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別府、由布院…九州・大分で絶対行きたい15スポット&食べたいグルメ
大分県には別府や由布院をはじめ、見どがたくさんあります。大分県の温泉、グルメ、自然や寺社などのスポットで、存分にその魅力を感じてみてください。絶対行きたい15スポット&食べたいグルメをご紹介します!
大分県はどんなところ?
九州地方にある大分県には別府や由布院(※1)など、見どころとなるエリアがたくさんあります。今回は大分の絶対行きたい15スポット&食べたいグルメをご紹介。
大分県の温泉、グルメ、山や海などの自然、お寺などを体験して、存分にその魅力を感じてみてください!
※1:由布院(ゆふいん)……由布院には、「由布院」と「湯布院」2つの地名表記があり、駅などの表記は「由布院」です。本記事では有名詞の場合を除き、「由布院」と表記しています。
大分へのアクセス
大分県は、九州地方の東部に位置する県です。隣接している県は、福岡県、熊本県、宮崎県。
特急 ゆふいんの森 Picture courtesy of 九州旅客鉄道 「博多から日帰りで!由布院(湯布院)でやりたい10のこと―金鱗湖、和牛、美術館、温泉」より
福岡県から大分の観光スポットである別府や由布院へ行くなら、観光列車「特急 ゆふいんの森」を利用すると便利です。また、熊本県や長崎県、鹿児島県など、ほかにも九州を回るのであれば、「JR Kyushu Rail Pass」がお得。パスは九州全域、北部、南部のエリア別にわかれており、大分を含むのは「九州全域」「北部」のエリアです。
大分県は広いため、県内の観光地を多く巡るのであれば、レンタカーが便利です。
「ゆふいんの森」公式HP:http://www.jrkyushu.co.jp/trains/yufuinnomori/
JR Kyushu Rail Pass:http://www.jrkyushu.co.jp/english/railpass/railpass.html
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大分の行きたい15スポット&オススメグルメ
それでは、エリア別の大分県で行きたい15スポットをご紹介! 今回は「別府」「由布院」「大分」など観光客が多く訪れるエリアから、「くじゅう」「豊後大野(ぶんごおおの)」「日田(ひた)」「宇佐(うさ)・国東(くにさき)」などちょっと穴場のエリアまで、行きたいスポットをぜひ見つけてみてください。最後には絶対食べたい大分グルメも紹介しています。
1.別府地獄めぐり:別府エリア
まずは大分を代表するスポット、別府。別府は日本有数の温泉地として有名です。中でも人気の観光コースが「別府地獄めぐり」。
別府の鉄輪(かんなわ)・亀川(かめがわ)には、1000年以上前から約100℃の噴気、熱泥が出ている温泉噴気口があり、近寄ることもできないその様子から「地獄」と呼ばれるようになりました。
血の池地獄
地獄は計7スポットあり、鉄輪には海地獄、鬼石坊主地獄、かまど地獄、鬼山地獄、白池地獄の5種類、車で5分ほどの距離にある亀川には、血の池地獄と龍巻地獄があります。いずれも温泉成分によって青色や赤色に染まっているなど、この世のものとは思えない光景が広がっています。
地獄めぐりは鑑賞のみですが、場所によっては足湯施設があり、無料で足湯に入ることができます。
地獄を効率的に巡るなら、地獄めぐりの観光バスが出ています。毎日別府駅を9:20、14:00発、所要時間は約3時間。3,650円(7つの地獄の入場券2,000円を含む)。予約サイトから事前に予約が必要です。
別府地獄(鉄輪)
住所:大分県別府市大字鉄輪 Google Map
公式HP:http://www.beppu-jigoku.com/
地獄蒸し
別府名物の「地獄蒸し」は、温泉の蒸気を使い、高温の蒸気で一気に蒸し上げる料理です。食材は魚介類や肉、野菜など地元の素材。
蒸すことで旨味や栄養が閉じ込められ、塩やポン酢などをつけていただきます。油分を使わずヘルシーなので女性にも人気。
地獄蒸しは、「地獄蒸し工房鉄輪」、「里の駅かんなわ」やひょうたん温泉にある「湯らり」などで食べることができます。
また、別府のホテルや旅館に泊まれば、豪華な地獄蒸し会席をいただけるでしょう。
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地獄むしプリン
別府温泉で人気のスイーツが「地獄蒸しプリン」。温泉の噴気を利用して、プリンを作るようになったのが始まりです。明礬(みょうばん)温泉エリアの岡本屋「地獄蒸しプリン」、JR別府駅近くのホテル三泉閣「コラーゲン温泉プリン“プルプル♪プルリンちゃん”」が人気です。
2.別府温泉:別府エリア
杉乃井ホテル
別府を訪れたら、名物の温泉にはぜひつかっておきたいところ。JR別府駅近くの「杉乃井ホテル」には、別府湾や街並みを心ゆくまで楽しめる露天風呂があります。「観海寺温泉 いちのいで会館」からも別府湾を一望できます。温泉の湯色はコバルトブルーで色鮮やかです。
砂湯
海の近い亀川温泉では、「別府海浜砂湯」で名物の砂湯を楽しむことができます。砂湯とは、お湯につかる温泉ではなく、砂の中に入って体を温めるというもの。スタッフが穴を掘り、顔だけ出した状態で全身に温かい砂をかけてくれます。15分程で全身が温まり、じんわりと汗がにじみます。
海を眺めながら入れるので、開放的な雰囲気であっという間に時間が過ぎます。温泉好きの日本人にとっても珍しい温泉、ぜひ体験してみてはいかがでしょう?
3.湯布院フローラルヴィレッジ:由布院エリア
Picture courtesy of 湯布院フローラルヴィレッジ 「博多から日帰りで!由布院(湯布院)でやりたい10のこと―金鱗湖、和牛、美術館、温泉」より
由布院は、別府と並び大分を代表する温泉地。温泉以外にも、子どもから大人まで楽しめる個性的な観光スポットが多くあります。
「湯布院フローラルヴィレッジ」は、イギリスのコッツウォルズ地方の街並みを再現したアミューズメント施設です。コッツウォルズ地方は、『ハリー・ポッター』シリーズの舞台としても有名。
「フクロウの森」では、かわいいフクロウたちと触れ合えます。「Alice's Shop」は、不思議の国のアリスのようにドアや窓まで小さく、こぢんまりとしたお店。ほかにも年中クリスマスを感じられる「X'mas store」、魔女が登場する童話をモチーフにしたパン屋「kiki's Bakery」など、さまざまなお店が軒を連ねています。
湯布院フローラルヴィレッジ
住所:〒879-5102 大分県由布市湯布院町川上1503-3 Google Map
公式HP:http://floral-village.com/
4.金鱗湖:由布院エリア
金鱗湖(きんりんこ)は、由布院を代表する観光スポットの1つ。「金の鱗」という意味の名前は、湖を泳ぐ魚の鱗が、夕日によって美しく輝くことから付けられたと言われています。
秋や冬の朝には、湖面から霧が立ち上がり幻想的な風景に。湖底から清水と温泉が湧き出ているため、水面上の空気との温度差から霧が起こるのです。早朝であれば人も少なく、きれいな景色をゆっくり楽しめるでしょう。
金鱗湖
住所:大分県由布市湯布院町川上 Google Map
公式HP:http://www.city.yufu.oita.jp/kankou/kankou/kinrinko/
5.湯の坪街道:由布院エリア
Picture courtesy of 由布院観光総合事務所 「博多から日帰りで!由布院(湯布院)でやりたい10のこと―金鱗湖、和牛、美術館、温泉」より
「湯の坪街道」は、飲食店やおみやげ店など40軒以上が並ぶストリート。お腹が空いたら食べ歩きをしたり、家族や友達へのおみやげを買ったりと存分に楽しめます。
中でも「SNOOPY茶屋」は、スヌーピー好きにはたまらないお店。スヌーピーキャラクターの和物グッズや、キャラクターをかたどった料理メニューまで用意されています。ジブリが好きなら、「どんぐりの森 由布院店」へ。『となりのトトロ』『魔女の宅急便』『千と千尋の神隠し』といったスタジオジブリ作品のキャラクターグッズが揃っています。
湯の坪街道
住所: 大分県由布市湯布院町湯の坪 Google Map
6.大分駅周辺ショッピング:大分エリア
大分駅の周りにはショッピング施設が多くあります。大分駅内にある「アミュプラザおおいた」は、ファッションから雑貨、映画館やフードコートまで揃い、どの世代も楽しめるスポットです。8Fには屋上庭園があり、心地よく時間を過ごせます。
大分駅から車やバスでアクセスできる「パークプレイス大分」も、ファッション、雑貨、グルメや映画まで楽しめる複合施設です。
7.大分県立美術館(OPAM):大分エリア
Picture courtesy of OPAM
大分県立美術館(OPAM)は「出会いと五感のミュージアム」をコンセプトにした美術館。世界的な建築家・坂 茂(ばん しげる)氏が設計を手がけた建物はガラス張りの開放的な雰囲気。ロビーでは巨大なタマゴ型のオブジェが来場者を出迎えます。
Picture courtesy of OPAM
日本の近代美術をリードした大分出身のアーティストの作品を約5,000点も所蔵し、日本画から現代美術まで、ジャンルを横断した個性豊かな作品群に出会えます。
「フランス近代絵画と大分の竹工芸」、あるいは「日本各地の名刀と大分の伝統的な刀」など、大分と世界、古典と現代などの「出会い」をテーマとした企画展も随時開催。芸術に対して新たな目が開かれる美術館です。
大分県立美術館(OPAM)
住所:大分県大分市寿町2-1 Google Map
公式HP:http://www.opam.jp/
8.うみたまご(大分マリーンパレス水族館):大分エリア
「うみたまご(大分マリーンパレス水族館)」は、海洋生物を見るだけでなく、触れ合いながら身近に感じられる水族館。「タッチングエリア」ではヒトデやナマコなどに直接触れられます。アートコーナーは、水槽をライトアップしたりすることで生物たちが幻想的に表現されます。子どもから大人まで楽しめる水族館です。
うみたまご(大分マリーンパレス水族館)
住所:大分県津久見市大字四浦2218-10 Google Map
公式HP:https://www.umitamago.jp/
9.高崎山自然動物園:大分エリア
大分市と別府市の間にある高崎(たかさき)山は、野生のニホンザルが多く生息しています。「高崎山自然動物園」は、野生のニホンザルを間近で見られるスポット。餌をやる時間になると、どこからともなく大勢のサルたちが集まり、彼らの様子をじっくり観察できます。
園内は自然散策にもよく、四季に合わせて景観を楽しめます。
高崎山自然動物園
住所:大分県大分市神崎3098-1 Google Map
公式HP:http://www.takasakiyama.jp/takasakiyama/
10.九重"夢"大吊橋:くじゅうエリア
九重(ここのえ)"夢"大吊橋は、長さ390メートル、高さ173メートルの大吊橋。人が渡れる吊橋としては日本一の高さを誇ります。橋の上からは「日本の滝百選」にも選ばれた震動の滝なども見え、圧巻の景色。
ほかにも173メートル下の川が見える中央部分など、撮影スポットは盛りだくさん。小腹が空いたら、「九重“夢”バーガー」やバラをかたどった「バラマドレーヌ」などのグルメも楽しめます。九重“夢”バーガーは、豊後牛のほかに鹿肉や猪肉など、6種類からお好きなパテを選べます。
九重"夢"大吊り橋
住所:大分県玖珠郡九重町大字田野1208 Google Map
公式HP:http://www.yumeooturihashi.com/
11.タデ原湿原:くじゅうエリア
タデ原湿原は、2005年にラムサール条約に登録された湿原。くじゅう連山の北側にあり、山の中にある湿原としては日本国内でもトップクラスの面積を誇ります。
ヨシ、ススキや希少な植物が育ち、はるか先まで広がる豊かな自然は散策にもってこい。時間、距離が異なる3つのコース「バリアフリーのタデ原絶景コース」(約20分)、「タデ原1周満喫コース」(約40分)、「草原・森もりコース」(約60分)が楽しめます。
タデ原湿原
住所:大分県玖珠郡九重町田野255-33 Google Map
公式HP:http://kyushu.env.go.jp/nature/tyojyabaru/tadewara/
12.原尻の滝:豊後大野エリア
「日本の滝100選」に選ばれている、原尻(はらじり)の滝。9万年前に起こった阿蘇山の大噴火により生まれた、幅120メートル、高さ20メートルの大滝です。滝の前方にある吊橋からは滝の正面を眺められ、自然の雄大さを感じられます。
原尻の滝
住所:大分県豊後大野市緒方町原尻936-1 Google Map
公式HP:http://www.bungo-ohno.com/spot/index.php?sid=9
13.豆田町:日田エリア
江戸時代に城下町として栄えた豆田町(まめだまち)。当時は地域の経済を支える重要な街でした。今では、その面影を残すレトロな街並みが広がっています。
石レンガの道沿いに白い土壁の建物や、古い建物をリノベーションしたショップやカフェが並びます。中でも「岩尾薬舗(いわおやくほ) 日本丸館」は、1855年創業の薬屋。当時の暮らしぶりがわかる展示や、レトロなグッズも売られています。
豆田町
住所(岩尾薬舗 日本丸館):大分県日田市豆田町4-15 Google Map
公式HP:http://www.hita-mameda.jp/index.html
14.宇佐神宮:宇佐・国東エリア
日本に約8万ある神社のうち、半数の約4万以上の神社が神様として祀っているのが八幡様(※1)。その八幡様を祀るすべての神社のおおもとが「宇佐神宮」です。創建は725年。国宝にも指定されている、荘厳な朱色の本殿は必見です。
※1:八幡様(はちまんさま)……応神(おうじん)天皇と同一視され、古来より武運の神として信仰を集めている。
宇佐神宮
住所:大分県宇佐市南宇佐2859 Google Map
公式HP:http://www.usajinguu.com/
15.国東半島:宇佐・国東エリア
国東(くにさき)半島は古くから仏教文化が栄えた場所で、半島の中央部分に位置する「両子寺(ふたごじ)」は、パワースポットとしても有名。入口には2体の仁王像が立っており、訪問者を迎えています。
国東半島の北西に位置する真玉(またま)海岸は、「日本の夕陽百選」に選ばれた海岸。オレンジに染まった空が海水の溜まった海岸に映し出される光景は、言葉にできない美しさです。
両子寺
住所:大分県国東市安岐町両子1548 Google Map
公式HP:http://www.futagoji.jp/
真玉海岸
住所:大分県豊後高田市臼野・真玉海岸 Google Map
大分で食べたい絶品グルメ
新鮮なシーフード
関さば・関あじ
海に近い大分県では、新鮮な魚をたくさん食べられます。食べ応えのある「関(せき)さば」や、脂の乗った「関あじ」、肉厚で旨味のある「城下(しろした)かれい」、コラーゲンたっぷりの「すっぽん」、プリッとした食感の「車エビ」など、ぜひ試してみたい海の幸ばかりです!
とり天
大分県民が大好きな「とり天」。唐揚げに近いですが異なる料理で、下味をつけた鶏肉を天ぷらにして、名産のカボスという柑橘類を絞り、タレをつけて食べる料理です。醤油やポン酢などをつけていただきます。
とり天の下味のつけ方やタレの味はお店などによって異なります。一緒にキャベツを食べると美味しさが引き立つでしょう。
唐揚げ
大分は唐揚げも有名。特に中津市は、「からあげの聖地」として呼ばれるほど。油で揚げた鶏肉をショウガやニンニク、ネギなど10種類近い薬味を使ったタレに漬け込んでいます。外はサクサクで、中はジューシーな食感も楽しめます。
豊後牛
自然豊かな大分で育った牛は、とてもやわらかく、とろけるような味わいです。その中でも特に厳しい条件をクリアした牛を「おおいた豊後牛」と呼んでいます。天皇賞、内閣総理大臣賞などを受賞するなど高く評価されています。
ステーキやハンバーグ、焼肉など、どんな食べ方でもその美味しさを味わえますよ。
大分を楽しみ尽くそう!
大分は温泉や絶景スポット、美食など、日本に来て楽しみたいもの、体験したいものが揃っています。ぜひ本記事を参考に、大分を味わいつくしてください!