熊本の人気者・くまモンに会おう!スポット・活動秘話
熊本が生んだ人気キャラクター・くまモン。日本のみならず海外にも活動の幅を広げています。本記事では熊本県内でくまモンに会えるスポットや、知られざるくまモンの活躍を紹介。これを読めばあなたも、くまモン博士になれるかも!
熊本が生んだ人気キャラクター・くまモン
くまモンといえば、九州地方の熊本県が生んだ人気キャラクターです。熊本県のPRキャラクターとして活動しているくまモン。日本国内で多くの人に慣れ親しまれ、近年では海外での知名度も急上昇中です!
本記事では、熊本県内でくまモンに会えるスポットや、くまモンの行っているさまざまな活動について紹介します。これを読めば、くまモンへの理解が深まること間違いありません!
くまモンとは
くまモンの誕生日は、福岡から鹿児島までを結ぶ、九州新幹線の全線開業日と同じ3月12日。"熊本の人"を熊本弁にしたときの「熊本者(くまもともん)」が名前の由来です。
やんちゃな男の子で、身長と体重はヒミツ(一説には、熊本のおいしいものを食べ過ぎてぽっちゃりになってしまったとか……)。
性格は好奇心いっぱい。「身近にあるサプライズ&ハッピーを見つけて、全国のみんなに知ってもらうこと」が特技だそう。
そんなくまモンですが、じつは、熊本県知事から「熊本県営業部長兼しあわせ部長」に任命された、公務員なんです!
登場以来、くまモンは県の営業部長として、日本各地で熊本県の観光や農産物のPR活動を行ってきました。広報活動だけでなく、オリジナルのダンス「くまモン体操」を元気いっぱいに踊ったり、日本さかな検定3級や将棋アマチュア初段の資格を取得するなど、毎日アクティブに活動しています!
くまモンスクエアでくまモンに会おう!
熊本市の「くまモンスクエア」は、そんなくまモンに実際に出会えるスポット。熊本城や上通り(かみとおり)・下通り(しもとおり)といった熊本のメインストリートにも近く、熊本市内を訪れたらぜひ立ち寄りたい場所のひとつです。
ここは、くまモンの活動の拠点。くまモンが各地を訪問したときの記念写真やグッズが展示され、訪れた人は、これまでのくまモンの軌跡について知ることができます。また、くまモンのグッズや熊本の物産品を販売するコーナーもあるから、おみやげの購入もできますよ!
「くまモンの営業部長室」というくまモンの執務室まであります。デスクにある電話も、くまモンをモチーフにしたオリジナルです!
週に5日はくまモンが実際に在室しています。ステージでダンスを披露してくれたり、来場者とふれあってくれたりすることも。
「くまモンに会いたい!」という人は、くまモンスクエア公式HPに表示されている、くまモン在室スケジュールを確認してから訪れましょう。カレンダーに記載された時刻に、くまモンに出会えますよ!
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復興支援を行い、熊本の心の支えに
2016年4月14日と16日、熊本では震度7を記録する大きな地震が発生しました。熊本城をはじめ多くの民家が倒壊し、熊本が甚大な被害を受けた地震です。
震災直後、くまモンは活動を休止。くまモンと活動をしてきた関係者は「くまモンと被災地に出向いてみんなを勇気づけたい」という気持ちと、「みんなが大変なときに出ていかないほうがいい」という気持ち、その両方のあいだで揺れ動いたと言います。
自宅から避難所へ逃れたものの避難所暮らしに疲れてしまった人、将来を考えられなくなった人もいたほど、深刻な被害状況だったからです。
一方、全国では震災直後から、くまモンと熊本を応援する活動が広まっていきました。ツイッターのハッシュタグ「#くまモン頑張れ絵」の一大ムーブメントもそのひとつ。漫画家たちがくまモンのイラストを描いてツイッターに投稿し、熊本を応援してくれたのです。
葛藤の後、くまモンは熊本のみんなを元気づけるために、地震から3週間後に活動を再開。被災地の子どもたちの元へと出向き、ボランティアの激励も行いました。震災2ヶ月後にはTwitterも再開しました。
震災後の活動を通して、くまモンは熊本県民の心の支えとなっていきました。
全国の被災地で復興支援を呼びかけ
熊本が震災から復興しつつある現在、くまモンは日本各地の復興支援イベントに出向いています。熊本だけでなく、全国の地震や水害の被災地の復興支援を呼びかけているのです。
震災を経て、熊本県民みんなの支えになったくまモン。震災を乗り越えた熊本の魅力や、日本の被災地支援をPRすべく、今日もくまモンは活動を続けています。
Written by Shuhei Yagishita
Sponsored by Kumamoto Prefecture
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