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冬には温泉に入る姿も⁉長野県「地獄谷野猿公苑」へニホンザルに会いに行こう!
日本に生息し、日本の昔話にも数多く登場するニホンザル。長野県の地獄谷野猿公苑では1年を通してニホンザルを観察することができます。特に冬期はサルが温泉に入ることで有名ですが、ここにいる全てのサル達が温泉に入るわけではないんです。そんなニホンザルの生態をじっくり観察できる、地獄谷野猿公苑の楽しみ方をお届けしたいと思います。
皆さんはニホンザルを知っていますか?日本に生息し、日本の昔話にも数多く登場するニホンザル。人間をのぞく霊長類のなかで最も北に生息するサルとして知られており、「スノーモンキー」という愛称で世界中に親しまれています。
これからご紹介する長野県の地獄谷野猿公苑(じごくだにやえんこうえん)では、1年を通してニホンザルを間近でじっくり観察することができます。
特に冬期は "温泉に入っているサル達" を見ることができ、その愛らしい姿をひと目見たい! と訪日客にも大人気の場所となりました。そんなスノーモンキー達に出会える、地獄谷野猿公苑の楽しみ方をお届けいたします。
スノーモンキーに出会える、地獄谷野猿公苑とは?
地獄谷野猿公苑があるのは長野県の北東部に位置する山ノ内町。温泉やウィンタースポーツが楽しめる自然豊かな場所です。
ここでは、自然のままの檻のない環境でニホンザルを見ることができるため、「ニホンザルとはどういう動物なのか」ということを1年を通してじっくり観察できます。そういった環境が整っている施設は世界でも珍しいのだとか。
写真提供:地獄谷野猿公苑
例えば、4月〜6月の春期は赤ちゃんが産まれるシーズン。夏期には少し成長した赤ちゃん達が公苑内を冒険したり、赤ちゃん同士でじゃれ合ったりする愛らしい様子を見ることができます。
そのほかにも、基本的に安全だと感じた範囲を移動し続けながら生活するため、定住の巣や縄張りを持たないことや、母親の強さが家系の強さを表すこと、顔が赤いのはよく知られているが実はお腹が青いことなど、改めて知ると興味深いことがたくさんあります。
写真提供:地獄谷野猿公苑
公苑の敷地内に入ると、あちらこちらで見ることができるサル達。彼らは私たちの真横を普通に歩いていきます。こんなに間近で見られるなんて! ここから先には一体、どんな光景が広がっているのでしょうか。
Kyoto / Kameoka 「遠くて近い」を探りながら、肌で感じる面白さを綴っていきたいです。