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今回は昔ながらの自然と日本神話にまつわる伝承の多いスポット、高千穂の魅力とおすすめの観光スポットをご紹介。お得な移動手段についてもまとめているので必見です。
高千穂は、神話の里として知られ、荘厳な自然と歴史が息づく観光地です。
高千穂峡では、切り立った断崖や美しい真名井の滝を眺めながらボート遊びが楽しめ、四季折々の絶景に癒されます。
高千穂神社や天岩戸神社など、神話ゆかりのパワースポットも点在。夜神楽などの伝統文化にも触れられ、自然と信仰が織りなす神秘的な時間を過ごせます。
高千穂には、高千穂神社、天岩戸神社、荒立神社など、数多くのパワースポットが存在します。
縁結びにまつわる夫婦杉のある高千穂神社は、縁結び、夫婦円満のご利益があることで有名です。
その他にも多くの神社があり、各所に神話に関する伝承が言い伝えられています。日本史好きはもちろん、それぞれのご利益も違ってきますので、神社巡りをする際にも高千穂はおすすめの場所です。
前述した天照大神が隠れた天岩戸をはじめ、神々が集まった天安河原など、日本神話に登場する場所が数多く存在します。
古事記、日本書紀に描かれている物語は、高天原神話、出雲神話、日向神話の3つの物語で構成されており、高千穂は高天原神話、日向神話の舞台となっています。
※写真提供:一般社団法人高千穂観光協会
高千穂は、自然の絶景とともに楽しむことができるグルメの宝庫です。特に高千穂峡から高千穂神社へと続く「神殿通り(こうどのどおり)」沿いには、地元の魅力が詰まったオシャレなカフェやグルメスポットが点在しており、散策しながら気軽に立ち寄れるのも魅力の一つです。
高千穂でぜひ味わいたいのが「高千穂牛」。ジューシーで柔らかく、旨みの詰まった肉質が特徴で、ステーキや焼肉はもちろん、ハンバーガーや丼ものなど、さまざまなスタイルで楽しめます。
また、地元で新鮮に育った鶏肉を使った料理も絶品で、炭火焼きや唐揚げなど、香ばしくジューシーな味わいが広がります。
神殿通りのカフェでは、美しい山々や田園風景を眺めながら、地元産のフルーツを使ったスムージーやスイーツ、丁寧に淹れたコーヒーをゆったりと味わえます。高千穂ならではの自然と食の恵みを、五感で満喫できるグルメ体験が待っています。
高千穂までのアクセスは熊本市内から発車する高速バスの利用がおすすめです。熊本から高千穂に高速バスをお考えの場合は、オンラインでの事前購入をおすすめします。高速バスは座席指定制です。当日購入もできますが、空席がある場合に限ります。
■予約方法:highwaybus.com
宮崎県を周遊するのであれば、熊本→高千穂→延岡→宮崎市のコースがおすすめです。
また、現地に到着後は手荷物を駅や各観光地で預けることができるのも嬉しいポイント。観光時には手ぶらで満喫することができるので、ぜひこういったサービスもフル活用してお楽しみください。
高千穂町観光協会の観光案内所で1日500円/1個で手荷物を預けることが可能です。
実は、3月1日より宮崎交通バス(高千穂~延岡)とJR特急券(延岡~宮崎駅・宮崎空港)のお得な移動チケットが発売します。
通常価格よりも20%引きでの購入が可能なほか、事前購入で乗車がスムーズなのも嬉しいポイント。
■販売概要
・宮崎交通バス「高千穂~延岡」片道乗車券+JR「延岡~宮崎駅・宮崎空港」片道乗車券・自由席特急券のセット商品
・チケットの有効期限は2日間で、有効期間内に上記バス・鉄道区間をそれぞれ1回ずつ利用可能(往路・復路どちらでも可)
■販売価格
・発売予定日 ・販売価格:4,200円(通常料金の約2割引き)
・発売予定日:3月1日に日本国内向けに販売開始,3月下旬より海外向けに販売開始。
■購入方法
・my route のアプリで購入できます。
阿蘇山の噴火によって形成された峡谷。国の天然記念物に指定されており、高さ100mを超える断崖が続きます。
峡谷を流れる五ヶ瀬川には、日本の滝百選にも選ばれた「真名井の滝」がかかり、壮大な自然の中でマイナスイオンを感じ取れること間違いなし。
真名井の滝:高さ17メートにも及び、高千穂峡のほぼ中央に位置する滝。天孫降臨の際、この地に水がなかったため、天村雲命(あめのむらくものみこと)が水種を移した「天真名井」の水が滝となって流れ落ちているという神話が残っています。
注意:真名井の滝の貸しボートは九州屈指の人気スポットなので、体験したい場合は必ず事前に高千穂町観光協会のウェブサイト事前予約することがおすすめです。
■予約方法:https://takachiho-kanko.info/boat/detail.php
※予約期間:2週間前から2日前の午前9時まで(JST)
※写真提供:一般社団法人高千穂観光協会
創建時期は不詳ですが、大宝年間(701-704年)には、京都の神祇官の卜部朝臣が参拝した記録があることから、かなり昔に建てられたことが伺えます。
天照大神が天岩戸に隠れたという神話の由来にもなっており、「古事記」や「日本書紀」に記されている有名な神話です。
伝承によれば、瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)が天岩戸の故事を偲び、その古跡に鎮祭したのが起源とされています。
天安河原は、天照大神(あまてらすおおみかみ)が天岩戸(あまのいわと)に隠れた際、八百万(やおよろず)の神々が集まって対策を話し合った場所と伝えられています。
天岩戸神社西本宮から岩戸川沿いに徒歩約10分のとこに位置していますので、天岩戸神社に訪れた際には必ず立ち寄っておきたいスポットです。
標高は1,574メートルの高千穂峰(たかちほのみね)は、宮崎県と鹿児島県の県境に位置する霧島連峰の第二峰です。
日本二百名山の一つに数えられ、天孫降臨の地として知られています。山頂には天孫降臨の際に瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)が突き立てたとされる「天の逆鉾(あまのさかほこ)」が立っています。
また、歴史的な偉人にまつわる話で言えば、幕末頃、坂本龍馬が妻のお龍とともに登山したことでも有名な山です。
※写真提供:一般社団法人高千穂観光協会
あまてらす鉄道は、旧高千穂鉄道の廃線跡を利用して運行しています。
オープンデッキのトロッコ車両「グランド・スーパーカート」に乗って、高千穂の美しい景色を眺めながら往復約5.1kmの道のりを約30分かけて走行。
2022年からは、環境に配慮したバイオディーゼル燃料での運行を開始し、今も利用客の絶えない人気の観光スポットです。
運行区間:旧高千穂駅 - 高千穂橋梁(往復約5.1km)
運行時間:9:40~15:40(1日10便、臨時便あり)
定休日:毎月第3木曜日(祝日の場合は別日に振替)
*悪天候時は運休
入場料:100円(環境整備費)
グランド・スーパーカート乗車料:高校生以上2,000円、小・中学生1,300円、未就学児700円
いかがでしたでしょうか。
パワースポット巡りにもぴったりな高千穂にて、日本神話に触れた観光を楽しんでいただけること間違いなし。
もちろん、グルメも抜かりなく美味しいお店やカフェが軒を連ねていますので、宮崎県を訪れた際はぜひ高千穂へ足をお運びください。
高千穂の隣に位置する延岡には、ビジネスホテルだけでなく、民泊というユニークな宿泊手段もあります。
【民泊の魅力】
民家に宿泊し、家庭料理を味わったり、地元の人々との交流を通して、地域の伝統や文化に触れることができます。
また、駅からの送迎サービスが付いている民泊もあり、移動も快適です。高千穂観光後に、延岡周辺の民泊を利用するのがおすすめ。
【予約方法】外国語での予約:「Stay Japan」がおすすめです。こちらのサイトから、延岡周辺の民泊を探すことができます。*送迎を希望する場合は、予約時のリクエスト欄にその旨を記入してください。
民泊で、延岡の温かい人々と触れ合い、思い出に残る旅を体験してみてください。
「宮崎県におけるMaaS実行委員会」は県内の交通事業者を中心とした団体が連携し宮崎県の移動をスマートにしもっと宮崎県を楽しんでいただけるような環境づくりを目指しています。