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世界で唯一の木造十三重塔が美しい、奈良県「談山神社」の見どころ
奈良県桜井市にある談山神社は、春の桜や秋の紅葉の名所として名高い場所。境内にある朱色の建物と木々の共演は見事です。また、談山神社は日本の歴史にも深い関わりがあります。伝統ある談山神社で、悠久の時を感じてみませんか?
談山神社(たんざんじんじゃ)とは
昔、現在の奈良県に政治の中心があった頃、この土地で"大化の改新"と呼ばれる政治改革が行われました。談山神社では、大化の改新の中心人物であった藤原鎌足(ふじわらの かまたり)をご祭神(※1)として祀っています。
境内は朱色で塗られた社殿(※2)が多く見どころ満載。中でも十三重塔(じゅうさんじゅうのとう)は談山神社のシンボルとして知られています。春には桜、秋には紅葉が彩る境内を、本殿まで続く140段の階段を登りながら散策してみましょう。
今回は、談山神社の見どころを紹介していきます。
※1:ご祭神……神社に祀ってある神様。
※2:社殿……神社の建造物のこと。
恋神社
140段の階段の途中に「恋神社」と書かれた立て看板があります。見つけたら、そちらの方向へ進んでみましょう。談山神社には古来より縁結びの信仰があり、看板の先に「恋神社」と呼ばれる東殿があるのです。
恋神社では、神が宿るといわれる「むすびの岩座(いわくら)」を祀っています。 ぜひ、願いを込めて撫でてみてください。
奈良生まれの旅好きライター。日本の魅力を世界の人々に伝えていきたいです。