雪を楽しむ!福島で満喫する冬旅行のオススメスポット!
日本では、冬になると雪が降る場所が数多くあります。そのため、雪を活かしたお祭りや雪によって彩られた絶景を楽しむこともできます。今回は、冬の魅力がたくさん詰まった福島県を紹介します!
美しさ際立つ冬の福島
Picture courtesy of 福島県観光物産交流協会
日本の東北地方にある福島県。季節関係なく、雄大な自然とおいしい食べ物を楽しめます。東京からは東北新幹線で約80分、東武線の特急リバティに乗って浅草から直通で行けるアクセスのよさも魅力のひとつです。
只見線の絶景
JR只見(ただみ)線は、福島県会津若松駅から新潟県小出駅までの約135キロメートルを結ぶローカル線です。「世界でもっともロマンチックな鉄道」と評され、四季折々の絶景が楽しめます。
Picture courtesy of 福島県観光物産交流協会
その中でも格別とされるのが雪景色。「第一只見川橋梁 ビューポイント」は、雪景色に溶け込む陸橋と電車とが融合する、オススメのフォトスポットです。美しき雪景色の中を走る只見線。現実のものとは思えない幻想的な世界を、実際に足を運んで体験してください。
Picture courtesy of 星 賢孝(Kenko Hoshi)
また、鉄道に乗りながら見る景色もまた格別です。雪景色と言っても、場所が変わればその趣は異なります。ぜひ鉄道の車窓からの風景も堪能してみてください。
Picture courtesy of 福島県観光物産交流協会
大志地区のビューポイントも大人気。会津川口駅から徒歩約20分の場所に位置し、只見線と只見川の雄大な雪景色を堪能できます。
※会津川口駅~只見駅間は現在不通となっており、代行バスが運行されています。ご利用の際はご注意ください。
大内宿の大内宿雪まつり
Picture courtesy of 福島県観光物産交流協会
まるで昔の日本にタイムスリップしたかのような気分になれる「大内宿」。ここで2020年2月8日(土)と9日(日)に開催されるのが「大内宿雪まつり」です。
大内宿は、江戸時代の宿場町(※1)として栄えた場所です。国の重要伝統的建造物群保存地区にも指定され、みやげ店やそば店、カフェなどが立ち並びます。
Picture courtesy of 福島県観光物産交流協会
大内宿雪まつりの夜には、雪の積もった茅葺き屋根の街並みをバックに、雪灯籠やかまくらが光を灯します。気温こそ低いながらも、心が温かくなる幻想的な空間が広がります。
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お祭りのため、景観のみならず、各日昼夜さまざまなイベントが開催されます。ただ景色を楽しむだけでなく、日本ならではのお祭りを体験できる楽しい冬のイベントです。
※1:宿場町(しゅくばまち)……江戸時代、都市と都市を結ぶ間の道にあり、旅人が休息をとった町。
鶴ヶ城の会津絵ろうそく祭り
Picture courtesy of 福島県観光物産交流協会
「鶴ヶ城(つるがじょう)」は、会津若松市に位置する福島を代表するお城です。江戸時代末期、当時の江戸幕府(※2)を倒そうとする人々と、守ろうとする人々の戦い(戊辰戦争)の舞台となりました。
鶴ヶ城で2020年2月に開催されるのが「会津絵ろうそく祭り」です。
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「会津絵ろうそく」は、会津の伝統的工芸品のひとつ。祭りは「ひとつひとつに職人技が感じられる魅力あふれる会津絵ろうそくを多くの人に知ってほしい」という思いから毎年開催されています。鶴ヶ城や御薬園をはじめ市内各所にて約10,000本ものろうそくが夜に灯ります。
Picture courtesy of 福島県観光物産交流協会
格別の美しさを堪能してみてください。
※2:江戸幕府……徳川家が治世を行った、江戸時代の政府。初代将軍・徳川家康(とくがわ・いえやす)が開き、15代目将軍・徳川慶喜(とくがわ・よしのぶ)が明治天皇に政権を還すまで続いた。
芦ノ牧温泉のスノーパーク
Picture courtesy of 福島県観光物産交流協会
芦ノ牧温泉は福島県会津若松市にあり、四季折々の彩りを見せる大川渓谷を見下ろす丘に広がります。自然に囲まれた閑静な温泉地で、大内宿まで車で20分の位置にあります。
Picture courtesy of 福島県観光物産交流協会
そんな温泉地に、冬限定でスノーパークが登場。芦ノ牧温泉トンネル上の「かがやき公園」に設けられた「かまくら広場」でさまざまなアクティビティを楽しめます。
Picture courtesy of 福島県観光物産交流協会
スノーパークには、かまくらが設けられ、その中ではお餅や温かい飲み物を堪能できます。また、広大な広場ではソリやスノーモービルも楽しめます。普段雪のない地で過ごされている方には格別の楽しみとなるはずです。
Picture courtesy of 福島県観光物産交流協会
日中遊んで冷えた身体は、芦ノ牧温泉で温めましょう。福島の美しき雪景色を堪能し、雪のアクティビティを楽しみ、そして温泉に入る。この上ない幸せの時間となること間違いなしです。
2020年は、1月20日にオープン予定。入場料(ソリ・チューブ滑り、雪遊びなど)は、大人1,000円 / 子ども800円です。
芦ノ牧観光協会(スノーパーク)
https://aizu-ashinomaki.jp
おいしい食べ物の数々
福島の冬を彩るのは、雪景色やお祭りに限りません。福島にはおいしい食べ物がたくさんあります。
ねぎそば
Picture courtesy of 福島県観光物産交流協会
大内宿で人気の大内宿名物ねぎそば。ねぎを一本使い、それでそばを食べます。食べ方のポイントは、ねぎを噛まずにそばをすくうこと。最初は食べるのに苦戦してしまうかもしれませんが、普段味わえない体験をぜひお楽しみください。
わっぱ飯
Picture courtesy of 福島県観光物産交流協会
わっぱ飯の「わっぱ」とは杉の薄い板を曲げて作った弁当箱のこと。この器わっぱに、お米とさまざまな旬の食材を入れて蒸し上げた郷土料理がわっぱ飯です。蓋を開けると、歓声をあげてしまうほど美しい、見た目もとても素敵な料理です。
ほかにも数ある魅力的な料理
Picture courtesy of 福島県観光物産交流協会
Picture courtesy of 福島県観光物産交流協会
ほかにも、会津地鶏の親子丼、粟饅頭(あわまんじゅう)など、福島には数え切れないほどおいしい食べ物があります。
冬の福島を楽しみ尽くそう
冬場しか見られない只見線の絶景、日本文化を雪の中で楽しめる「大内宿雪まつり」「会津絵ろうそく祭り」。そしてアクティビティを楽しめる芦ノ牧温泉の「スノーパーク」に、おいしい食べ物とお酒。
冬の福島だからこそ、今ここでしか味わえない魅力にあふれています。ぜひ、みなさんの日本旅行に福島を取り入れてみてください。
Written by Shuhei Yagishita
Sponsored by 福島観光物産交流協会