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丸ごと果物ジュレにジャム、絶品信州そばも!「みやげっと」で長野のグルメを味わおう
その土地ならではのおいしい食との出会いは、楽しい旅行に欠かせないもの。今回は長野県の、お取り寄せできる極上の特産品を紹介します。まずは自宅で長野の美食を味わいながら、旅のプランを練ってみるのはいかがでしょうか?
グルメ旅なら美食の宝庫、長野へ!
「長野「上高地」ガイド——日本屈指の絶景スポット、散策ルート、宿泊、アクセス情報などまとめ」より
2020年は新型コロナウィルスの影響で、外出や旅行を自由にすることもままならない日々が続いています。旅行好きのみなさんは、次はどこへ行こうか、あれこれ思いを巡らせているのではないでしょうか?
仕事や自粛生活の疲れを癒すなら、自然豊かな土地で、身も心も元気になるグルメ旅をオススメします。
日本アルプスに囲まれた長野県は、都会にはない雄大な自然に恵まれており、季節の果物や信州そばなど、一年を通じておいしいグルメと出会える見どころ満載のエリアです。
今回はそんな長野県のおいしい魅力を伝えてくれる3人の生産者と、彼らが愛情をこめてつくる絶品の取り寄せグルメを紹介。また、取り寄せやギフトを送る際にぴったりのWebサービス「みやげっと」についても紹介します。
目次
- 1.いつでも旬の果物を味わえる「 信州川中島平ファクトリー」の贅沢ジュレ
- 2.美しい高原が育んだ「霧しな」のそば
- 3.日本一のアンズの里から元気を届ける「工房アプリコ」
- 4.もっと特産品を知りたい方は、「みやげっと」へ!
1.いつでも旬の果物を味わえる「 信州川中島平ファクトリー」の贅沢ジュレ
Picture courtesy of 信州川中島平ファクトリー
長野県はリンゴやブドウなど、全国でもとくに果物の栽培が盛んな土地です。日照時間が長く、昼夜の寒暖差が大きいことに加え、日本アルプスの山々から流れる豊かな水も、甘くておいしい果物をつくるのに欠かせない要素です。
けれど、そんな果物をもっともおいしく食べられる旬の時期は意外と短いもの。都会や遠方に住む人々にとって、もぎたて果実のおいしさはなかなか手に入れることのできない贅沢品ともいえます。
甘さだけではない果実の魅力を届けたい
Picture courtesy of 信州川中島平ファクトリー
長野県川中島町の「NPO法人 信州川中島平(かわなかじまだいら)ファクトリー」は、地元特産の川中島白桃やリンゴ、ラ・フランスなど季節の果物をジュレにして販売しています。なぜ果物のジュレの製造をはじめたのか、組織を運営する宮崎さんにお話をうかがいました。
「果物が一番おいしいのは、木になった実が完熟している状態です。甘みが強いだけでなく、香りが高く、果肉のかたさがおいしさにつながります。ただ、全国の方にその状態の果物を生で召し上がっていただくのは難しいですよね。そこで考えたのが、生の果物をそのまま食べているようなジュレなんです」
Picture courtesy of 信州川中島平ファクトリー
スーパーなどに卸す果物は、色や形が均一のものが選ばれます。品質はまったく問題がないにもかかわらず、お客さまの手元に届かない果物が多くあることにも、宮崎さんは心を痛めたといいます。カットした果物を使うジュレは、こうした問題も解決するとっておきのアイデアでした。
試行錯誤のすえ完成した熟成ジュレ
Picture courtesy of 信州川中島平ファクトリー
果物の加工品を製造する際には、完熟前の果物を使用して甘味料などで味を整えるのが一般的です。けれども、宮崎さんたちのつくるジュレは「カットフルーツを食べているような味わい」を大切に、最低限の添加物のみで製造されます。
「材料に砂糖が入っていますが、これはあくまでも防腐効果のためで、甘さを加えるためではありません。加熱処理する際も、とれたての果実の食感を崩さないよう注意しています」
その言葉通り、地元特産の川中島白桃は噛み応えがあり、シャインマスカットは皮のシャキシャキとした食感まで残っています。
Picture courtesy of 信州川中島平ファクトリー
「わたしたちは収穫したての果実を加工して、瓶のなかで約2カ月熟成させます。そうすることで、果物の味や香り、色までもがジュレに移るんです」
人気のナガノパープルのジュレはあざやかな紫色で、それだけでも贅沢なスイーツです。また、ジュレはサラダのドレッシングや、料理の隠し味に使ってもおいしいのだとか。
旬の一番いい時期の果物を食べてほしいという地域の農家の人たちの思いが、宮崎さんたちの作るジュレにはつまっています。
信州川中島平ファクトリー公式HP:http://npo-skdf.com/
2.美しい高原が育んだ「霧しな」のそば
Picture courtesy of 株式会社 霧しな
長野グルメといえば、はずせないのが信州そばです。長野県内には各地にそばの名産地がありますが、今回紹介する「霧しな」が工場を構える開田高原もそのひとつ。
Picture courtesy of 株式会社 霧しな
開田高原では標高1200メートルを超える高地にそば畑が広がっており、御嶽山(おんたけさん)の雄大な姿を望む美しいそばの郷です。
めずらしい在来馬「木曽馬(きそうま)」のふるさととしても知られており、ハイカーや登山家にも人気のエリアです。
開田高原ではじめた本気のそば作り
Picture courtesy of 株式会社 霧しな
「霧しな」が開田高原に工場を設立したのは、1992年のことでした。当時の会長の「そばの本場である信州で、本当においしいそばを作る」という強い思いから始まったそば事業は、名産地をいくつも巡り、ようやく開田高原へたどりついたといいます。
今回、営業の堀田さんに、おいしいそばづくりの条件を聞いてみました。
「昼夜の寒暖差が大きいと、そばの実はゆっくり熟されていき、風味と甘味が強くなります。開田高原は冬はマイナス20度まで気温が下がり夏も涼しく、そば栽培に適しているんです」
Picture courtesy of 株式会社 霧しな
また、そばを打つときに使用する水も、おいしさに大きく関係すると堀田さんは言います。
「御嶽山から開田高原へ流れる水は硬度10未満と、軟水の中でもとくにやわらかい、いわば超軟水です。ミネラル含量の少ない軟水は、素材の持ち味を引き出します」
工場の設立当時は小規模だった開田高原のそば畑も、「霧しな」のそば作りと足並みをそろえるように成長してきたといいます。
「そばを通じて、開田高原にも関心をもってほしいです。今後も地元の農家さんや観光局の方々とも協力しながらこの土地の魅力を伝えていきたいです!」
独自製法で手打ち麺を再現
Picture courtesy of 株式会社 霧しな
「霧しな」のそば作りの特徴はその麺にあります。独自の「乱れづくり製法」という、乾麺の製麺法は、麺の一本一本に凹凸やよじれをつけることで、手打ち麺のつるりとしたのど越しを再現できるのだそうです。
「はじめての方には、ぜひ半生そばを召し上がっていただきたいです」と堀田さん。「霧しな」ではそばの実を粉にする前に減菌する処理を行うため、保存料を使わず安心して食べられるのだといいます。
「実は、保存料を使うと香りや風味を損ねてしまうこともあるんです。わたしたちの半生そばは、袋を開けたときにそば本来のよい香りがしますよ! 打ちたてのようなコシのある、風味豊かなそばを味わってください」
堀田さんいわく、そばはたっぷりのお湯で茹で、水にさらしたあとは氷水でしっかり冷やすのがポイントなのだとか。そうすることで麺ののどごしが驚くほど変わるそうですよ!
開田高原の工場では通常、工場見学や試食(※)、御嶽三麗の地下水が採取できます。旅行ができるようになったら、訪れてみてもよいですね。
霧しな 公式HP:http://www.kirishina.co.jp/
※:コロナウィルスの影響により工場見学と試食は当面の間休止しています。再開については公式HPをご確認ください。
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3.日本一のアンズの里から元気を届ける「工房アプリコ」
花が咲いたアンズの木 (Picture courtesy of Ⓒ信州千曲観光局)
長野県千曲市は、日本有数のアンズの生産地として知られています。なかでも森地区はとくにアンズ畑が多く、日本一のアンズの里と呼ばれるほど。なだらかな傾斜地いっぱいに植えられたアンズの木は、春になると薄桃色の小さな花を咲かせます。
しかし最近では、高齢化や後継者不足によって農地を手放す人も増え、以前とは町の様子も変わってきているそう。
「ふるさとを元気にしたい」立ち上がった女性たち
Picture courtesy of 工房アプリコ
変わりゆくアンズの里をもっと元気にしたいと立ち上がったのが、長年この土地で暮らしてきた女性たちでした。彼女たちが立ち上げた「工房アプリコ」では、地元で採れたアンズをシロップ漬けやドライフルーツ、ジャムなどに加工して販売しています。
現在、リーダーの近藤さんを中心に6名で運営しており、その全員が70歳以上というから驚かされます!
2016年に一念発起して「工房アプリコ」を立ち上げたという近藤さんは、それまで食品の製造や販売とは無縁でした。
「最初はわからないことばかりで大変でしたが、農協や地元の食品会社さんにも協力してもらいながら商品を作りました。私たちがこうして元気に活動して、全国の人に森地区のアンズを食べてもらうことで、地域の活性化に貢献できたらいいなと思っています」
と楽しそうに語ってくれました。
お母さんたちの知恵と愛情がつまったレシピ
Picture courtesy of Ⓒ信州千曲観光局
アンズの旬は6月下旬から約2週間ととても短いため、昔からこの地域ではアンズのジャムやシロップ漬けといった保存食が根づいてきました。
現在、「工房アプリコ」から販売されているシロップ漬けやドライフルーツ、ジャムなどのレシピは、メンバーそれぞれの家庭に伝わる秘伝のレシピをもとにしているのだといいます。
使用するアンズは「平和丸」「信山丸」「信州大実」など複数の品種のものを、製品に合わせて使い分けているそう。たとえば甘みと酸味のバランスがよい「平和丸」は、ジャムにぴったりなのだとか。
Picture courtesy of 工房アプリコ
「アンズそのままの味を活かしたいので砂糖は少なめ、防腐剤も入っていません」と近藤さんが言うように、収穫したその日に加工されるシロップ漬けは、とれたてのようなおいしさはもちろん、シロップまで自然な果物の風味がしみ込んでいるのが特徴です。
「シロップをかき氷にかけたり、お酒と割ってもおいしいですよ」
ドライフルーツは、長野県内に数台しかない機械を使用することで、手作り同様、自然のままの果物のうま味をぎゅっと濃縮することに成功したのだそうです。肉厚のふっくらしたドライフルーツは、そのおいしさが評判を呼んで、いまではリピーターも大勢いるのだとか。
「工房アプリコ」の製品には、料理上手なお母さんたちの知恵と愛情がたっぷりつまっているんですね!
工房アプリコ 公式HP:https://sinshu-aprico.com/
4.もっと特産品を知りたい方は、「みやげっと」へ!
Picture courtesy of 株式会社ギフトパッド
今回ご紹介した商品について、もっと知りたい! 実際に購入したい! と思ったら、ぜひオンラインのおみやげサービス「みやげっと」をご覧ください。
「みやげっと」はオンラインでウェブカタログを購入し、ほしい商品をウェブ上で選んで注文できるサービスです。カタログは500円、1,000円、2,000円、3,000円、4,000円、5,000円と価格によってわかれており、掲載商品もさまざまです。
「みやげっと」のウェブカタログは、購入時に相手の住所登録が不要です。メールやSNSさえ知っていれば、なかなか会えない友だちや家族に旅のおみやげを送ることもできるんです!
カタログから好きな商品を選ぶので、おみやげを渡したい人の好みを考えて悩む心配もありませんし、旅行カバンがおみやげでいっぱい…….ということもなくなります。もちろん、おみやげ以外にもお中元やお祝いの贈り物にも利用できます。
長野県「みやげっと」公式HP:https://giftpad.jp/lp/miyaget_nagano/
旅のおみやげはスマホに送ろう
Photo by Pixta
最近はライフスタイルも変わり、友だちとの連絡はSNSのみ、という人も珍しくありません。そんな中、直接顔を合わせなくても旅のおみやげや、ちょっとしたプレゼントを贈りあえるウェブカタログは時代にマッチしたサービスでしょう。
現在「みやげっと」には長野県のほかに、和歌山県、愛媛県、兵庫県が参加しており、その土地の生産者が心を込めて作った食品や工芸品を販売しています。実際に訪れることができなくても、その土地の生産者を応援できるのも嬉しいですね!
在宅の時間を楽しく充実させてくれるウェブカタログを利用して、旅気分を先取りしてみましょう。
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Main image courtesy of 信州川中島平ファクトリー
神戸在住。趣味は旅行とアート鑑賞。美味しいもに目がなく、5年間の中国・北京生活で火鍋の美味しさに開眼しました。