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学問の神様にお祈り!京都「北野天満宮」を散策
学問の神様が祀られている神社、京都「北野天満宮」。受験や就職活動などの試験ごとにご利益があると言われています。そんな北野天満宮の魅力をお伝えします。
日本にはたくさんの神社があり、どの神社にも神様が祀られています。祀られている神様によって叶えてくれる悩みや願いごとに違いがあるので、日本で神社を参拝する際は、事前に「この神様はどんな願いによいのだろう」と調べておくと、楽しみが増すでしょう。
数ある神社の中で、「学問の神様」として日本で名高いのが、天満宮。かつての日本で活躍した貴族・学者である菅原道真を祀った神社の総称です。
京都にある北野天満宮は、全国にある天満宮の中でも福岡の太宰府天満宮に並ぶ古い歴史と由緒を持つ神社であり、その歴史はなんと1000年以上!
人気観光スポット京都で、学問の神様を祀る神社として有名な「北野天満宮」をご紹介します。
道真の魂を鎮めるため建てられた神社
北野天満宮は元々、道真の魂を鎮めるために建てられた施設でした。優秀な貴族であった道真は、当時無実の罪で太宰府(だざいふ:現在の福岡県太宰府市)に左遷され、903年に太宰府で亡くなります。
その後、都(現在の京都)で数々の天変地異が起きたため、人々は「道真の祟りだ」と考え、彼の魂を鎮めることにしたのです。
やがて人々の間で道真に対する信仰心が高まり、ついには当時の一条天皇から北野天満宮天神の称号が贈られることとなります。このため今でも、道真のことを一般に「天神」または「天神さま」と呼びます。
道真は子どものころから勤勉であったため、いつのころからか天神は「学問の神様」として信仰されるようになります。現代では「受験の神様」として、遠方からもお参りに来る人が後を絶ちません。
現在の建物は1607年に造られたもので、本殿・石の間・拝殿・楽の間は国宝、中門・回廊・後門・透塀(すきべい)・東門は重要文化財の指定を受けています。
次に、北野天満宮の見どころを紹介します。
見どころ1:臥牛の像
天満宮には牛の像、いわゆる「臥牛(がぎゅう)の像」がつきものです。
「太宰府に左遷される際、牛が泣きながら道真を見送った」など、道真と牛の関係を示す逸話は数多く残されており、そこから「牛=天神様の使い」と考えられるようになりました。
各地の天満宮にはたいてい牛の像があり、像の頭をなでると賢くなると言い伝えられています。
北野天満宮では、一頭だけではなくたくさんの牛の像がを見つけることができます。いずれも表情、大きさ、質感など個性にあふれているので、自分好みの牛像を探してみましょう。
頭だけではありません。自分の身体の悪い部分を撫でた後、牛の像の同じ部分を撫でると、体の不調が改善すると言い伝えられています。
見どころ2:梅の花
天満宮のもうひとつの魅力は、道真が好んでいたという梅の花です。北野天満宮にももちろん、梅の木がたくさん植えられています。
全国でもトップクラスの梅の名所と言われており、境内には約50種1500本もの梅の木があります。
北野天満宮の梅の見ごろは、1月上旬〜3月下旬とされています。また毎年2月25日には「梅花祭」と呼ばれるお祭りが開催されます。
見どころ3:お守り・おみくじ・絵馬
日本の神社につきものお守りやお札、おみくじも、北野天満宮においては「学業」にまつわるものが多数揃えられています。
この日もたくさんの受験生が合格祈願をしていました。
最後に
日本の歴史と文化に触れることができる、北野天満宮。
みなさんも、大事な試験の前や、京都観光の際にはぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
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