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【広島】可愛い力に癒されたい? ウサギがいっぱいの「大久野島」を見逃すな!
香川のネコ島、東北のキツネ村の他にも可愛らしい力がいっぱい詰まった地域があるのをご存知ですか? それが広島にある、700匹のウサギたちが迎えてくれるウサギ島「大久野島」です! 広島を旅行するなら、可愛いウサギたちに癒されに大久野島へも行ってみましょう!
広島に着いたら、まずは日本三景の一つである厳島神社の大鳥居を楽しみ、大粒の牡蠣に舌鼓を打つのがお決まりの観光ルート。この記事では、ほかにどこに行こう? と迷っている方に、小動物と触れ合えるとっておきの場所をご紹介します。
広島県にある大久野島は、実は小動物好きの方なら見逃せないスポット。この島に行けば、可愛いウサギたちに囲まれる夢のような体験ができますよ!
船に乗って大久野島のウサギに会いに行こう!
ウサギのいる大久野島を目指すには、まず忠海(ただのうみ)港に行きましょう。広島駅から忠海の最寄り駅・忠海駅まではJR呉線で2時間ほど。港へは、駅から徒歩で行くことができます。
港に着いたら大久野島行きの船をチェック! 1日10本の船が出ています。待ち時間におみやげ売り場を見て回ると、はがきや便箋、キーホルダーなど、多くのウサギ関連商品が売っていました。もちろんウサギのエサもありましたよ。
おみやげ売り場の外に、船の券売機があります。赤色のボタンが大久野島行きのチケット。大人往復券(620円/1人)を購入しました。
小動物好きのパラダイス!ウサギ島に上陸!
大久野島は「ウサギ島」と呼ばれ、忠海港から3キロの外海にあります。船に乗ると、約12分で着きます。
「ウサギ島」と呼ばれる大久野島の歴史
第1次世界大戦中、大久野島には毒ガス工場が置かれていました。当時はその拠点を隠蔽するため、地図上にこの島の存在は記されず、大久野島は“地図から消された島”となっていました。
しかし、戦争の終了にともなって工場は廃止され、島全体に除毒措置が行われたので、現在は毒ガスを恐れる必要はありません。
では、島にいるウサギは、どこからやってきたのでしょう? 一説には、ある小学校で飼育していた8匹のウサギが放されて野生化し、繁殖したと言われています。
ウサギたちにとって、この島での生活は毎日お腹いっぱい食べ、ぐっすりと眠ることのできるとても幸せな生活だったようで、その数は徐々に増えていったようです。
縦横無尽に走り回るウサギと戯れる!
大久野島には現在、約700匹の野生のウサギが生息していると言われています。たくさんのウサギと遊ぶことができるので、子どもたちも大喜び。子どもたちがあげるエサのおかげで、どのウサギも丸々とよく太っています。
エサを取り出すと、大人のウサギが集まってきます。子ウサギたちは大人のウサギに圧倒されて、エサに近づけない様子。エサをやるときは周りを見渡して、子ウサギの面倒もみましょうね!
島で歩き続けて疲れたら長椅子で休憩することもできます。エサを手に持っているとウサギたちのほうから寄ってくるので、人気もの気分を味わえますよ。
エサに目がないウサギたちは、全く怖がらずに足にしがみついてくることも。こんな姿にも癒されますね!
島のウサギはエサを見るとすぐにやって来るので、軽く撫でることは可能ですが、追いかけたり抱えたりはしてはいけません。ウサギは実はとても臆病です。抱きかかえられると逃げようともがくので、ウサギが骨を折ってしまうかもしれません。
「食べ物のためだったら背伸びだってできるよ!」と言いそうなウサギ。
ウサギのエサは、船乗り場の忠海港のお土産売り場にしか売っていません。大久野島にエサの販売所はないので、スーパーで買った小松菜や大根をあげるとよいでしょう。ウサギたちも喜びますよ。
まとめ
忠海港から3キロの距離にある大久野島は近年、国内外の旅行客が癒しを求めてやってくる観光地と姿を変えました。
小動物が好きならぜひウサギ島を訪れてみてください。可愛いウサギたちと触れ合うことで、心の中にある童心は満たされ、ウサギたちと一緒に走り出すことでしょう。動物と子どもは自然な笑顔を引き出すことができると言われますが、ここ、ウサギ島に来れば日々の仕事の忙しさの中で失いかけた純粋な笑顔を取り戻すことがきっとできますよ!
帰りの船の時間を考えると、遅くとも15時15分に忠海港を出発する船に乗ることをオススメします。
この記事は繁体字から翻訳・編集されたものです。
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