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2018年に市場機能が豊洲へ移転した築地。でも、築地には現在もたくさんの寿司店やレストランが残り、街は活気にあふれています。本記事では最新築地グルメ、レストランガイドなど、最新の築地の楽しみ方を徹底解説します。
2019年現在の築地場外エリア
日本に来たら、築地は絶対外せない観光地! そう思って予定に組み込んでいる方も多いのではないでしょうか。
ただ、2018年に築地から豊洲に市場機能が移転したことをご存知の方もいらっしゃるでしょう。「築地は今も観光に値するスポットなの?」。そんな疑問を持つ方もいるかもしれません。
結論から言えば、活気ある昔ながらの市場の雰囲気を感じるなら、まだまだ築地が断然オススメ!(マグロの競りを見たいなら、豊洲へ行きましょう)
本記事では、最新の築地情報を写真を交えつつ、築地でオススメの寿司レストラン、軽食や朝ごはんが食べられる店、また訪日客向けツアーやアクセス情報などをご紹介します。
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閉鎖された築地場内市場
まず、基本的な知識を押さえましょう。築地には「場内」「場外」と呼ばれる2つのエリアがありました。このうち「場内」は、日本全国で漁獲された魚介類が集まり、プロが買い付けを行う、東京都の公設卸売市場でした。よく知られるマグロの競りが行われていたのも場内エリアです。
しかし、1935年に開業した築地市場は、建物の老朽化が進み、危険性や衛生面の問題が指摘されてきました。またスペースも次第に手狭となり、今後市場として営業していくことが困難になりました。魚介類の品質を保つためにも、よりよい環境を作る必要があったのです。
以上のような理由から、新たに豊洲という場所に建物をつくり、築地の場内エリアにあった市場機能を移転させることになりました。
豊洲市場
豊洲市場は2018年10月にオープンしました。築地とも距離的に近く、約3キロメートル離れる程度。
市場機能が豊洲に移ったことで、マグロの競り見学や、場内エリアにあった寿司店などのレストランも豊洲に移転しました。有名な寿司店「すし大」も豊洲にあります。豊洲市場について詳しくはこちらの記事をご覧ください。
場外市場の様子
ここで1つ、大切なポイントがあります。築地で移転したのは、プロ向けの「場内エリア」。一般向けに開放されている「場外エリア」は、まだそのまま残っています!
「場外エリア」は「場内」に隣接しており、新鮮な寿司・魚介類が食べられるレストランや、プロも買い付けに来るような高品質の商品・食材を提供する店が集まっている場所。
市場機能が豊洲に移転してからは、豊洲から新鮮な魚が送られてきています。路面店や屋台も並び、古きよき市場の雰囲気が感じられます。
本記事でご紹介するお店は年中無休が多いですが、場外市場では水曜・日曜が定休日となるお店が多いです。なので、その曜日は避けた方が無難。
また、築地の朝は早く、6〜7:00から営業している店もあります。しかし全体的に閉まる時間は早く、14〜15:00頃になると場外エリアは静かな雰囲気に。なので、訪れるなら朝〜午前中がオススメ。
では、築地の魅力がつまった場外エリアで訪れたい、レストランやグルメをご紹介しましょう!
新鮮な魚介類が集まる築地には、おいしい寿司店がたくさん! 中でもオススメのお店3店と、訪日観光客が安心して利用できる3店を紹介します。
築地市場から徒歩5分以内の場所にある「築地すし一番」では、マグロの解体ショーが無料で見学できます。
大人の背丈ほどもある大きなマグロを豪快にさばく様子を見られるだけでなく、解体後のマグロとの記念撮影、そしてお店では解体したばかりの新鮮なマグロをお寿司で味わうことができます。
解体ショーは、土日の11:00〜に行われることが多く、土曜は築地場外市場中央店、日曜日は「4丁目場外市場店」で開催されています。「築地すし一番」公式HPでご確認ください。
「すし大 本館」は、リーズナブルに新鮮な寿司が食べられるとあって人気の店(※1)。
ネタ(寿司に使う魚)はもちろん、素材にも一工夫しています。たとえば、醤油は一般的な醤油より2倍以上の旨味があるものを使用しており、寿司のおいしさを引き立てます。一番人気は、「店長おまかせ握り」(税別3,500円)。炙ったトロを含む10貫の握りと巻物1本、それにお好きな握り1貫がつきます。
徒歩5分程度の場所に別館もあるので、本館が並んでいる場合などはこちらへ移ってもよいでしょう。月曜〜土曜は午前4:00まで営業しています。
※1:同じ店名の「寿司大」という有名店があります(現在は豊洲に移転)が、その店とは別の店です。
通りから少し入ったところにある、入り口がビニールの「秀徳 本店」。やや入りづらい雰囲気ですが、極上の寿司がいただけます。
シャリ(ご飯)には赤酢を使用しているので、通常の白いご飯の寿司と異なり、ほんのり赤い見た目。特に白身魚に定評があり、またこぼれんばかりのウニなど、見た目にも美しい寿司が味わえると評判の寿司店です。ランチは「旬のおまかせ握り10貫と手巻き寿司1本(お椀付き)」で3,500円(税込)。
築地は世界中から多くの観光客が訪れるため、多くの店でメニューなどの多言語対応がなされています。ここでは中でも多言語対応が可能、または多言語メニューがある店舗を紹介します。
海鮮丼まるきた 1号店は、海鮮丼(新鮮な魚介をご飯の上にのせたもの)が楽しめるお店。築地エリアに3店舗を構え、約30種類の海鮮丼メニューがあります。
英語、中国語(簡体字)、中国語(繁体字)、韓国語に対応しています。
築地青空三代目 築地本店は、築地で歴史ある鮮魚店と寿司店がタッグを組んで生まれた寿司店。
天然本鮪をはじめ30種類以上のネタがそろいます。メニューには英語と中国語の表記があります。
社長のマスコットが目を引く「すしざんまい 本店」
「すしざんまい」は、特にマグロの仕入れに力を入れていることで知られています。
築地市場の周辺に約10店舗を構えており、回転寿司や、カウンターで板前(※2)に握ってもらえるタイプなど、さまざまな形態の店舗があるので、目的に合わせて選べます。
場外市場にある本店は24時間営業・年中無休のため、いつ来ても楽しめます。英語メニューもあるので安心です。
※2:板前……日本料理店や料亭で料理をつくる人のこと。
ここからはおいしい食材、そして舌の肥えた商売人が集まる築地だからこそ楽しめる、オススメの軽食、朝食をご紹介。
なお、場外市場ではその場で食べられる路面店が多くありますが、食べ歩きは禁止されているため、軽食は店の前か店舗内で食べるようにしましょう。
気軽に食べられるたまご焼きも、築地名物の1つ。「山長(やまちょう)」では、手早く丁寧な職人技を見ながら、1個100円というリーズナブルな価格で、おいしいたまご焼きを楽しめます。
常に行列ができていますが、回転が早いので長時間待つことはないでしょう。味は甘めか、甘くないのが選べます。フワフワで卵をたっぷり使ったぜいたくなたまご焼きを味わいましょう。
続いては、「さのきや」で販売する築地の人気スイーツ「マグロ焼き」(200円)。名前は「マグロ焼き」ですが、中にマグロが入っているわけではありません。日本でポピュラーなお菓子・たい焼きから着想を得たものですが、築地らしく、鯛ではなくマグロの形をしています。
外側の皮はカリッとしっかり焼き上げられ、中にはしっとり柔らかなあんこが。食感の楽しさも人気の秘密です。
早くも築地の新名物となっているのが、「MATCHA STAND MARUNI」の抹茶ラテ(500円)。
創業約100年の海苔店が、2018年にオープンした抹茶スタンド(※3)。店頭で実際に抹茶を点てているところが見られ、点てられたばかりの抹茶を使って提供されます。香り高い抹茶と濃厚なミルクが溶け合う、絶品ラテをぜひお試しあれ。
※3:海苔とお茶は保存方法などが似ており、一緒に販売する店も多いといいます。
築地市場は早朝から開いていたことから、現在も朝早くから営業しているお店が多くあります。築地で朝ごはんを楽しめるお店をご紹介しましょう。
朝5:00から開店している人気おにぎり店が、「丸豊(まるとよ)」。店頭には、鮭、明太子、あさり、エビフライなど、日本人がよく食べる具材から珍しいものまで、常時30種類以上のおにぎりが並びます。
値段は1個150〜300円程度。お昼を過ぎると売り切れている場合もあるので、早めに訪れるのがオススメです。
ローカルなご飯を食べるなら、「きつねや」へ。名物の「ホルモン丼」(850円)は、鮮度の高い牛ホルモンを、味噌をベースにした秘伝のたれでじっくりと煮込み、ご飯の上にかけています。
カウンターで食べるか、外で立って食べるスタイル。7:00から営業しており、常に列は絶えませんが、さっと食べる人が多く回転も早いです。
カウンター席のみの小さなラーメン店「若葉」。こちらが提供するのは、豚骨ベースの「中華そば」(800円)。市場関係者が早く食べられるようにと麺は極細で、あっさりといただけます。早朝5:30よりオープン。
「築地で本格和食を楽しく学ぶ「TSUKIJI COOKING」」より
築地で和食が学べる体験「TSUKIJI COOKING」をご存知ですか? TSUKIJI COOKINGでは、築地場外市場の見学ツアーと、市場で購入した新鮮な食材を使った料理体験ができます。
味噌汁やお寿司など、定番ながら本格的な和食の作り方を学ぶことができ、訪日観光客を中心にとても好評です。予約は公式HPから。
場外市場の中心部には、地図などがもらえるインフォメーションセンター「ぷらっと築地」があります。
インフォメーションセンターに隣接して、両替所やATM、免税カウンター、コインロッカー、休憩所があるので、何かと便利ですよ。
東京メトロ「築地駅」1番出口
築地エリアへ行くには、東京メトロ日比谷線「築地駅」、または都営大江戸線「築地市場駅」を利用します。
日比谷線「築地駅」は、1番出口がもっとも行きやすく、出口を出て左方向へ150メートルほど進んだところに場外市場があります。都営大江戸線「築地市場駅」の場合は、A1出口を出て、右方向へ200メートルほど行けば場外市場にたどり着きます。
東京の各駅から築地への行き方もあわせてご紹介しましょう。
東京メトロ丸の内線「東京駅」から乗車、「銀座駅」で日比谷線に乗り換え、「築地駅」下車(所要時間約10分、170円)。
東京メトロ丸の内線「新宿駅」から乗車、「銀座駅」で日比谷線に乗り換え、「築地駅」下車(所要時間約25分、200円)。
京急本線から乗車(都営浅草線直通)、「大門駅」で都営大江戸線に乗り換え、「築地市場駅」下車(所要時間約45分、610円)
バス「築地六丁目」〜「豊洲市場」停留所
築地と豊洲を一緒に行きたいという方に、築地〜豊洲間のアクセスをご紹介しましょう。
バスを使う場合は、築地から行く場合は、「築地六丁目」停留所から、「市01」系統に乗車し、終点「豊洲市場」で降りましょう。
電車の場合は乗り換えが必要。築地から徒歩5分程度の東京メトロ有楽町線「新富町駅」から乗車し、「豊洲駅」で下車。そこから「ゆりかもめ」に乗車して「市場前駅」で下車します。駅と豊洲市場は直結しています。なお、豊洲市場の最寄り駅は「市場前駅」。「豊洲駅」からは離れているので注意してください。
タクシーなら約15分、2,000円前後なので、グループで観光している場合は、タクシーの方が楽かもしれません。
豊洲移転後も、築地はわざわざ行く価値のあるお店がたくさん営業しています。ぜひ築地でおいしいお寿司やグルメを堪能してください!
元記事執筆:moet
本記事は、2018年7月15日に公開された記事をリライトしたものです。