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横浜・神戸・長崎…。日本の三大中華街をストリートビューで比較!
日本には横浜・神戸・長崎に、三大中華街と呼ばれる大規模な中華街があります。日本にいながらにして中国の雰囲気や美味しい中華料理を食べられるユニークなスポット。本記事では3つの中華街をGoogleのストリートビューで比較して旅してみました。
古くから海外との窓口として栄えた横浜、神戸、長崎には、「日本の三大中華街」として知られる大きな中華街があります。中華街という同じ名前で呼ばれていても、それぞれルーツも異なり、特色も様々。本記事ではGoogleのストリートビューを通じて、三大中華街を比較してみました。
1.日本最大級の中華街|横浜中華街
横浜市中区の山下町一帯に広がる横浜中華街は、広さ500平方メートルという日本一の面積を誇る中華街です。
中華街の四方は合計10基の門で囲われており、なかでも東西南北の4基の門は深い意味を持っています。中国の伝統的な考えに基づき、街に入り込む邪を防いでいるのです。また、それぞれの門は「青」「赤」「白」「黒」で彩られておりデザインも異なりますので、見比べてみても楽しいでしょう。
東西南北の4基の門のほかには、2基の市場通り門、天長門(てんちょうもん)、地久門(ちきゅうもん)、西陽門(せいようもん)、善隣門(ぜんりんもん)があります。1955年に建立された善隣門は横浜中華街のシンボル的存在です。
こちらの画面上をクリック&ドラッグしてみてください。中華街の中を散歩するように景色を変化させることができます。
さて、善隣門から中へ入ってみましょう。門をくぐると、その先に300メートルの大通りが続きます。中華風の建物が並ぶ通りでは、日本とは思えない風景を目にすることができます。
詳しくは横浜中華街の公式HPをご覧ください。
1.華僑人口日本一|神戸・南京町
続いて、神戸です。神戸にある中華街は「南京町」と言います。横浜中華街に比べると、規模が小さいですが、華僑の数は横浜の2倍にも及び、日本一を誇っています。神戸自体が日本人と華僑が隣人として付き合う街として発展してきたため、現在もたくさんの中華系住民が暮らしているのです。東西200メートル、南北110メートルの敷地内には、赤を基調とした中華らしいお店がズラリと並んでいます。
南京町の西側には西安門(せいあんもん)、南側には海榮門(かいえいもん)、そして東側には長安門(ちょうあんもん)が建っています。こちらは長安門の入り口付近の様子です。
長安門をくぐり、しばらく歩いていると、広場に到着します。春節祭や中秋節などのイベントがあった時にはここで獅子舞などが披露され、お祭りムードになります。
南京町には澳門(マカオ)街、珠海(しゅかい)街、長春(ちょうしゅん)街、香港(ホンコン)街などのエリアがあります。エリアごとに異なる風情を楽しむことができる点は南京町ならではの魅力と言えるでしょう。
詳しくは南京町南京町の公式HPをご覧ください。
3.周辺には中国系のお寺も多数!|長崎新地中華街
長崎の中華街の正式名称は「長崎新地中華街」です。鎖国(さこく:日本が海外との交流を制限していた時代)時代、中国とオランダに限定し、長崎・出島でのみ貿易が認められていたのは有名ですが、その時代の名残りもあり、長崎には今も中国風の街並みが広がっています。
長崎新地中華街は横浜や神戸に比べると規模が小さく、約30店舗が軒を連ねているのみ。中華街の四方には東門、西門、北門、南門が建っています。以下は南門付近の様子です。
道路を挟んで南門の向かいにあるのは湊公園です。毎年旧暦の正月に合わせて催される春節祭のメイン会場でもあり、御影石で出来た高さ50センチの石畳舞台、中国の蘇州地方に伝わる建築様式で建てられた石造りの表門・裏門などが設置されています。
南門をくぐると、中華のお店が並んでいます。もちろん、長崎名物として知られるちゃんぽんや皿うどんを提供しているお店もありますよ。
さらに長崎新地中華街の周辺にも、唐人屋敷跡、唐寺、聖寿山崇福寺、東明山興福寺など、中国との密接なつながりを感じられるスポットがたくさんあります。長崎と中国との関係に興味がある方はぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
詳しくは長崎新地中華街公式HPをご覧ください。
まとめ
横浜、神戸、そして長崎には現在も中華系住民が多く居住しています。中華が美味しいのはもちろん、お店の雰囲気や飛び交う中国語、そして「朱赤」の強い独特の街なみなど、中華街は日本国内にいながら異国を感じさせてくれる貴重なスポットです。
さらに中華街の四方には風水に基づき設置された門があります。デザインや造りはそれぞれ異なるため、門を眺めているだけでも十分楽しむことができます。本家の中国(または台湾)の街並みを脳裏に浮かべながら歩けば、楽しみが倍増するかもしれませんね。
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