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瀬戸内海に面した魅力的な町、岡山県「牛窓町」から見える"日本のエーゲ海”を堪能しよう
瀬戸内市の牛窓町と前島では、瀬戸内海の素晴らしい眺めと地元の海産物を活かした料理が楽しめます。岡山県を訪れる際は是非足を伸ばしてみてください。
海辺の町、「牛窓町(うしまどちょう)」は岡山県瀬戸内市にあります。瀬戸内海に面し、正面に浮かぶ「前島」を含めて小さな島がいくつか点在する町です。穏やかな気候と降水量が少ないことから国内はもちろん、海外からも多くの方が訪れています。
牛窓町の歴史
牛窓町は江戸時代(1603-1868)に造船業の盛んな地域として栄えました。通りには木格子で飾られた商店や白壁の商家が並び、昔の雰囲気を感じることができます。
また、牛窓町は江戸(現在の東京)の徳川将軍家へと向かう朝鮮通信使の寄港地としても知られていました。大きな通り沿いの丘の上にある本蓮寺は通信使の宿舎として使用された歴史があります。
牛窓オリーブ園
「牛窓オリーブ園」は10ヘクタールの敷地に約2,000本ものオリーブが植えられた植物園で、日本に2つしかないオリーブ園の1つです。オリーブの花が咲くのは5月下旬ですが、園内では他の樹木も楽しむことができます。
9月下旬から始まるオリーブの収穫期に訪れると、オリーブ摘みを体験することも可能です。
オリーブ園からは海を見渡すことができ、眺望にも恵まれています。有名な風景画家である佐竹徳は園内にアトリエを構え、作品を制作しました。
写真提供:岡山県観光連盟
オリーブ園は、眺めを楽しみながら散歩やおしゃべりに興じるカップルにも人気です。「幸福の鐘」と名付けられた鐘もあり、その名のとおり幸運を呼び寄せるものと言われています。
Born in 1959. Currently working as a freelance translator, after 21 years in various companies.