旅の準備はじめよう
【東京都】47人の侍が眠る泉岳寺~アクセス・見どころ・イベントなど〜
東京都港区にある曹洞宗の寺院、泉岳寺には、『忠臣蔵』の名で有名な赤穂義士のゆかりの地でもあり、彼らのお墓もあるため、訪れるファンが後を絶えません。泉岳寺へのアクセス、オススメスポット、イベントなどをご紹介します。
泉岳寺(せんがくじ)とは
泉岳寺は、東京都の港区にある曹洞宗(そうとうしゅう:禅宗の一派)の寺院。江戸幕府の開祖である徳川家康が1612年に創立しました。
もともと泉岳寺は現在の千代田区にあったのですが、1641年の大火事によって焼失。徳川家康の孫である将軍・徳川家光が、赤穂(あこう※1)藩の浅野氏を含む5人の大名に、現在の地での復興を命じました。
赤穂藩といえば、赤穂藩の元武士(赤穂浪士※2)47人が主人の仇討ちをして最後に切腹を命じられる『忠臣蔵(ちゅうしんぐら)』のエピソードが有名です。
赤穂浪士は、その主人への忠義を讃えられ、死後、赤穂義士(※3)と呼ばれるようになりました。赤穂浪士が埋葬されたのは、ここ泉岳寺。境内には、赤穂浪士の遺品などを納めた「赤穂義士記念館」や義士47名の木像を納めた「義士木像館」が建てられ、忠臣蔵のファンが絶えず訪れる寺院となっています。
※1:赤穂……現在の兵庫県赤穂市の周辺。
※2:浪士……仕える主人を失った武士のこと。
※3:義士……節義に厚い人のこと。
泉岳寺の基礎情報
開閉門時間は、夏季の4月1日から9月30日までは7:00~18:00、冬季の10月1日から3月31日までは7:00~17:00となっています。
赤穂義士記念館の開館時間は、夏季が9:00~16:30、冬季が9:00~16:00です。境内の入場料はかかりません。
赤穂義士記念館と義士木像館の入館には料金がかかります。2施設共通の料金で、大人500円、中学生と高校生400円、10歳以上の子どもが250円です。
泉岳寺への行き方
泉岳寺の最寄駅は、都営浅草線の泉岳寺駅です。駅から泉岳寺までは、徒歩1分。
東京駅からの行き方
東京駅からは、山手線の品川方面に乗って新橋駅まで行き、新橋駅で都営浅草線に乗り換えます。泉岳寺駅までは乗り換え時間も含めて約15分、料金は320円です。
新宿駅からの行き方
新宿駅からは、都営大江戸線六本木・大門方面に乗って大門駅で都営浅草線に乗り換えます。泉岳寺駅までは約25分、料金は270円です。
奈良生まれの旅好きライター。日本の魅力を世界の人々に伝えていきたいです。