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ヴィンテージ日本酒の歴史
ヴィンテージ日本酒とは…酒蔵によって定義が異なります。日本人でも知らないヴィンテージ日本酒を見ていきましょう。
ヴィンテージ日本酒とは
ヴィンテージ日本酒とは定義がありません。酒蔵によっては1年以上や、ヴィンテージ日本酒を研究する団体は3年以上といいます。
熟成の変化とは?
作り立ての日本酒は、ほぼ無色透明です。年月が経つとアミノ酸と糖が化学反応(メイラード反応)を起こし、色は赤茶や黄色へ。味わいは、銘柄によってはまるで白ワインのもの、また、まるで紹興酒のものなど様々です。
変化具合は?
まず、日本酒とはお米を使用するのですが、削ってから使用します。このどのくらい米を削るかによって変化も変わります。また、酒蔵が使用している水の成分にも影響します。
ですが、まだまだヴィンテージ日本酒は研究段階です。ヴィンテージ日本酒に熱心な酒蔵が、どのような仕込みにするとどのような味わいのヴィンテージ日本酒になるのか予想できるようになってきました。(多くの酒蔵は予想もつきません。ある種のロマンスも感じます。
歴史は?
ヴィンテージ日本酒が登場する最も古い文献は、鎌倉時代(1200年頃)に書かれた仏教の僧の手紙とされています。その後、江戸時代の各文献の中にも熟成酒が登場し特別な日本酒として珍重されていたことがわかります。
しかし1890年頃、政府が財政の安定化のため酒蔵に対し酒税法を改悪。販売量でなく生産量に対して高い税を課しました。そのため、熟成酒を貯蔵することが困難となる時代を迎えました。1944年に酒税は改正されましたが、引き続きの物資不足に加え、美味しい新酒づくりのための精米技術の発達により、時間のかかるヴィンテージ日本酒は過去の物となってしまいます。その後、ようやくヴィンテージ日本酒造りに取り組める環境が整い始めると、高品質なヴィンテージ日本酒を製造する酒蔵が出始めました。
ヴィンテージ日本酒が楽しめる場所!
株式会社匠創生は10年以上熟成された日本酒、焼酎、梅酒、泡盛を全国の酒蔵から集め、ワインソムリエが美味しいと厳選した銘柄を「古昔の美酒(いにしえのびしゅ)」という古酒ブランドで展開しております。 日本人でも10年以上熟成された日本酒を知る人は少ないでしょう。 知られてはいませんが、日本の皇室の儀礼でも使用されています。 匠創生は2つの直営店舗を持っています。 ①青海波 古酒の舎 1階 熟成酒のギフトセットを免税で販売しております。 2階 淡路産の食材を使用した料理と古昔の美酒の飲み比べを楽しめます。 ②古酒の舎 表参道店 ギフトセットの販売 日本産の熟成酒の世界をぜひお楽しみください。