旅の準備はじめよう
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長野市の気温や天気、年間の特徴を詳しく解説!春夏秋冬の気候や平均気温、降水量から、季節ごとのおすすめ服装や観光の注意点まで網羅。旅行計画や観光前に知っておきたい寒暖差や積雪情報を分かりやすくまとめました。
長野県は内陸に位置しており、標高の高い地域が多いのが特徴です。市街地である長野市・松本市などは、周囲が山々に囲まれた盆地に位置しているため、夏は気温が上がりやすく、冬は放射冷却の影響で厳しい冷え込みが見られます。
一方で高原リゾート地として知られる軽井沢や上高地などは標高が高く、夏でも比較的涼しいので避暑地として人気があります。また、長野県は年間を通して湿度が低く降水量も少ないのが特徴です。
とはいえ、夏場は猛暑日になることもあり、冬場は日本海側の風が入り込む地域を中心に大雪に見舞われる場合があります。四季の移ろいがはっきりしており、特に春は日中と朝晩の気温差が大きく、夏は強い日差しの日がある一方で夜は涼しいので秋の紅葉が非常に美しいのが特徴です。しかし、冬は路面凍結や積雪に注意が必要です。
長野県では、標高や地形によって気温が大きく変化します。例えば、長野市など市街地の年間平均気温はおおむね11〜13℃ほどといわれ、夏には30℃を超える日が続くこともあります。一方で、冬の冷え込みは厳しく、最低気温は氷点下になる日が珍しくありません。
高原地帯(軽井沢や上高地など)では、同じ長野県内でもより涼しく、夏場の最高気温は25℃前後にとどまることが多いです。逆に冬は標高が高い分、冷え込みがさらに強まるため、氷点下10℃近くまで下がることもあります。また、長野県は年間を通して降水量が比較的少なく、空気が乾燥しやすい傾向があります。
夏でも熱帯夜になることはあまりなく、夜は涼しく過ごしやすいでしょう。ただし、冬の路面凍結や積雪には十分注意が必要です。
Photo by AC (長野市中条地区・5月初旬)
気温の特徴
3月から5月にかけて、長野には本格的な春が訪れます。標高の低い地域から桜が咲き始め、4月中旬〜下旬にかけて見頃を迎える場所が多くなります。ただし、この時期は1日の寒暖差が大きく、朝晩は気温が5℃前後まで下がる日もあります。
そのため、平均的には下記を目安にするとよいでしょう。
・平均最高気温:約15〜20℃
・平均最低気温:約2〜7℃
おすすめの服装
朝夕は冷える日もあるため、ジャケットやセーター、薄手のコートなどを用意するのがおすすめです。日中の暖かい時間帯はセーターやシャツ1枚でも過ごせますが、春先は風が強い日もあるため、寒い時のためにウインドブレーカーがあると便利です。
Photo by AC (大座法師池)
気温の特徴
6月から8月の長野市内は、東京などと同様に真夏日や猛暑日になることが珍しくありません。日中は30℃を超えることもあり、盆地特有の暑さで蒸し暑く感じる日もあります。ただし、内陸性気候のため夜は気温が下がりやすく、熱帯夜になることはほとんどありません。
・平均最高気温:約25〜30℃
・平均最低気温:約15〜20℃
おすすめの服装
日中は半袖や薄手のシャツで十分ですが、夜には上着があったほうが安心です。標高の高い地域を訪れる場合は日中でもひんやりと感じることがありますので、軽く羽織れるカーディガンやパーカーを用意しましょう。
Photo by AC (裾花渓谷)
気温の特徴
9月から11月にかけては、秋らしい爽やかな気候へと変わっていきます。標高の高い地域では9月下旬から紅葉が始まり、10月には市街地でも美しい紅葉が広がります。
一方、この時期は急速に気温が下がり朝晩は10℃を下回ることも多い日が続きます。
・平均最高気温:約15〜20℃
・平均最低気温:約5〜10℃
おすすめの服装
セーターやカーディガン、ジャケットなどの羽織りを重ね着できるように準備しておくと安心です。昼間は比較的過ごしやすい気温ですが夜になるとぐっと冷え込むので、調節しやすい服装がおすすめです。
Photo by AC (霊仙寺湖)
気温の特徴
12月から2月にかけて長野は周辺の県と比べても寒さが厳しく感じられます。特に1月は最も寒い時期で、平均最低気温は-4℃最高気温は3℃ほどになることもあります。中でも、標高の高い地域では、-10℃近くまで冷え込むことも珍しくありません。積雪が多い地域もあり、道路が凍結する場合があるため注意が必要です。
・平均最高気温:約0〜5℃
・平均最低気温:約-5〜0℃
おすすめの服装
防寒対策が必須となる季節です。ダウンジャケットや厚手のコートはもちろん、マフラーや手袋、帽子など防寒具もそろえておきましょう。凍結や積雪がある場合は、防水仕様の靴や滑り止めのついた靴を用意すると安心です。
1月が最も寒い時期で平均最低気温は-4℃、最高気温は3℃です。特に早朝と夜間は冷え込みが強く、注意が必要です。
長野県は内陸性気候のため、放射冷却が強く、冬は寒さが厳しいです。また、標高の高い地域が多いことも低気温の原因です。
北海道の方が全体的に寒いですが長野県の山間部や高原地域では、北海道並みの寒さを感じることもあります。
地域によりますが、平地では11月下旬から降雪が始まり、12月には本格的な雪の季節を迎えます。
軽井沢や上高地などの高原地域は、夏でも最高気温が25℃前後と涼しく、避暑地として人気があります。
平地では3月下旬から雪が解け始め、高原地域では4月中旬まで残雪が見られることがあります。
長野県は盆地特有の夏の暑さや冬の寒さ、そして標高の高い地域の爽やかな気候などさまざまな気候条件が魅力の1つです。旅行や観光で訪れる際は、季節や訪問先の標高に合わせて服装や装備を準備しましょう。
特に冬季は積雪や路面凍結があるため、最新の天気予報をこまめにチェックし安全に過ごせるよう対策をとってください。
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