地域の魅力を発信!人々に愛されるご当地キャラクター紹介
訪日観光客の中には、日本のアニメやキャラクターが好きで訪れた方もいるでしょう。さまざまな種類がある中、都道府県や市町村をPRするために生まれた「ご当地キャラクター」も人気です。今回は、熊本県の「くまモン」を始めとしたご当地キャラクターを紹介します。
地域のPR担当「ご当地キャラクター」
日本生まれのキャラクターを、みなさんいくつご存じですか?
ハローキティやドラえもんなど、国内外で有名なキャラクターはたくさんいます。中でも今回紹介するキャラクターは、大きな使命をもって誕生した「ご当地キャラクター」。都道府県や都市などの地域をPRするために生まれた、シンボルマスコットです。
ご当地キャラクターの数は数え切れないほど。本記事ではいくつかピックアップして紹介します。
熊本県「くまモン」
世界中で人気を博している、くまモン。九州地方の熊本県をPRするため、2010年に活動を開始しました。
くまモンの人気は、活動開始から9年が経過した今も衰えません。日本全国だけでなく、世界各国へ出向いて熊本県の名物や大自然の様子をアピールしています。その愛らしい外見につい注目してしまいますが、くまモンが宣伝する熊本県の魅力も、ぜひチェックしてみてくださいね。
千葉県成田市「うなりくん」
Picture courtesy of Shochiku
成田空港のある千葉県成田市をPRする、うなりくん。成田市のシンボルといえばやはり、空の玄関口成田空港です。成田市の特徴を表現するため、うなりくんは飛行機の形をしています。
また、この地域には、千年以上の歴史をもつ「成田山新勝寺」があります。古くからこの地域では、お寺の参拝者へうなぎ料理を提供していました。うなぎ料理は現在でも、成田市の名物品として親しまれています。
うなりくんのモチーフは飛行機と、名物のうなぎです。お腹には「成田」の名札をつけ、成田市のPRに励んでいます。特にYouTubeでは活動報告や曲を披露するなど、見ている人が楽しみながら成田市を知ってもらえるよう積極的に活動しています。
埼玉県深谷市「ふっかちゃん」
Picture courtesy of Fukaya City
YouTubeで活動しているキャラクターの中には、埼玉県深谷市のふっかちゃんもいます。深谷市の名物「深谷ねぎ」を角にもつ、ウサギとシカを合わせたようなキャラクターです。深谷市の花、チューリップの形をしたボタンも胸についており、とてもかわいらしい印象。
Youtubeの中でふっかちゃんは話しません。ジェスチャーと字幕で、愛らしい様子を見せてくれます。ふっかちゃんが一生懸命動く様子を、ぜひ見てみてください。
地域の名物がわかる!?特徴的なご当地キャラクター
うなりくんやふっかちゃんに見られるように、ご当地キャラクターの面白さは、その地の名産品をモチーフに作られていること。
食べ物から発想を得たキャラクターが多くを占めますが、奈良市観光協会のマスコットキャラクターしかまろくんは、奈良公園やその周辺に多く生息する鹿がモデル。必ずしも食べ物というわけでもありません。
日本旅行をするときは、訪れる場所のご当地キャラクターを調べてみると、その地域のシンボルや名物がわかるかもしれません。
地域の人々にも愛されるご当地キャラクター
地域のPRに大忙しのご当地キャラクター。しかしその役割は、PRだけに留まりません。
たとえば、くまモンは、2016年4月14日と16日に発生した熊本地震の後、被災した方々が集まる避難所を訪れ、人々の心を癒やすことに尽力しました。震災後も復興イベントに参加したり、支援活動を行ったりと被災した人々のサポートに貢献しています。地域の人々が安全に暮らせるような活動も行っているのです。
ご当地キャラクターは、魅力的な外見だけでなく、地域のために活躍する様子が人々の心をつかむのかもしれません。日本を旅行する際は、ぜひご当地キャラクターにも注目してみてください。
Written by Shuhei Yagishita
Sponsored by Kumamoto Prefecture
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