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食べておきたい日本の伝統料理5品(寿司・鰻・天ぷら・そば・うどん)
せっかく日本を訪れたなら、日本に古くから根差す伝統料理を堪能したいもの。今日は、寿司、うなぎ料理、天ぷら、そば、うどんなど、日本発祥の伝統料理をご紹介します。
寿司とは
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せっかく日本を訪れたなら、日本で古くから愛されてきた伝統料理を堪能したいもの。和食の代表格として海外からも高い評価を受ける「寿司」は、ひと皿100円程度の手頃な価格から楽しめる回転寿司から、品格漂うカウンター席で静かにいただく老舗の江戸前寿司店など、さまざまな形態・価格帯の店で提供されています。
通常、「寿司」とは、酢で和えた白米を手の平で小さく握り、その上に「ネタ」と呼ばれる生魚の切り身や貝の肉をのせた料理として知られています。
醤油やわさびをつけた食べ方が一般的ですが、わさびの独特な辛味が苦手な方は、「さび抜き」を注文することをオススメします。
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寿司は箸で食べても、素手で食べても、どちらでも構いませんが、注意点すべきポイントがひとつ。醤油をつける時は、寿司を上下にひっくり返し、必ずネタに醤油をつけて食べましょう。白米から醤油につけてしまうと、米粒が醤油を吸収し過ぎてしまうため、ネタ本来の旨みがかき消されてしまうためです。
鰻とは
主に河川に生息する魚として知られる鰻(うなぎ)は、日本料理に度々登場する高級食材です。うなぎを専門に扱う料理店も多く、店内では、串を打ったうなぎの身に醤油やみりん、砂糖、酒を合わせた特製タレを贅沢に塗って焼く「蒲焼き(かばやき)」や、白米の上に蒲焼きをのせて食べる「鰻丼(うなどん)」などが提供されています。
また名古屋名物の「ひつまぶし」は、細かく刻んだうなぎの蒲焼きが盛りつけられた白米に、ネギやわさびなどの薬味を加えて食べたり、あたたかい緑茶やだし汁を加えてお茶漬けのようにして食べたり、ひと品で何通りも楽しめる料理です。また高タンパク質で消化の働きも良いうなぎは、夏バテ防止の健康食品として愛されてきました。
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天ぷらとは
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てんぷらとは、魚介、肉類、野菜などの食材に卵、小麦粉、冷水を溶いた衣をつけて油で揚げた料理のこと。通常、天ぷらは「天つゆ」と呼ばれる特製の汁につけて食べます。天つゆは、昆布や鰹節を煮出したダシとみりん、そして醤油を4:1:1の割合で混ぜて煮た汁です。お好みでショウガや大根のすりおろしを天つゆに入れると、夏らしい爽やかな風味を楽しむことができます。
そばとは
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「そば」とは、そば粉(そばこ:そばの実を細かくひいて作った粉)に水や小麦粉を加えて薄くのばし、1cm〜2cm幅で細長く切った麺料理です。麺を熱湯で茹でた後は、冷たい汁につけて食べたり、熱い汁を麺にかけて食べたり。昆布や鰹節でとったダシを、醤油やみりんなどの調味料で味付けした「そばつゆ・そば汁」は、そばを美味しく食べる上で欠かせない存在です。
うどんとは
喉越しがよい極太麺が特徴の「うどん」もまた、日本を代表する麺料理のひとつです。小麦粉に塩水を加えて練った生地を細長く切り、熱湯で茹でたうどんは、そば同様、魚介のダシが効いた汁につけて食べたり、天ぷらなどのトッピングと汁を上からかけて食べたりと、ある一定の決まった食べ方は存在しません。
少し変わったうどんに挑戦してみたい方は、ぜひ「釜玉うどん」にトライしてみてはいかがでしょう。生卵と醤油を茹でた麺に絡めて食べる釜玉うどんは、一度口にすると止まらなくなる絶品料理です。
94年生まれ。神戸出身、東京在住。アメリカからの帰国子女。旅、アート、食が大好きな大学生。