四季の景観と伝統料理を楽しもう。熊本県の見どころ6つ
人気のキャラクター、くまモンが営業部長を務める熊本県は、熊本城や温泉郷など観光に魅力的なスポットが点在する地域。中でも今回は、地域ならではの豊かな自然や郷土料理を厳選して紹介します。
大人気「くまモン」がPRする熊本の魅力とは?
国内外で人気のキャラクター、くまモン。実はくまモン、熊本県の営業部長として、県の観光や物産のPRを行う公務員なのです!
くまモンが宣伝する熊本県は、九州地方の中部にある県。大自然が満喫できる阿蘇山や、火山がもたらした温泉、桜や紅葉などの四季の楽しみも詰まった魅力あふれる県です。
今回は、その魅力の一部をご紹介します。
1.信仰の対象でもあった阿蘇五岳・根子岳
Photo by Pixta
根子岳(ねこだけ)は、阿蘇五岳(あそごがく)と呼ばれる山々の1つです。阿蘇五岳とは、活火山・阿蘇山の中核になる5つの山の総称。古くから信仰の対象として人々に崇められてきました。
根子岳の特徴は、ギザギザとした山の形です。この背景には悪いことをした根子岳を、神様が叩いたことから出来上がったという神話が残されているそう。古くから人々の興味を引いていました。ちなみに名前の由来は、この特徴的な山の形が猫に似ていることからといわれています。
標高は1,433メートル。登山をしても、遠くから眺めても迫力があります。
2.豊かな土壌が作り出す山吹水源
Picture courtesy of Kumamoto Prefecture
毎分30トンもの湧水量を誇る山吹水源。木々に囲まれた静かな場所にあり、周辺には神秘的な雰囲気が漂っています。透き通った水面には木々の緑が映り、知る人ぞ知る撮影スポットです。
水汲み場も用意されているので、ペットボトルなど持参すれば、山吹水源の清らかな天然水を持ち帰ることができますよ。
3.壮大な一本桜、一心行の大桜
Picture courtesy of Kumamoto Prefecture
樹齢約400年、高さ14メートルにもおよぶ一心行の大桜は、熊本県内でもトップクラスのお花見スポット。黄色い菜の花畑に囲まれて1本の大桜が咲き誇る様子は、人々の心を惹きつけます。
見ごろは3月下旬~4月上旬。満開の時期に合わせ夜間のライトアップも行われます。
4.華やかに色づく熊本県庁プロムナードのイチョウ並木
熊本県庁の正門「熊本県庁プロムナード」には50本以上のイチョウの木が道のわきに植えられ、並木道を作っています。毎年秋になるとイチョウが黄金色に色づき、辺りを美しく染めあげます。
木々を彩る紅葉も綺麗ですが、葉が地面に落ち、絨毯が敷かれたように地面を覆う様子も見逃せません。ライトアップも行っているので、昼と夜で訪れても違ったよさを楽しめますよ。
紅葉の時期は散策する人や写真撮影に訪れる人も増え、またデートスポットとしても人気があります。
5.代表的な日本の原風景・扇棚田
Picture courtesy of Kumamoto Prefecture
棚田とは、山の斜面を階段状にして作られた水田のこと。山の多い日本では平地の少ない地域も多く、斜面を崩し階段状にすることで平地を作っていました。昔から山間地域でよく作られていたこともあり、日本の原風景といわれています。
扇棚田は、棚田の中でも美しい景観「日本の棚田百選」に選ばれた絶景スポット。扇形の棚田の間には背の高い杉の木が植わっており、フォトジェニックでカメラマンにも人気のある景観です。
また上流の山吹水源から水田へと導水し、米作りを行っている点も扇棚田のポイント。おいしい米は、おいしい水から作られます。地形を生かした米作りは、「日本のうまい米づくり100選」にも選ばれました。
6.受け継がれた郷土料理・高森田楽
Picture courtesy of Kumamoto Prefecture
高森田楽は、根子岳を町のシンボルにもつ高森町に伝わる郷土料理です。田楽とは豆腐や里芋などに串を刺し、味噌をつけて焼いた料理のこと。とくに高森田楽では、この地域でしか取れない里芋の一種「鶴の子芋」が食べられます。
食材が囲炉裏で焼かれている様子は食欲もそそられますよ。ゆず味噌や山椒味噌など、味噌の種類もいくつかあります。
ここだけの体験を探しに訪れてみよう
この地域が作り出した自然や伝統、その魅力を伝えるご当地キャラクターくまモン。熊本県の魅力を肌で感じに、ぜひ訪れてみてください。
Written by Shuhei Yagishita
Sponsored by Kumamoto Prefecture
©2010 kumamoto pref. kumamon