東京・広尾「時たらず」〜時間を忘れて味わえる、気軽な本格和食の店〜
各国の大使館があり、海外の方が多く住む町である東京の広尾にある割烹「時たらず」。本格的な和食を手軽に食べられ、珍しい日本酒も取りそろえています。「時たらず」で食事をしながら、ぜひゆったりした時間を楽しんでください。
本格的な和食を味わえる名店「時たらず」
本記事で紹介する「時たらず」のメニューの数々 Pictures courtesy of Tokitarazu
世界文化遺産にも登録されている「和食」。しかし海外の方が日本で本格的な和食を食べようとすると、いくつかのハードルを乗り越えなければなりません。
たとえば、老舗の料亭は、日本人でも予約が難しく、料金も安くはありません。また、海外の方の対応に慣れていないことも多いため、くつろいで食事するには日本語ができる方の同行が必要な場合もあります。
こうした中、「時たらず」は、海外の方に自信を持ってオススメできる数少ない和食料理店です。
和食店「時たらず」の名残惜しくなる特別な時間
「時たらず」とは、日本語で「時間が足りない」という意味。その名の通り、和食料理店「時たらず」では、終わるのが名残惜しくなるほど特別な時間を過ごすことができます。
その秘密は、「時たらず」の日本ならではのおもてなしにあります。さっそくお店を見てみましょう。
モダンな町並みに現れる「時たらず」の和風の店構え
東京メトロの広尾駅から徒歩6分。駅前の商店街を抜けて閑静な並木道を歩いていると、和風の建物が現れます。ひときわ目を引くこのお店が「時たらず」。入口のそばには酒樽が置かれています。
Picture courtesy of Tokitarazu
「時たらず」の店の前は、夜になると趣が一変。ほのかな灯りに吸い込まれてしまいそうです。
くつろぎやすい「時たらず」の店内
Picture courtesy of Tokitarazu
「時たらず」にはカウンターとテーブル、ハイテーブル、個人席が用意されており、シーンや目的に応じて選ぶことができます。木を基調とした空間からは、まるで家にいるような安心感を覚えます。
店内は、狭すぎず広すぎないほどよい距離感。1人でのんびり料理を堪能しても、隣り合った相手と盃を交わしてもよいでしょう。思い思いの時間を過ごしてください。
オススメはハイテーブル席。なんと海外の方の体格に合わせて特別に作ったそうです。ハイテーブル席は、天気のよい日はオープンテラスになります。店の前は桜並木になっており、春はお花見をしながら食事を楽しめるのだとか。
和食の基本を味わえる「時たらず」のメニュー
Picture courtesy of Tokitarazu
もともと茶道の席で提供されていた懐石料理をベースとする「時たらず」のメニューには、食べる人に対する気配りが満ちています。
たとえばランチに提供される「時たらず 厳選 吉事」(2,500円)。前菜2品と刺身、鶏または肉料理、五穀米、お椀、デザートがセットになった、欲張りなメニューです。
この料理を含め、時たらずの多くのメニューには旬の素材が使われており、高蛋白質低カロリーの料理が中心となります。
※刺身のネタなどは時期によって異なります。
今回伺ったのは春先でした。そのため五穀米(※1)のご飯には桜の花びらが。
各メニューは、多彩で新鮮な食材の持ち味を生かすよう調理されています。たとえば、鶏の竜田揚げ(※2)は、塩麹を使って甘味と塩味をバランスよく引き出し、繊維を柔らかくしています。
※1:五穀米……5つの穀物を混ぜて炊いたご飯。白米だけでは味わえない風味と小気味よい食感がある。
※2:竜田揚げ……日本の揚げ物料理。鶏肉などの素材に下味をつけ、片栗粉をまぶして揚げる。
有田焼の器に美しく盛り付けられた「時たらず」の和食
Picture courtesy of Tokitarazu
日本語には「目で食べる(=味だけでなく見た目も楽しむ)」という表現がありますが、「時たらず」の料理も目で見て楽しむ粋を味わうことができます。
店のほぼすべての食器に有田焼を使い、料理を上品に盛り付けています。器の美しさや、料理との相性にも注意してみて下さい。
日本酒だけじゃない、料理と相性抜群な“日本産ドリンク”のラインナップ
「時たらず」に用意されている数十種類のお酒のほとんどが日本産。海外でも有名な日本酒や日本産ウィスキーだけでなく、シャンパンやリキュールなども日本産です。もちろん料理との相性も抜群。
日本酒では南部美人と伯楽星、水芭蕉などがオススメです。伯楽星は、品質管理のチェックが厳しく置いてある店が少ないので、ぜひここで試してみてください。
※海外ブランドのお酒も一部、用意されています。
料理人、スタッフは英語での受け答えも可能
レストランでの楽しみといえば、シェフやスタッフとの会話。メニューの魅力や素材の秘密を知れば、料理がもっとおいしくなります。
「時たらず」は海外の方を想定した店作りをしています。英語版のメニューが用意されているほか、料理人を含めてスタッフは英語が堪能。海外から来た友達や、客人に伝統的な日本料理を食べさせたい、日本のお酒を飲んでもらいたいなど思った時には、時たらずで全てが完結します。
気軽に本格的な和食を食べに行くなら
海外の方が懐石料理に挑戦しやすいよう、「時たらず」は一般的な懐石料理店に比べてリーズナブルな価格で料理を提供しています。「本格的な和食が食べたいけど、少し不安」という方も気軽に足を運ぶことができますよ。
日本で特別な時間を過ごしたい方は、広尾の「時たらず」をぜひ訪ねてくださいね。
旅行者フレンドリー情報
タベルコト(旅行者フレンドリー情報):時たらず
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Written by Kayano Oyama