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おいしい和牛を独り占め!池袋駅徒歩2分の1人焼肉専門店「美そ乃」
おいしい和牛を、好きなだけ食べたい。でも、1人で焼肉店に行くのは勇気がいるし、いろんな種類を食べるのも難しい……。そんな人のために、1人焼肉専門店があります。池袋からもアクセス至便、1人焼肉の世界へようこそ!
1人焼肉のススメ
ジュウジュウ焼ける音、したたり落ちる肉汁、噛むほどに広がる肉の旨味……。日本に来たらぜひ食べたい、和牛の焼肉。
でも、大勢で行くならいいものの「1人で焼肉店は行きづらい」という人もいるかもしれません。1人前の量が多いのでたくさんの種類を食べられないし、周りの目も気になるし。
好きな肉の部位を、好きなだけ食べられて、しかもリーズナブル。そんな店があれば……。
ありました。東京都随一の繁華街・池袋駅から徒歩2分。そんなアクセスしやすい場所に、1人焼肉の専門店があるのです!
1人焼肉の専門店「美そ乃」
「ひとり焼肉 美そ乃(みその)」は、店名から分かるように、1名客にターゲットを絞った焼肉店です。
店内はこのような雰囲気。お寿司屋さんをイメージしており、席はカウンターのみ。
1人1人にコンロが備え付けられ、隣の席とも適度に距離が離れているので、「焼肉を焼く、食べる」ことに集中できます。女性のお客さんも多いそう。
目の前のケースに、寿司のネタ(刺身)のように肉が並びます。
「美そ乃」では、55種類の部位を、1枚から注文することができます。A5ランクの和牛を1頭買いしているため、質のよい肉をリーズナブルな値段で提供できるのだそう。
今回は、人気のおまかせコースを頼んでみました。
人気は3,000円のコース
こちらがおまかせの盛り合わせコース(税別3,000円)。たくさんメニューがあって迷ってしまう、という方にオススメです。
赤身から霜降りまで、12種類の肉が入っています。希少部位と言われる人気の「ミスジ」「ザブトン」なども並びます。
同じ肉を1枚ずつ頼むと約3,300円となるため、盛り合わせで頼むとお得。一般的な焼肉店でも、3,000円でこれほどの種類の肉を食べられる店はあまり多くないのでお得感があります。
コンロに火をつけ、牛脂を馴染ませたら、準備OKです。手順が分からなければ、店員さんに聞けば教えてくれますよ。
とろける霜降りから、肉の旨味広がる赤身まで
1人なので、自分の好きな焼き方、好きなペースで焼くことができます。
肉は新鮮で柔らかく、少し赤身が残るぐらいでも食べられます。
もちろん、両面にほどよく焦げ目がつく程度にしっかりと焼いてもおいしいです。
焼き加減はご自身のお好みで大丈夫ですが、もしどのくらい焼いたらよいか分からない場合は、店員さんに聞いてみましょう。
脂がたっぷり乗った霜降り肉はタレ(左)で、身がギュッと締まった赤身肉はヒマラヤ岩塩(中央)とレモン汁(右)でいただきましょう。タレ、塩は約100種類試してみた中から選んだそうです。
こちらは牛の部位の中でも最高の肉質と言われるサーロイン。タレを絡ませていただくと、驚くほど柔らかく、じゅわっと脂がとろけ、気がつけばなくなってしまいました。
対して厚切りのタンは、しっかりとした歯ごたえがあり、噛むほどに旨味と幸せが広がります。こちらは塩とレモン汁でさっぱりといただきます。
カタシンは1頭の牛から数百グラムしか取れない希少部位。脂身がほどよく入り、しっかりとした肉の味わいもあってバランスのよいおいしさ。
2人前で12種類楽しめる
盛り合わせの量は全部で180グラム。通常の焼肉店ではカルビ1人前が約90グラムだそうなので、通常の2人前の量で、12種類の肉が楽しめます。
もう少し食べたいと思ったら、追加で注文しましょう。盛り合わせはほかにも値段別にコースがあり、2,000円(8種類前後)、4,000円(15種類前後)と、値段によって量や種類が異なります。
日によって提供される部位が異なるため、当日提供できる部位が板に書かれて並んでいます。こちらも、その日に出せるネタを掲示しているお寿司屋さんのようですね。
一番安い和牛の部位は、腹の表面に近い「フランケン」という部位。値段は1枚80円! もっとも高価な部位は、高級部位として名高いシャトーブリアンの1枚600円です。
※盛り合わせコースの部位も日によって変わるため、本記事で紹介した肉がない場合もあります。
※混雑時の食事は90分制となります。
多言語メニューも
メニューは英語、中国語版があるので安心。
こちらは日本語のみですが、イラストで部位が分かります。
気になる肉があったら、店員さんに「この肉はどの部位ですか?」(kono nikuwa dono bui desuka?)と聞いてみると、指差しで教えてくれるかもしれません。
店員さんもフレンドリー
副店長の西岡さん
「美そ乃」はフレンドリーな接客も人気の1つ。
「海外の方にも積極的にコミュニケーションを取っています。英語はあまり話せませんが」と副店長の西岡さんは笑います。
「普通の焼肉屋ではお客さんとコミュニケーションを取る店はあまりないと思いますが、うちはけっこう話すことが多いです。もちろん、この人は1人で楽しみたいんだな、という人には話しかけないので安心してください」
その居心地のよい空間が気に入り、日本に来るたびにこの店に立ち寄る海外のお客さんも多いそう。
日本で和牛を好きなだけ頬張りたくなったとき。1人で焼肉とお酒を楽しみたくなったとき。1人だけど、誰かとおしゃべりしながらご飯を食べたくなったとき。
そんなときには、ぜひ「美そ乃」に足を運んでみてください。
取材協力:ひとり焼肉 美そ乃
MATCHA Editer.