです。国に帰っても本場の日本の味を楽しめますよ。
食べ物なので、購入時に賞味期限を確認するようにしましょう。特に要冷蔵のもの、真空パックでないもの、乾物でないものは足が早いかもしれません。
パッケージに黒で印字された数字を見ると、日本では日付のうち年が先に表記されています。たとえば、賞味期限が「12日3月2020年」の場合、「2020.03.12」となります。
お菓子じゃないけれどおみやげにしたい7食品
- 1.味噌汁
- 2.日本のスープいろいろ
- 3.レトルトの和風おかず
- 4.インスタントラーメン
- 5.寿司の素
- 6.レトルト合わせ調味料
- 7.白米をさらにおいしくする、ご飯のお供
- 8.番外編:「日本米」
1. 味噌汁
和食に欠かせないのが、味噌を溶いたスープの味噌汁。
自宅でおいしい味噌汁を飲みたいと思ったとき、自分で調理するとなると、味噌や出汁をすべて揃えないといけません。レシピを探して、ちゃんと作れるようになるまで練習するのも難しいもの。
料理好きな人ならそれでもいいかもしれませんが、苦手な人はどうすればいいでしょう?
そんなときのオススメが、インスタント味噌汁。スーパーマーケットに立ち寄れば、カップ入りや粉末などさまざまな種類が見つかります。
筆者のイチオシはフリーズドライ・タイプ。 汁とワカメ、豆腐、野菜等の具がまとめられているので、中身をお椀に開けてお湯を入れてかき混ぜるだけ。驚くほど簡単においしい味噌汁ができます。
値段は1食分100円程度。1袋タイプやパック入りタイプがあります。写真の5袋入りパックは451円で、1杯分に換算すると100円以下です。
2. 日本スープいろいろ
多くの訪日観光客がハマる和食に、鍋があります。用意したスープに野菜や肉をお好みで入れるだけ。鍋はとても簡単にできます。
しゃぶしゃぶが好きな人は、薄切りの肉を用意するのもいいでしょう。ただし、問題は鍋のスープ。レシピはどこにあるのでしょうか?
すでに味付けされている鍋の素を買ってくれば、簡単に解決できます。
魚介系和風スープ、すき焼きのタレ、とんこつスープ、ちゃんこ鍋スープ 、豆乳鍋スープ、味噌味スープ、キムチ鍋スープなど、さまざまな味のものが販売されています。ストレートの液体タイプは、鍋に入れて具材と煮込むだけで食べられます。値段は300~400円ほどです。
おみやげをカバンに詰めて飛行機に乗る人にとって、ストレートの液体タイプはちょっと不便かもしれません。
そんなときは、水で薄めて使う濃縮タイプがオススメ。小袋や小さい容器に入って販売されています。小袋入りの焼きあごだし鍋スープ(写真右)は、4人前4袋入りで268円、容器入りの寄せ鍋スープ(写真左)は、6人前6個入りで同じく268円です。
「出汁から作りたい」という料理好きの人もいるでしょう。しかし、日本国外では出汁をとるための鰹節や昆布が販売されていない場合も。
そんなときは"つゆ "と呼ばれる、濃縮タイプの出汁つゆの素を買えば大丈夫です。使い方は水で薄めて、好みの調味料で味を調えるだけと簡単です。
うどん・そば、しゃぶしゃぶのつけだれのほか、和風の煮物料理の味付にも使えます。
3.レトルトの和風おかず
一番手軽で便利なのは、料理済みの料理を買って家で食べること、ですよね?
そんな人のために、綺麗に梱包された調理済のおかずも販売されています。パウチタイプ、箱詰めタイプ(袋詰めにされて箱に入っているもの)、缶詰タイプがあります。
値段は100円前後から数百円するものまでさまざまですが、どれも家で温めるだけ。
レトルトパウチタイプは、沸騰しているお湯に直接入れて温めます。パッケージの日本語が読めない人は、袋を開けてお皿や器に移してからレンジで温めるのが無難です。
写真の商品は98~300円の缶詰タイプ。にしんの蒲焼、赤貝の煮付け、ブリトロ大根です。袋入りタイプは324円のさんまの蒲焼です。
4. インスタントラーメン
日本のインスタント麺をおみやげに買ったことがある人もいるでしょう。お手軽さを重視する人ならカップ麺タイプ。お湯を入れて3~5分待ったら 、おいしいラーメンやうどん、そばが完成します。
持ち運びやすさ重視なら、袋麺タイプがよいでしょう。鍋で煮てお好みの具を添えれば完成です。
上の写真はカップの塩ラーメン 、袋麺タイプのとんこつラーメン、そして少し珍しい袋麺タイプの冷やし中華です。
この冷やし中華は麺を茹でて冷水で洗い、タレと混ぜていただきます。タレを冷蔵庫で冷やしておくとさらにおいしい! 値段はそれぞれ90~150円程度です。
もうひとつのオススメは、冷蔵コーナーに置かれている要冷蔵のインスタントラーメンです。生麺または半生麺が濃縮スープと一緒に包装されています。
なかには有名なラーメン屋の味を再現したものも。写真の商品は「しば田」という東京にある有名店が監修しています。値段はちょっとお高めの355円(2人前)ですが、生麺ならではのもちもちとした食感が味わえます。
※こちらの商品は要冷蔵です。帰国する前日に買ってホテルの冷蔵庫に入れておくか、帰国する当日に買って、帰国したらすぐに冷蔵庫に入れてください。移動距離が長いところに住んでいる人は、安全のためにこのタイプの購入は避けた方がいいでしょう。
5. 寿司の素
和食を語るうえで寿司は外せません。作るのが難しく、お店でしか食べられないと思っている人もいるかもしれません。
しかし、日本には自宅でも簡単に酢飯ができる酢飯の素が売られています。酢飯を作ったら、好きな具材を乗せるだけで寿司の完成です。
オレンジ色の袋は、寿司に必要な酢飯を作る粉末状の酢飯の素(150円)です。酢飯の素大さじ1杯と温かいご飯300グラムを混ぜ合わせるだけで、酢飯ができあがります!
もうひとつの白い袋は、五目ちらし用の具材入り調味酢(2袋入り139円)です。1 袋と温かいご飯150グラムを混ぜ合わせたらちらし寿司の完成。あとは刺身用の生魚や玉子焼き、天ぷら、エビなど好きな具材を乗せてください。
家族で握り寿司を作るのも楽しいですし、握るのはちょっと……という人は、器に酢飯をよそって具材を乗せ、ちらし寿司にすればOKです。
6. レトルト合わせ調味料
「和食を作るのは難しい」と言ったのは誰でしょうか? レトルトの合わせ調味料があれば、和食作りは簡単です!
レトルトの合わせ調味料とは、自分で何かを足す必要がない調味料のこと。野菜や肉を用意し、合わせ調味料を加えて加熱すると、おいしい料理ができあがります。
写真内の黒い箱は、日本カレーのカレールー (332 円)。好きな具を炒めたら水を加えて煮立たせ、カレールーを入れて溶かし、もう一度煮込みます。これだけで日本のカレーが完成。
赤い箱の方は、液体の松茸釜飯の素 (473円)。お米3合 (450グラム)と調味液を炊飯器に入れて炊けば、おいしい松茸釜飯ができます。
日本でも比較的新しい商品がこちら、電子レンジ専用の調味料入りパウチです。
写真のパウチの中には、豚チャーシュー用の調味ソースが入っています。自分で豚肉250グラムを用意し、豚肉にフォークを刺して穴をあけてパウチに入れます。ソースが肉に浸み込むよう、よく揉みましょう。
あとはパウチの表面が上になるようにして電子レンジに入れ、8~9分ほど加熱するだけで、豚チャーシューがあなたの食卓に!
※危険防止のため、裏面の注意書きに従って作りましょう。
7. 白米がさらにおいしくなるご飯のお供
白米を飽きずに食べられるようになる、ご飯のお供2つを紹介します。
ひとつ目は、ふりかけ 。日本人がご飯の上にかける味付きの粉末で、ご飯に混ぜ込んでおにぎりにすることもあります。
味は海苔、玉子、シャケ、すき焼き、わさび、明太子など、ほかにもたくさんあります。
店頭での値段は大袋なら100円程度、小袋がいくつも入ったバラエティパックタイプは20袋ほど入って200~300円程度です。
もうひとつはお茶漬けという、日本のお粥の素です。
袋の中には粉末スープとねぎ、海苔、乾燥肉などの具が入っています。食べるときはご飯を器によそってお茶漬けの素をかけ、上からお湯をかけます。粉末スープがお湯に溶けたらできあがりです。
写真の大きい方の袋は東北地方の名物3種で、ほたて、牛タン、うにが2袋ずつ入っています。値段は756円。小さい方は、ゆず風味のお茶漬けの素で、3袋入り250円です。
番外編:日本米
和食をおいしく食べるうえで重要なのが、お米です。
日本では米の品種ごとに味や柔らかさなどが異なり、さまざまなブランド米が売り出されています。
大きくて重い米袋をもって帰るのは大変ですが、日本には2合分(300グラム)ずつお米をパックしたものがあります (値段は300円~、品種やメーカーによって異なります) 。
品種は、こしひかり、ひとめぼれ、ゆめぴりか、つや姫 、あきたこまち等。小さいパックは少々見つけづらいかもしれませんが、スーパーやドン・キホーテで探してみてくださいね。
家に炊飯器がない、もしくはご飯を炊くのが面倒だけれども、味噌汁やおかずとともに白米を食卓に並べてみたい、という人へ。
レトルトご飯を買って帰るという手がありますよ。お米の品種まで選べることも。とり釜飯やドライカレー等のような調理済みのご飯まであります。
値段は100円~、味やメーカーによって異なります。
日本の献立を自宅で楽しもう
食べ物は、自分も周りの人にとっても嬉しいおみやげ。いつもはお菓子を選んでいた人も、次回日本を訪れたら、持ち帰れる日本のおかずやラーメン、白米を探してみませんか?
旅行のよい思い出になりますし、おみやげをもらった人は日本や日本食を好きになってくれるはずです。