旅の準備はじめよう
浅草「求楽」で日本の定番お菓子「たい焼き」を作ってみませんか?
気軽に食べられる日本の代表的な菓子、「たい焼き」。たい焼きを食べたことのある方は多いかもしれませんが、作ったことのある方は少ないでしょう。「求楽」でオリジナルたい焼きを作って、自分だけの味を楽しみましょう!
たい焼き作りを体験できる店「求楽」
あんこを小麦粉の生地ではさんだたい焼きは、日本を代表する和菓子の1つです。露店で売られていることも多いので、食べたことのある方もいるかもしれません。甘いあんこと、こんがり焼けた生地が絶妙にマッチしてたまらないですよね。
ところでみなさんは、たい焼きを食べていて「どうやって作っているんだろう?」「自分で作ったたい焼きはどんな味がするのだろう」と思ったことはありませんか?
そんなあなたに朗報です。たい焼き作りを体験できる店が浅草にあるのです。
その名も「浅草たい焼き工房 求楽(ぐらく)」。
「求楽」という漢字は「楽しさ」を「求める」ことを意味しています。また、「ぐらく」という日本語の発音が英語の「Good Luck」に似ているなど、さまざまな思いが込められています。
おいしいだけでなく、体験もできるたい焼き店と話題に。実際に調査すべく、MATCHAのライターが取材してきました。
神社や昔ながらの日本家屋を思わせる店舗
東京メトロ浅草駅から徒歩約8分の場所に位置する「求楽」の外観はこのようになっています。赤を基調とした、神社を思わせるような入口です。
一歩足を踏み入れると、「求楽」と書かれた大きな看板が見えてきます。赤い提灯がなんとも素敵です!
玄関から入ってすぐの店内には暖簾や、和傘の照明があり和の雰囲気で統一されています。たい焼きのみを購入するお客さんはここで注文します。
奥の暖簾をくぐると、たい焼き作りの体験スペースがあります。浮世絵や刀、また写真の反対側には小さな庭もあるなど、日本らしさのある部屋となっています。遊び心あふれる店員さんによる、とても楽しい、アットホームな空間です。
たい焼き作りに挑戦
それでは、実際にたい焼き作りを体験しましょう!
1.まずは映像を見て、たい焼き作りの流れを確認します
5分ほどの映像を見て、たい焼きの作り方を頭に入れます。
たい焼きの歴史なども学べるので、かなり勉強になります。この映像は英語版と、中国語字幕のついた日本語版があるので、海外のお客さんでも安心です。
2.続いて、たい焼きの生地を作ります
水にミックス粉を加え、ダマがなくなるまで丁寧に混ぜていきます。
生地が完成したら、チャッキリ(※1)と呼ばれる器具に流し込んでいきます。
※1:チャッキリ……粉物生地を鉄板上に注ぐ道具。
3.あんこの準備
次はあんこの準備です。目盛りに合わせてあんさしにあんこを適量入れます。このときのあんこの量が、そのままたい焼きのあんこの量になるので丁寧に入れましょう。
4.鉄板に生地を流し入れる
いよいよ、たい焼き器に生地を流し込みます! この機械では、一度に6枚のたい焼きを作ることができます。
まず、たい焼きの型の、溝が深い方に生地を流し込みます。よく見ると、手前の型の溝が少しだけ深くなっています。こちら側にあんこを乗せるためです。
のんびりしていると生地が固まってしまうので、素早くやりましょう。型の3分の1程度を目安に生地を入れることがコツだそうです。
5.あんこを乗せる
先ほど準備したあんこを、へらを使って乗せていきます。うまくいきました!
6.反対側にも生地を流し入れます
こちらも3分の1を目安に生地を入れるのがコツです。
7.2つを合体!
タイミングよく2つを合体させます。想像以上に鉄板が重いので、勢いよく合わせましょう!
この重みがたい焼きのおいしさにつながっていると考えると、楽なものです。
8.完成!
2分待ってから鉄板を開けると、よい色に焼けたたい焼きが。ついに完成です!
少しはみ出してしまいましたが、我ながら、なかなかの出来だと思います!
9.食べる!
いざ実食!
食べてみると、熱々なあんこに、もちもちとした触感の生地が絡み合う絶妙な味わい。自分で作ってみると愛着もわきます!
たい焼き体験の所要時間は約1時間。予約は公式HPの「体験予約」から申し込みができます(英語対応可)。
体験料は、大人3,780円、小・中・高校生2,700円(共に税込。ソフトドリンク1杯含む)、未就学児は無料です。
一風変わった具材のたい焼きも
求楽では、定番から一風変わったものまで、多くの具材を取り揃えています。
例えばこの具材はなんと、ベーコンエッグ! 「たい焼きはお菓子」という常識を覆してくれます。
しっかり味のついたベーコンと半熟の卵がたい焼きの生地に不思議とマッチして、おいしいです。朝ごはんにもよさそうな一品です。
また、体験に参加する方は、自己責任で持ち込んだ具材をそのまま使うことが出来るので、自分だけのたい焼きを発明することが出来ます。とてもわくわくしますね!
ちなみに「求楽」のスタッフさんは本物の真鯛の刺身を入れてみたことがあるそうです。「おいしかったですが、もうちょっと味に工夫をすると魚臭さが消えておいしかったかも……」と再挑戦を期していました。
たい焼き作り体験を、ぜひ楽しみに来てください。
Information
たい焼き作り体験料:大人3,780円、学生(小・中・高)2,700円(共に税込。ソフトドリンク1杯含む)、未就学児は無料/たい焼きのみ購入は190円〜。
公式HP:https://guraku.jp/、Facebook、Instagram