【福島】1泊2日で絶景とグルメを巡るには?レンタカーと鉄道の場合
日本酒をはじめとするグルメに絶景の雪景色、温泉、歴史的町並み。東京から新幹線で2時間以内で行ける福島には、凝縮された日本の魅力が味わえます。本記事では、鉄道などの公共交通機関とレンタカー、それぞれを使う場合のオススメスポットとモデルルートを紹介します。
レンタカーでも公共交通機関でも楽しめる福島県
お城に歴史的な町並み、雪景色、温泉、絶品の日本酒。東京からアクセスしやすい福島県には、日本の魅力がぎゅっと詰まっています。
もっとも、大都市圏から離れた地方の多くは、アクセスが分かりづらいため、旅するのに二の足を踏んでしまうかもしれません。
ここでは、鉄道・バスといった公共交通機関を使う場合と、レンタカーを使う場合、それぞれの1泊2日のモデルコースを紹介します。どちらも素敵なスポットを巡れますよ。
公共交通機関でどう回る? 福島1泊2日旅
新幹線やJR、高速バスなどの公共交通機関を使って福島を旅する場合、オススメの行き先は会津若松といわきです。
会津若松の周辺には、歴史的建築物が並ぶ美しい城下町や「世界でもっともロマンティック」だと呼ばれる鉄道があり、いわきには、絶品グルメを味わえる居酒屋街があります。
1日目 歴史的町並みが残る会津若松へ
「【福島】雪にお城に猫!冬の会津若松1泊2日旅で美と癒しを味わおう」より
1日目は会津若松の周辺で、町歩きや絶景を楽しみましょう。
JR東京駅から会津若松駅までは、列車で合計3時間ほど。新幹線で郡山駅まで行き、そこからJR磐越西線に乗り換えましょう。フリーパス「JAPAN RAIL PASS」や「JR EAST PASS」を使えば、お得に行くことができますよ。
会津若松の七日町通りと野口英世青春通りは、かつて城下町であり、50~100年以上の歳月を重ねた歴史的建造物が軒を並べています。有名な日本酒の蔵元「末廣(すえひろ)酒造」や美しい漆器を販売する「白木屋漆器店」のほか、オシャレなカフェも多くあります。
「【福島】雪にお城に猫!冬の会津若松1泊2日旅で美と癒しを味わおう」より
会津若松駅の周辺には、現存する日本唯一の赤瓦の城であり、「日本100名城」に名を連ねる「鶴ヶ城」(会津若松城)も。
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「だから、私たちは福島に住む 在住外国人インタビュー」より
鉄道ファンは、会津若松市内を散策する代わりに、只見線を見に行ってもいいかもしれません。
只見線は、会津若松から新潟県へと続く鉄道。線路沿いに、言葉を失うような絶景が続くことから「世界でもっともロマンティックな鉄道」と呼ばれています。
中でも人気なのが、「第一只見川橋梁ビューポイント」。只見川の上を走る只見線の車両が見られる絶景スポットです。月~土曜日は、会津宮下駅から8:10発のバスがビューポイント近くまで走っています。詳細は三島町(みしままち)の公式HPをご覧ください(日・英)。
会津若松駅から会津宮下駅へは1時間35分ほどで行けます。只見線の電車は1日7本走っています。時刻表は、一般社団法人只見町観光まちづくり協会の公式HPを(日、英、繁、韓、タイ)を参照ください。
「【福島】雪にお城に猫!冬の会津若松1泊2日旅で美と癒しを味わおう」より
夜の宿泊先には「大川荘」がオススメ。絶景の露天風呂が楽しめるほか、三味線の生演奏や餅つきショーが楽しめますよ。
「大川荘」の最寄り駅は、JR会津若松駅から乗り換えを含めて20分ほどで行ける会津鉄道の芦ノ牧温泉駅です。ここから、予約制の無料送迎バスが出ています。
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2日目 会津若松バスターミナルからいわきへ
会津若松からいわきへの移動は、高速バスが便利です。
JR会津若松駅のすぐそばにある若松駅前バスターミナルから、バスは1時間に1~2本程度出ています。いわき駅までは大人1人2,500円で、3時間ほどで行けます。
アクアマリンふくしま
Picture courtesy of 福島県観光物産交流協会
いわき市には、さまざまな見どころがあります。中でも人気なのは「アクアマリンふくしま」。福島県の海や山、川の生態系を再現した各種施設のほか、2,050トンの水量を持つ大迫力の水槽があります。
JRいわき駅から15分ほどで行ける泉駅から路線バス(小名浜・江名方面)に乗って15分、バス停「イオンモールいわき小名浜」で下車後、徒歩約5分です。
近くには、約130店舗が集まる福島最大級のショッピング施設「イオンモールいわき小名浜」もあります。
夜明け市場
「甘くて濃い!究極の自然農法で育つ「福島野菜」を食べに行こう」より
日が傾き始めたら、いわき駅から徒歩3分の「夜明け市場」に行ってみましょう。
ここは、古くからあったスナック街をリノベーションした居酒屋街。2011年3月の東日本大震災で傷ついたいわきを元気にしたいと、飲食店オーナーや起業家たちが集まり、同年11月にオープンしました。焼き鳥屋・イタリアン・郷土料理などの居酒屋が軒を並べています。
「史上初の6年連続最多金賞!日本酒大国・福島の“金賞酒蔵”を訪ねてみた」より
立ち寄ったお店で「又兵衛」というお酒があったら、ぜひ試してみてください。
これは、いわきの四家(しけ)酒造店で製造されており、全国新酒鑑評会で15回も金賞を受賞しています。しかし、福島以外ではほとんど出回っておらず、なかなか飲めない幻の日本酒なのです。
いわきから東京へは、特急に乗れば2時間30分ほどで行けます。東京行きの最後の特急は20時過ぎなので、逃さないよう気を付けて。ただ、時間があれば、1泊して、ゆっくりしていってもよいでしょう。
レンタカーでどう回る?福島1泊2日旅
続いては、レンタカーを使ったモデルルートを紹介します!
東西に長く広がる福島県の中でも、「中通り」と呼ばれる中央部には、レンタカーだから楽しめる自然豊かなスポットが多くあります。
ここでは郡山駅発で、レンタカーを使って1泊2日で巡るモデルルートを紹介します。レンタカーの借り方や使い方は、以下のMATCHA記事も参照ください。
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1日目 レンタカーのピックアップ
「自然の神秘を味わえる福島県の鍾乳洞・あぶくま洞を探検しよう!」より
中通りの観光拠点となる郡山駅までは、新幹線で行くのがオススメです。東京駅から郡山駅までは、新幹線で1時間20分ほどです。
郡山駅の周辺には、オリックスレンタカーやニッポンレンタカーをはじめ、多くのレンタカーショップがありますよ。
オンライン予約時に専用のクーポンコード“jyd3sWbrAM” を入力することで割引が適用されます。ニッポンレンタカー公式HP
猪苗代湖
「【2019年最新情報】福島で絶対行きたいオススメスポット&グルメ完全ガイド」より
鏡のように輝く水面の向こうに磐梯山(ばんだいさん)がそびえる猪苗代湖。この日本第4の大きさを誇る湖は、福島を代表する景勝地。
湖では観光遊覧船が運行しており、皇族が使っていた別邸「天鏡閣」といった見どころもあります。
オススメの食事・宿泊スポット!沼尻高原ロッジ
「極上食材×料理×お酒!究極のペアリングに出会う福島の旅」より
「沼尻高原ロッジ」は、女性で世界初のエベレストの登頂に成功した登山家、故・田部井淳子(たべい じゅんこ)氏が所有していた山荘を改装した宿です。
周辺は山に囲まれた絶景が広がり、ハイキングやスキー、スノーボードなどが楽しめます。宿内には、すばらしい温泉も。
「極上食材×料理×お酒!究極のペアリングに出会う福島の旅」より
しかし、「沼尻高原ロッジ」の一番の楽しみは、福島の新鮮な食材から作られる創作料理と、日本酒に代表される福島のお酒とのペアリングでしょう。数々の食通やVIPをもうならせてきた料理人による絶品グルメをご堪能あれ。
「沼尻高原ロッジ」は、郡山駅から車で1時間ほどで行けます。
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2日目 あぶくま洞
「自然の神秘を味わえる福島県の鍾乳洞・あぶくま洞を探検しよう!より
「沼尻高原ロッジ」で夢のような1日を過ごした翌日は、地球の神秘を感じに行きましょう。
あぶくま洞は、全長約600メートルの鍾乳洞。鍾乳石の種類の多さは東洋一だと言われています。
「自然の神秘を味わえる福島県の鍾乳洞・あぶくま洞を探検しよう!」より
中には、高さ29メートルの巨大ホール「滝根御殿」といった見どころのほか、さまざまな奇岩があり、冒険気分が楽しめます。
あぶくま洞は、「沼尻高原ロッジ」から車で1時間10分ほどで行けます。
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磯前神社と「ムシムシランド」
磯前(いそざき)神社は、高い樹木が生い茂る森の中の崖地にあります。岩山に寄り添うように立つユニークな建築で、参拝する際は、社殿の床下にある空間をくぐり抜けていきます。
あぶくま洞からは、車で20分ほどで行けます。
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夏季(7~8月頃)に訪れる場合は、「ムシムシランド」もオススメです 。ここには、世界の甲虫類や蝶類の展示スペースと、森の中で生活するカブトムシを見られる「カブトムシドーム」があります。
「カブトムシドーム」では、実際にカブトムシに触ったり、カブトムシ同士を戦わせて遊んだりもできますよ。
「ムシムシランド」は、あぶくま洞から車で30分ほどで行けます。これらのスポットを楽しんだ後に郡山駅へレンタカーを返しに行く場合、磯前神社や「ムシムシランド」からは約50分ほどで戻ることができますよ。
見どころいっぱいの福島県
今回紹介しきれなかったすばらしいスポットが、福島県にはまだまだあります。MATCHAの記事も参考に、ぜひ福島を楽しんでくださいね!
Written by Mizzochi
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