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大人も子どもも夢中になれる!遊んで学べる名古屋の観光スポット5つ
子連れで旅行に行ったときは、遊びながら学べたら最高ですよね。本記事では飛行機に関するテーマパークや水族館、自動車博物館など、子どもも大人も夢中になれる、名古屋の5つのスポットをご紹介します。
子どもと一緒に、楽しく学べる名古屋旅行
名古屋は、愛知県にある都市。日本国内の中央部に位置する中部地方の、観光における拠点と言われています。名古屋へは、東京や大阪から新幹線で簡単に行けるうえ、飛行機でセントレア(中部国際空港)に降り立つと、市街地までは電車に乗って最速30分ほどで行けてしまいます!
名古屋には、歴史的に重要な名古屋城や由緒ある神社・熱田神宮、お店やグルメが集まる大須(おおす)商店街など、たくさんの観光スポットがあります。
訪れると勉強になる遊園地や水族館、自動車博物館などもあり、家族連れの方にもオススメです。今回は、楽しく遊べて賢くなれる、家族旅行にぴったりの名古屋の観光スポットをご案内します。
目次
- 1. FLIGHT OF DREAMS 今までにない飛行機のテーマパーク
- 2. 名古屋市科学館 世界最大級のプラネタリウムを鑑賞しよう
- 3. 名古屋港水族館 身近な海の生き物と触れ合おう
- 4. トヨタ産業技術記念館 世界のトヨタの原点
- 5. トヨタ博物館 車好きなら見逃せない博物館
1. FLIGHT OF DREAMS
今までにない飛行機のテーマパーク
「FLIGHT OF DREAMS(フライト・オブ・ドリームズ)」は、セントレア内にある、今までにない飛行機のテーマパークです。館内に入ると、ボーイング787初号機ことZA001がお目見えします。
(左) 「歩いて集める飛行機図鑑」 飛行機の周りを歩いて、その箇所ごとのパーツの詳細を見られるスマートフォンアプリ
(右) 「ZA001 コックピット」 見学用に実際の飛行中を再現したコックピット
「FLIGHT OF DREAMS」は、ボーイング社との提携によって誕生しました。というのも、ボーイング787の部品の35%以上はここ中部地方で製造されて、アメリカの工場に輸送され組み立てられるからです。
ここにあるZA001は、さまざまな試験に使用されたあと、ボーイング社から次世代の航空機産業のために、セントレアに寄贈されたものです。
ZA001のある「FLIGHT PARK(フライト パーク)」 は、大人も子どもが楽しめるアトラクションがあるエリア。最大の見どころは、会場いっぱいに映し出されるプロジェクションマッピングを使った、光と音のショー「Fly with 787 Dreamliner(フライ ウィズ 787 ドリームライナー)」です。体感型アートのエキスパートである「teamLab(チームラボ)」が手がけています。
4Fにあるフライトパーク観覧エリアからは映像全体を見渡せて、まるでボーイング787と一緒に飛んでいるかのような気分になりますよ。
写真右下に飛んでいる小さな飛行機は、子どもたちが描いた飛行機をスキャンし、プロジェクションマッピングで投影したもの。もし自分の飛行機が飛んでいるのを見つけたら、その子はきっと大喜びすることでしょう。
観覧エリアから降りてくると、ボーイングを組み立てる様子を映像で見られる「Boeing Factory(ボーイングファクトリー)」があります。
スタート地点から歩いていくと、いろいろなパーツが少しずつ組みあがってきて、ゴールに到着する頃には一機の飛行機がすっかり完成しているのです。わかりやすくて、子どもと一緒に夢中になって見ていられますよ。
続いてやってきた「Paper Plane Music Field(奏でる!紙ヒコーキ場)」は、子どもたちに大人気のエリア。紙飛行機をつくって光の中で飛ばすもので、紙飛行機が光に触れると音が鳴ります。
触れる光が多いほど鳴る音も増えるので、遠くまで飛ばせるよう、工夫して飛行機をつくってみてくださいね。
続いて、「Sketch Airplane(お絵かきヒコーキ)」。子どもたちが思い思いに色を塗った飛行機をスキャンすると、天井や壁に飛行機が立体的に映しだされます。タブレットで自分の飛行機を縦横無尽に操縦できますよ。
お腹が減ったら、レストランやカフェが並ぶ「SEATTLE TERRACE(シアトルテラス)」に行ってみましょう。飛行機の待ち時間をここで過ごすのもよさそう。
おみやげを買いたいという人は、アメリカ国外初出店のオフィシャルストア「BOEING STORE(ボーイングストア)」へ。本物の飛行機の部品が使われている商品もありますよ!
楽しく遊べて、飛行機のことを学べる「FLIGHT OF DREAMS」へは、セントレア空港に到着後すぐに行けます。帰国前に立ち寄るのもいいですが、時間を十分にとって訪れるのがオススメです。
2. 名古屋市科学館 世界最大級のプラネタリウムを鑑賞しよう
Picture courtesy of 名古屋市科学館
名古屋市の中心地の「名古屋市科学館」は、巨大なボールのような建物と正面の巨大ロケットが特徴です。
館内は、地球と生命科学がテーマの「生命館」、科学・技術がテーマの「理工館」、宇宙がテーマの「天文館」の3つのテーマに分かれていて、合計230種以上の展示があります。
Picture courtesy of 名古屋市科学館
球体の内部は、プラネタリウムになっています。ドームの内径は35メートルもあり、世界最大級のプラネタリウムで限りなく本物に近い星空が楽しめます。
毎時50分間の上映では、「星座のなりたち」「星は何色?」「超銀河団をさぐる」など、宇宙や星にまつわる物語を楽しめます(学芸員による日本語でのライブ解説付き) 。上映テーマは毎月変わります。
星の位置や明るさを忠実に再現するため、高品質の映像機器を使っているのも特徴です。
Picture courtesy of 名古屋市科学館
一方、理工館内の大型展示コーナーでは、9メートルもの高さの竜巻を人工的に起こす「竜巻ラボ」 、120万ボルトという高電圧の稲妻が館内を走りまわる様子を肉眼で観察できる「放電ラボ」 など、自然現象を体験し、学べる展示があります。
マイナス30℃の極寒の世界を体感できるのは「極寒ラボ」。天井いっぱいに広がるオーロラの映像や、本物の南極の氷塊が展示されています。「水のひろば」では、蒸発した水が集まって雲になり、雨となって海へと流れゆく地球の水の循環が、映像と音と共に再現されています。
Picture courtesy of 名古屋市科学館
「サイエンスステージ」では、たとえば慣性の法則を利用したテーブルクロス引きのような、さまざまな実験ショーが行われていますよ。
Picture courtesy of 名古屋市科学館
館内には、100万年前の地球に生息していた恐竜、マプサウルスの復元骨格も。たくさんの展示物は、子どもたちを科学の力で楽しませてくれること間違いなしです。
3. 名古屋港水族館 身近な海の生き物と触れ合おう
Picture courtesy of 名古屋港水族館
「名古屋港水族館」は、さまざまな海洋生物と触れあえる水族館。
Picture courtesy of 名古屋港水族館
日本最大の野外水槽があり、イルカたちによるパフォーマンスが行われています。隣では、可愛いベルーガや大きなシャチも見られますよ。
Picture courtesy of 名古屋港水族館
そのほか、およそ35,000匹ものマイワシが大群となって、竜巻のように泳ぎ回る「マイワシのトルネード」は見逃せません。きらめく魚の大群は圧巻!
Picture courtesy of 名古屋港水族館
化石のレプリカや本物の骨格標本からは、海洋生物たちがそれぞれどのような進化を辿ってきたのかを学べます。
Picture courtesy of 名古屋港水族館
「くらげ なごりうむ」はクラゲを展示しているコーナー。「タッチタンク」では、子どもたちはヒトデやウニに実際に触れることができます。
Picture courtesy of 名古屋港水族館
身近にいる海の生き物だけでなく、美しいサンゴ礁の景観が楽しめる水槽も。
訪れれば、楽しみながら知識が得られますよ。事前にイベントスケジュールを確認して訪れるのがオススメです。
4. トヨタ産業技術記念館 世界のトヨタの原点
Picture courtesy of トヨタ産業技術記念館
広大な赤レンガの建物の「トヨタ産業技術記念館」はかつて、1911年に豊田佐吉(とよだ さきち)によって創設された織布工場でした。この場所こそ、トヨタグループの始まりの地なのです。
Picture courtesy of トヨタ産業技術記念館
トヨタと言えば、世界的に有名な自動車メーカーを思い浮かべるでしょう。しかし、最初は繊維産業の会社だったことを知っていますか?
ロビーにある環状織機は、超広幅の布を静かに製織できるという豊田佐吉の発明品で、世界の繊維産業に革命を起こす一端を担ったともいえる機械です。その後、佐吉の長男、喜一郎が自動車製造をはじめ、現在知られるトヨタとなったのです。
Picture courtesy of トヨタ産業技術記念館
館内は大きく2つのエリアに分かれます。「繊維機械館」では綿や麻などのような素材や、昔の機織り機から現代の大型機械まで、繊維産業にまつわるものが展示されています。
Picture courtesy of トヨタ産業技術記念館
「自動車館」では、自動車事業の創業期、自動車のしくみと構成部品、開発技術、生産技術の4つのゾーンで自動車に関する展示がされています。自動車の歴史や工場がまるごと詰まったような場所です。
Picture courtesy of トヨタ産業技術記念館
トヨタが好きな方は、おみやげショッピングもお忘れなく。どれもおしゃれで使ってみたいものばかりで、中にはコレクションしたくなるようなものもあります。流石はモノづくりの覇者ですね。
5. トヨタ博物館 車好きなら見逃せない博物館
Picture courtesy of トヨタ博物館
「トヨタ博物館」で自動車の歴史と進化について、楽しく学びましょう。
Picture courtesy of トヨタ博物館
「クルマ館」には世界中から集められた約140台の車があり、19世紀末の自動車誕生から現代までの自動車の歴史が展示されています。
Picture courtesy of トヨタ博物館
一方「文化館」の「クルマ文化資料室」は、2019年4月17日にリニューアルオープン。新しくなった資料室には、錦絵やポスター、800台以上のミニチュアカーなど自動車にまつわる文化的資料が約4,000点展示されています。
Picture courtesy of トヨタ博物館
子ども向けに、乗り物に関する絵本図書室や、クラシックカーに乗って記念撮影ができる撮影スポットも。
Picture courtesy of トヨタ博物館
帰る前にミュージアムショップでショッピングを。カフェ「MUSEUM CAFE CARS & BOOKS」でお茶をしたり、レストラン「AVIEW」で食事をしたりするのもいいでしょう。
名古屋で子どもと一緒に遊んで学ぼう!
「百聞は一見にしかず」という言葉があるように、ただ見るだけでなく、実際に体験できる所への旅行がオススメ。
紹介したスポットでは、遊びながら体験し、大人も子どももたくさんのことを学べます。気になる場所へ、家族で一緒に出かけましょう!
中部国際空港セントレア公式HP: http://www.centrair.jp/
セントレア周辺には、ほかにも魅力的な観光スポットがたくさん。「中部地方観光特集」のページでチェックしましょう!
Written by TeiChayangkul
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