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東京駅前でランタン?MATCHA編集部が夢見る東京のイベント5選
日本各県からの人口流入と訪日観光客の激増にともなって、東京にはこれまでになく多くの人が集まるようになりました。浅草や渋谷、東京駅、目黒川、記念公園などの人気の観光スポットでは、人気の季節やイベントがあると非常に多くの人が集まり、混雑します。しかし、もしそこに人がいなかったとしたら、あなたは何をしたいですか?
人口密度が1平方キロメートルあたり9,000人以上、訪れる訪日観光客が毎年約1,400万に達する東京。世界都市ランキングでは4位を誇ります。人の多い東京のなかでも、以下の5つのスポットはとくに人気の観光地。1日中多くの人が訪れます。
・浅草寺雷門
・渋谷スクランブル交差点
・昭和紀念公園
・東京駅前広場
・目黒川河川敷
もし、これらの人気の観光地から人がいなくなって、自分の好きなことができたら……。どんなことをやってみたいだろうか、と考えたことはないでしょうか?
今回は、5つのスポットでやってみたら面白そうなことを紹介。MATCHA編集部員のデイドリームですが、いつか実現してみたいですね!
1.ヨーイドン!「浅草寺雷門」からスタートする陸上競技
浅草でぜひ訪れたいスポットが、浅草寺の雷門と仲見世通り商店街。昼夜問わず観光客で賑わっており、カメラやスマホで写真撮影している人が多数います。古きよき浅草の下町で、雷門からスタートする陸上競技大会があったとしたら? 多くの人がエントリーするでしょう!
コースは、雷門から浅草寺の北側にある裏浅草まで。浅草の賑わいと、裏浅草の静けさを感じることができる、理想的なコースです。
浅草寺は、日没から23:00ころまでライトアップされます。灯りに照らされた境内はロマンチックな雰囲気。実際に浅草寺に訪れるときは、ライトアップの時間もオススメです。
浅草寺周辺のおすすめホテル
2.「渋谷スクランブル交差点」でドッチボール
1日約50万人が利用するとされる、渋谷スクランブル交差点は、交通量世界一の交差点と呼ばれています。1回の横断は1,000人以上にのぼるといわれ、信号が青になると四方八方から人が移動します。
この交差点の形状をうまく利用すれば……、渋谷の景色を背景に、世界をあっと驚かせるドッチボール大会ができるのではないでしょうか!
最近、渋谷にはつぎつぎと新しい商業施設が誕生しています。商業施設「渋谷ストリーム」や、渋谷でもっとも高いビル「渋谷スクランブルスクエア」は、渋谷の新しいシンボルになりつつあります。
スクランブル交差点で写真を撮ったあとは、日本の若者たちが注目する、これらの新スポットにも足を運んでみてください。
渋谷スクランブル交差点周辺のおすすめホテル
3.イチョウ満開の「昭和記念公園」で大縄跳び!
立川市にある「昭和記念公園」は1年を通して花々が咲き誇り、東京にいながら大自然に触れられるスポットです。春にはサクラやナノハナ、夏にはヒマワリ、アジサイ、秋にはコスモス、イチョウ、モミジ類、冬にはウメやサザンカを鑑賞できます。
四季折々の花が楽しめる昭和記念公園ですが、イチョウが黄色に染まる秋はもっとも観光客が増えるシーズンです。
一列に並んだイチョウの木と、黄色い葉っぱが輝く様子を見れば、「きれい」と言葉をこぼさずにはいられないでしょう。そして、ポケットからスマホを取り出して思わず写真を撮りはじめるでしょう。
黄金に輝くイチョウ並木の下で、大縄跳びパーティができたら素敵です。地面を蹴るとイチョウの葉が舞い散り、躍動感あふれた幻想的な風景になると思います。
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4.雨上がりに「東京駅前広場」でランタン飛ばし
東京駅は、JR東日本、新幹線、東京メトロ丸ノ内線の各線が走る交通の要所です。1日あたり3,000以上もの電車が運行するとされ、ここから日本中に行くことができると行っても過言ではありません。
駅の丸の内口の東京駅の大ロビーは、建築家辰野金吾(たつのきんご)がデザインしたもの。新古典主義の赤煉瓦式建築で、落ち着いた重厚な雰囲気が漂います。
もし、東京駅で夢を叶えることができるなら、筆者は大雨が上がった夜に、駅が反射する水たまりに立ってみたいです。美しい景色は、忘れることのできない思い出となることでしょう。
そこに、ランタンを飛ばすことができたら……。水たまりにきれいに映し出される世界には、きっとランタンが映えるでしょう。そしてその絶景は、ランタン祭りで有名な台湾の平渓天燈祭(Pingxi Tengu Festival)のスケールを超えることとなるでしょう。
5.桜舞い散る「目黒川」でドラゴンボート大会
目黒川沿いは、約3.8キロメートルにわたって約800本の桜が植えられた桜の名所。春になると、まるでピンク色の龍が現れて、頭や尻尾をふって客の目を楽しませているかのようです。
川の両側には、和風レストランや居酒屋、イタリアンレストランが軒を連ね、おいしい料理を提供してくれます。
夕日が沈む頃、目黒川では桜のライトアップが行われ、「夜桜鑑賞」を楽しめます。昼間とは違った優雅な空間が広がり、ロマンチックな雰囲気に包まれます。もし、きれいな目黒川でドラゴンボート大会(※1)ができれば、屈原(※2)もきっと参加することでしょう。
※1:ドラゴンボート:台湾では端午の節句にドラゴンボートを行う風習がある。
※2:屈原(くつげん):中国戦国時代の政治家。台湾では端午の節句に屈原をしのぶ風習があり、ドラゴンボート大会の起源となった人物。
まとめ
台湾では「夢に希望がついてくる」とよくいわれます。今回ご紹介したのは、MATCHA編集部員の夢物語ですが、どれも実現できたら楽しそうですよね?
紹介したものは、そのスポットのよさを最大限に発揮できるものばかり。未来のいつかに、このような夢が現実となったらいいですね!
Illustration courtesy of Rainwood
Pictures courtesy of Pixta
現在はMATCHAの台湾版編集者を務めています。台湾の彰化県出身で、過去台湾で日本人向けの可能ガイドや日本のテレビ局での取材コーディネーターに従事していました。旅行プランの立案が得意で、特に食べ物や温泉などに関連する観光スポットが得意分野です。趣味は写真を撮ることで、特に食べ物やポートレートの写真が好きです。バーや居酒屋などおじさんがよく行くところが好きなので、「MATCHAおじさん」と自称しています。