旅の準備はじめよう
東京都内随一の梅の名所「羽根木公園」で風情ある梅を堪能
日本を代表する花は「桜」ですが、古来から「梅」も同じように季節の花として愛でられてきました。ちょうど春に差し掛かる季節は梅が咲き出して風情ある景色を見ることができます。今回は東京都内でも特に梅で有名な「羽根木公園」をご紹介します。
日本の春と言えば「桜」ですが、もう一つ春を代表する花があります。それは「梅(うめ)」です。みなさんも「梅干し」や「梅酒」などで梅という単語を聞いたことがあるかもしれません。梅は可憐な花を咲かせ風情ある佇まいから、古来から日本の和歌やことわざでも多く登場する花です。
今回は春の訪れに咲く梅の花が咲き誇る東京・世田谷の「羽根木(はねぎ)公園」をご紹介します。
世田谷の住宅街にある梅の咲く丘
東京最大の住宅街である世田谷区にある「羽根木公園」は住民の憩いの場として親しまれていますが、春先になると梅林が花をつけて風情ある景色を求めてたくさんの観光客が集まります。
公園内には約650本の梅が植えられていて、ゆっくりと花を見て回れるように遊歩道が整備されています。これだけ多くの梅があることから都内でも屈指の梅の名所として有名な公園です。
梅や桜の季節は週末になると模擬店や売店が出展するので、散策するだけでも楽しそう。そして、園内には梅林だけでなく桜並木もあるので、もし桜が早く開花した際には梅と桜の競演も見ることができるかもしれません。
園内の梅林を散策
園内にはピンクの花をつける紅梅や白梅など、植えられている品種はおよそ60種類ほどあります。それぞれ開花時期が異なるため3月まで花を楽しむことができます。
紅梅は鮮やかな色合いで、艶やかな花びらが特徴です。枝にぽつりぽつりとついた梅の花は趣きがあります。
白梅は大きな花がみっしりと枝についている美しい梅です。花の香りも強いので、鼻を近づけてみると爽やかな香りが感じられます。
公園は小高い丘になっているので高低差を利用して梅の花が見渡せるように設計されています。丘の斜面に植えられた梅林には時よりメジロやヒヨドリなどの野鳥が飛び交っていて、運が良ければ鳥の姿が見られるかもしれません。
羽根木公園へのアクセス方法
羽根木公園は小田急小田原線「梅ヶ丘(うめがおか)駅」からすぐの場所にあります。梅の文字が駅名にも使われていることから、このエリアが梅にゆかりの深い土地であることが分かります。
駅から徒歩5分ほどで羽根木公園に到着します。梅林は主に梅ヶ丘駅側に広がっているのですぐに見つけることができるでしょう。
おわりに
羽根木公園では2月から3月にかけて日本的な風情ある梅の景色が広がっています。桜の前に楽しめる季節の花として梅を見に羽根木公園まで出かけてみてはいかがですか?
新潟生まれ。事業会社でのマーケティングを経験後、2011年からシンガポールへ移住し、出版社や制作会社で編集に従事。2015年に日本へ帰国しMATCHAのライターに。国内外を旅行する中で見つけた新しい発見を、多くの人とシェアしていきたいです。