旅の準備はじめよう
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日本茶のおいしい淹れ方を紹介します。
日常的な飲み物として日本人の生活の中に根付いている煎茶。しかし最近では、コンビニや自販機などで出来上がった状態のお茶を買うことが多いため、日本人でもお茶の淹れ方(※1)がわからない、という方が多いそうです。
でも一度覚えてしまえば、お茶の淹れ方はとっても簡単。「いまさらお茶の淹れ方を人に聞けない」なんて思っている日本人も、「本格的な日本茶を自分で淹れてみたい」という外国人の方も、ぜひトライしてみましょう。
※1……お茶などを飲めるように葉っぱから抽出することを、日本語で「淹(い)れる」と言います。
Photo by Pixta
日本茶は「急須」という道具を使って淹れます。日本ならばお茶用品店や大型のスーパーなどでも購入できます。手元に急須がなければ、紅茶用のティーポットでも対応可能です。
急須には、茶葉の目詰りを防ぐ「茶こし」を取り付けることが多いのですが、もともとメッシュのような構造になっていることもありますので、その場合は用意しなくてもOKです。
茶葉の量は、2人分で4g(ティースプーン2杯分)が目安です。
やかんや電気ポットなどを利用しお湯を沸かしたら、適度な温度になるように調整します。
普通の煎茶の場合、お湯の温度は90℃~熱湯が目安なので沸かしたらそのまま急須に注いでしまっても大丈夫です。
上級煎茶の場合は、うまみ成分を壊さない少し低温のお湯が好ましいです。沸かした湯をいちど湯のみに移すなどして冷まします。
お湯の量は、2人分で200mlが目安です。浸出時間は約30秒間。お茶の成分がお湯に溶け出すまで、しばらく待ちましょう。
あとは湯のみに注ぐだけ。複数人分淹れる場合は、少しずつ均等に注ぎ分けましょう。
最後の一滴まで出しきることで、茶葉の風味をしっかりお茶に移すことができます。
急須やティーポットを用意できない、そんな場合はお湯を注ぐだけでよいティーバッグで日本茶を楽しむこともできます。
保存と持ち運びに便利はティーバッグは、おみやげにもよいかもしれませんね。
日本茶は種類によって、おいしくなる淹れ方が異なります。
基本的な淹れ方の手順は煎茶と一緒ですが、湯の温度に注意してください。うまみ成分がとても多い玉露はよく冷ましたお湯、香りを立てたいほうじ茶や玄米茶は沸かしてすぐの熱いお湯で淹れましょう。
茶葉の量:6g
湯の量 :100ml
湯の温度:かなり低め(約60℃)
浸出時間:2分間
茶葉の量:4g
湯の量 :200ml
湯の温度:かなり高め(約95℃)
浸出時間:30秒間
アイスで飲みたい場合はすこし濃いめに淹れましょう。
茶葉と一緒に氷を入れるため、急須だとサイズが小さ過ぎるかもしれません。大きめのティーポットなどを使ってください。茶葉と一緒に氷を2,3個入れ、そこにお湯を回しながら入れます。
茶葉の量:6g
湯の量 :200ml
浸出時間:3分間
これで日本茶の淹れ方は完璧! あなたが思う、最高の一杯を追求してください。
Main image by Pixta
ライター
東京生まれ東京育ち東京在住の20歳。大学生をしています。動物とたわむれることと散歩をすることがとっても好きです。世界中の野生の動物に会いに行ったり、世界中の街を散歩しに行ったり、いつかできたらいいなぁ、なーんて思ってます。