手ぶらでOK!日本の自然にどっぷりつかる、奥日田アウトドアプラン
日本で自然を感じるならアウトドアアクティビティがオススメ。大分県日田市なら、初心者や道具を持参していない方でも、気軽にアウトドアを楽しめます。思い出に残る1泊2日のアウトドアの旅を提案します。
日本でアウトドアするなら九州日田へ!
「日本の自然を体験したい」
そうお思いなら、美しい景色を眺めるだけでなく、登山やキャンプでどっぷり自然の中に浸かってみませんか?
「でも、キャンプ道具は日本に持っていけないし」
そんな方でも大丈夫。九州北部の中心に位置する大分県日田市なら、本格アウトドアを気軽に体験できます!
手ぶらキャンプができる充実した施設、気持ちのよい山の自然。初心者、家族連れでも安心の、日田市ならではのアウトドアプランを紹介します。
キャンプをもっと盛り上げる、日田の名物グルメを調達!
山に向かう前に、まずはキャンプ用の食材を日田市内で調達しておきましょう。
今回は、地元日田ならではのメニューをピックアップ!
アウトドアに最適な日田きこりめし
まずはキャンプや登山にもぴったりなこちらの「日田きこりめし」弁当を調達。
しっかりと味の染みた鶏肉やキノコの煮物、煮玉子などはすべて日田産の食材。
ポイントは、ごぼうに食い込んだのこぎり型のナイフです。日田市で盛んな林業にちなみ、ごぼうを丸太に見立てています。
器も日田の杉で作るというこだわりようです。
箸袋を広げると「ヤブクグリ新聞」に!日田の林業の現状を伝えてくれます。
弁当を生み出したのは、日田の林業を盛り上げる民間グループ「ヤブクグリ」。
器は自然素材でだけで作られているので、キャンプの焚火にそのままくべることも可能です。
人と自然がともに生きてきた、日田らしい自然にやさしい弁当です。
そんな日田きこりめし弁当を買えるのは、日田駅前にある食事処「寶屋」。
前日までに「寶屋」に連絡すれば、山へ向かう当日の朝に受け取りに行けます。「寶屋」については以下の記事もどうぞ。
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肉王国・九州ならではの鳥刺し、BBQ肉
キャンプと言えば野外で行うBBQ。今回は日田市内で調達できるディナーやBBQにも最適なお肉を紹介します。
日田市のある九州地方は、日本でも有数の肉が美味しい地域。
豊後牛、宮崎鶏、鹿児島黒豚などなど、各地にブランド肉が存在します。
まずは「西邑(にしむら)かしわ専門店」で、食べやすいサイズに細く切られた鳥刺しを購入。このボリュームで1100円!
新鮮な肉だからこそ食べられる鳥の刺し身。日本以外にはあまりないメニューですが、魚の刺身と同様に醤油につけていただきましょう。
なめらかな口当たり、ほどよい歯ごたえ、鶏の旨味が絶品です。生が不安な方は、火を通して食べてもOK。
西邑かしわ専門店 若宮店
住所:大分県日田市若宮町3‐80 MAP
電話番号:0973-23-5425
BBQ用のお肉なら、日田駅のすぐ近くにある人気の居酒屋「御肉くにお」へ。
こちらは、牛タンステーキからもつなべや肉のおにぎりまで、様々な肉料理を提供する飲食店ですが、3日前までに電話で申し込めば、BBQ用に厳選した肉プレートを予算と人数に応じて用意してくれます!
御肉くにお
住所:大分県日田市元町16-7 柳橋ビル2F MAP
電話番号:050-5595-5442
スノーピーク奥日田キャンプフィールドへ!
今回キャンプに挑戦するのが、奥日田エリアにあるキャンプ施設「スノーピーク奥日田キャンプフィールド」です。
日本発のアウトドアブランド「スノーピーク」運営の直営店&キャンプサイトで、2015年夏にオープンしたばかり。
もし登山やキャンプ用の道具や装具を持参していなければ、ひとまずスノーピーク奥日田に立ち寄り、必要な道具を手に入れましょう。
スノーピークのテント、調理用具、アパレルなどなど、アウトドア用品はなんでも勢揃い。
アイテムのない方には、後述の「手ぶらCAMP」プランもオススメです!
準備ができたらいざ出発!
1.軽い登山なら、40分ほどで登れる御前岳に挑戦!
日田市は山に囲まれた町であり、中心部から車を走らせればすぐに気持ちのよい山林に到着します。
特にスノーピーク奥日田のある市南部地域では、ワクワクする絶景や清々しい森林がいっぱい。
御前岳(1209m)、釈迦岳(1231m)、渡神岳(1150m)などの山のうち、今回は御前岳を選びました。
事前に日田市観光協会に連絡すれば、登山ガイドを依頼することも可能です(日本語と簡単な英語のみ)。
安心して山に挑めるだけでなく、日田市の山の見どころ、森林の特徴について学べる貴重な機会となるでしょう。
御前岳登山の特徴は、登っているうちに変わる山の風景。登山口からしばらくの間は、林業のために育てられた杉林が続きます。
しばらく登っていくとシオジの原生林が現れ、シオジを含む木々が自然のままで生えています。
空へ向かってのびのびと立つシオジや、数百年の樹齢を誇る面白い形をした杉の木などを眺めながら進みましょう。
登山道の最後には、古い社が残る岩屋を発見。この山がかつて山岳信仰(※1)の対象になっていたことを物語っています。
岩屋の付近には、古代の天皇景行天皇(※2)が訪れたという伝説も残されています。
伝説にちなんだ石碑、天皇が腰をおろしたとされる岩を見れば、1000年の時の流れを感じ取ることができるでしょう。
※1:山岳信仰... 山を神体としてみなし、崇拝の対象にする信仰。
※2:景行天皇... 1〜2世紀頃に在位していたとされる、日本の第12代目の天皇。
登山途中、岩の間から水の湧き出る泉を見つけました!
日田市は「水郷(すいきょう:水の町)」と呼ばれるほど、水資源に恵まれています。
そんな日田市の美しくきれいな水を供給しているのが、御前岳を始めとする周囲の山々なのです。
こちらの湧水はもちろん自由に汲んでそのまま飲むことができます。
名物のビール、焼酎、醤油を作る、日田の名水をぜひご賞味あれ。
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途中の沢沿いでひと休み。小川の音を聞きながら、お昼ご飯をいただきます。
普段とは違う非日常の空間に、大盛り上がり間違いなし
湧水を沸かして作る、絶品のコーヒー
気の合う仲間と自然の中で食事をする、贅沢な時間を体験してください。
2.スノーピーク奥日田で手ぶらキャンプ!
スノーピーク奥日田は、標高950mにあるキャンプフィールドです。
サイトからの眺望も見事で、遠くには熊本県の名峰・阿蘇山(1,592m)まで見通せます。
広々としたキャンプサイト
スノーピーク奥日田には、食材や着替え以外道具が一切必要ない「手ぶらCAMP」プランが提供されます(予約はこちら)。
キャンプに必要なアイテム一式が、その場で渡される
1泊2日のキャンプに必要なテントや寝袋、焚火台セットとバーベキューグリル、テーブルとイス、食器や調理用具などはすべてレンタルできます。
これ1セットで1〜5名までキャンプ可能で、利用料金は1セット45,000円(税抜)。
キャンプフィールドには水道・電源付きのサイトや、食器洗い時に助かるお湯が出る炊事棟、トイレやコインシャワーが完備。キャンプシーズン中は大浴場も利用可能です。
キャンプ初心者の方は、スノーピークスタッフの説明を受けながら、一緒にテントづくりを行えます。
みんなで力を合わせれば、1時間以内にテントが完成!
夜までの間、周辺散策や野遊びを楽しみ、夕方になったら待ちに待ったバーベキューの準備といきましょう!
食材を炊事棟で洗ってから、グリルで調理します。
バーベキューをゆっくり味わって、夜まで外で楽しく過ごすのが、キャンプの醍醐味です。
極上の肉を香ばしくグリル
肩を寄せ合い火を囲めば、自然と笑みがこぼれる
ふと見上げると空には星空が。標高950mから見た星空は、手を伸ばせば触れられると思うほど近くに感じられます。
家族や仲間たちと交わし夜が更けてきたら、日田の自然を全身で感じつつ、眠りにつきましょう。
揺れ動く焚き火の炎が心を落ち着かせる
3.山登り経験者にオススメ!釈迦岳でご来光
翌日、元気な方は早起きして、早朝の釈迦岳登山に挑戦しましょう。
まだ暗い時間の登山になりますので、日田市観光協会やスノーピーク奥日田のスタッフに相談するのがよいでしょう。
夜明け前に登山を開始すれば、1時間ほどで山頂に到着。一日の始まりを告げる朝日が、あなたを出迎えてくれます。
一生の思い出に残る、壮大な景色を目に焼き付けてください。
大分県日田市で、日本の自然を全身で感じよう
登山やキャンプは日本の他の地域でも体験できます。
しかし、大分県日田市なら、土地ならではの文化を自然と一緒に体感できるでしょう。
友だちや家族と一緒に九州を訪れる方は、ぜひ奥日田で登山やキャンプにチャレンジしてみてください。
きっと大切な旅の思い出を残せることでしょう。
Sponsored by Hita City Tourism Department