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神戸牛をリーズナブルに!鉄板焼き専門店「神戸たん龍」で贅沢ランチ
神戸に来たなら、本場の神戸牛を味わってみませんか? 極めて厳しい審査基準をクリアした牛のみに与えられる“称号”「神戸牛」。最高品質の牛肉を提供する鉄板焼き専門店「神戸たん龍」で味わう、リーズナブルな神戸牛ランチをご紹介します!
神戸牛はどんな肉?
Picture courtesy of 吉祥グループ
神戸に来たらぜひ食べたいのが、神戸牛! 高級和牛としてその名を知られる、日本を代表するブランド牛です。
神戸牛とは、兵庫県のブランド牛「但馬牛(たじまうし)」の中でも特に、「神戸肉流通推進協議会」が認定した肉のこと。その基準は、「認定された兵庫県内の業者が育てている」「3代にわたって血統が守られている」「肉質等級がA,Bのものに限られる」など、極めて厳格に定められています。
ブランドの価値が守られているからこそ、その値段も高価。ステーキなどは1〜20,000円、中には30,000円を超えることも。そこで今回はリーズナブルに神戸牛ランチを食べたい、という方向けに、オススメランチをご紹介。
神戸の中心街・三宮の神戸牛専門レストラン、吉祥グループ「神戸たん龍」で、臨場感あふれる神戸牛の鉄板焼きショーを体験していただきましょう!
目の前で鉄板焼き!「神戸たん龍」
神戸牛の鉄板焼き専門店「神戸たん龍 三宮店」は、三宮(さんのみや)の繁華街のど真ん中、ビルの奥まった場所に位置しています。
ドアを開くと、高級感あふれる落ち着いた雰囲気の店内。カウンターの8席のみです。
カウンターの目の前には広々とした鉄板が。目の前でステーキを焼く様子を見ることができます。担当してくれたのは、料理人歴10年以上のシェフ・宮下さん。
「神戸たん龍 三宮店」では、年50回行われる神戸牛の品評会で、もっとも優秀な格付けである「最優秀賞受賞神戸牛」の牛を定期的に一頭買いしており、高品質な神戸牛を安定して提供しています。
今回はその中から、「赤身」のランチ(税別2,500円)をいただきました。
焼き方はミディアムレアで
目の前に出てきたのは、輝く赤身のブロック。部位はウチモモです。ウチモモとは、その名の通り内側のモモの部分。牛の部位の中ではもっとも脂肪分が低くヘルシーで、肉のうまみをダイレクトに味わえます。
最初に焼き加減を聞かれますが、店のオススメは「ミディアムレア」。もっともバランスよく肉のおいしさを感じられるそうです。
まずは、塊の状態のまま、塩、コショウで軽く下味をつけていきます。
温まった鉄板の上に置くと、心地よい肉の焼ける音が……。香りが席までただよってきて、食欲がそそられます。
最初に中〜強火で肉の表面をしっかりと焼き、おいしさを閉じ込めます。
両面に焼き色がついてきました。ここで、ブロックを半分に切り分けます。しっかり焼き色のついた表面部分と、赤身の部分が鮮やかなコントラストに。
もう片面を焼き、あとは余熱でゆっくりと火を通していきます。
「まず表面をしっかり焼いて、そのあと余熱で火入れをする」ことで、表面はカリッと香ばしく、内部はほどよく水分が抜けて肉のうまみが凝縮されるのだそう。こちらを切り分けると……。
美しいミディアムレアの断面が現れました!
さらに神戸牛の脂を活かして野菜を焼き、完成です!
おいしさが凝縮されたランチを味わおう
ミディアムレアの神戸牛を、彩り豊かな焼き野菜が囲みます。肉は一口サイズで数切れずつ出され、その都度鉄板で温め直してくれるので、常に焼きたての状態で食べることができます。
手前に並んでいる薬味は、左から肉味噌、ニンニク、ヒマラヤ岩塩、わさび。肉味噌にも神戸牛が使われています。また別皿に、肉につけるための醤油とポン酢が置かれています。
「最初は、何もつけずに食べてください」とシェフの宮下さんが声をかけます。「まずは、神戸牛本来の甘み、香り、うまみを体験していただきたいんです」
ほどよい肉厚に切られた神戸牛。噛むと、肉に閉じ込められた肉汁とうまみがあふれ出しました。赤身肉で脂肪分が少ないため、噛むほどにジューシーな肉のおいしさが広がります。
次は、少量のわさびとニンニクを乗せていただきましょう。
わさびには醤油漬けにした葉わさびが混ぜられており、辛みが抑えられ、肉に合うよう作られています。食欲をそそるニンニクの香りが広がったあと、鼻の奥にさわやかなわさびの香りが流れました。
ほかにも醤油、ポン酢、ヒマラヤ岩塩などがあるので、好きな薬味・調味料で召し上がってください。
サイドメニューもこだわりの品々
肉をしっかり味わえば、ご飯もほしくなります。ご飯は、土鍋で炊いた有機米(※1)。お米本来が持つ甘みが引き出され、1粒1粒が立っています。
そのまま食べてもおいしいですし、神戸牛を使った肉味噌を乗せれば、箸を持つ手が止まりません。
※1:有機米……農薬や化学肥料を使用していない米。
ランチにはサラダがついています。黒ごまのドレッシングと、ゆず(※2)のマヨネーズがかかっています。
※2:ゆず……日本で広く栽培される柑橘類。
こちらは味噌汁。こちらにも神戸牛のスジ肉と、季節の野菜が入っています。肉を食べる合間にほっと一息つけられます。
今回いただいたのは80グラムのランチ。120グラムで注文されるお客さんが多いとのことですが、女性は「80グラムでちょうどいい」という方も多いそう。実際、80グラムでも満足感がありました。お好みに合わせて、注文してください。
多言語にも対応
メニューは英語、中国語に対応しています。一番人気は、左上のサーロイン! 120グラム12,800円(税別)からと、やはり値段は張りますが、せっかく神戸に来た記念、神戸牛の真髄を食べてみる価値はあるかもしれません。
店に迷ったらコンシェルジュデスクも
店内スタッフは英語でもやりとりが可能。また、近くにあるコンシェルジュデスク(写真)には外国人スタッフが常駐しており、英語、中国語、韓国語、ネパール語に対応しています。
「たん龍」は、三宮・元町エリアに約30店舗の神戸牛レストランを展開する「吉祥グループ」が運営しています。このデスクで相談すると、吉祥グループからオススメの神戸牛レストランを紹介してくれます。
極上の神戸牛体験を!
神戸に来たからには、ぜひ神戸牛を「体験」してみてください。リーズナブルなランチをいただくもよし、奮発して最高級の部位を味わうもよし。極上の和牛体験が待っていることでしょう!
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In cooperation with 神戸たん龍 三宮店
MATCHA Editer.