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日本国内を観光するなら、SuiccaやPASMOなどの交通ICカードを使うのが便利。訪日観光客の方にオススメの、お金をムダにしない交通カードに10円単位でお金をチャージする方法を紹介します。
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日本国内を旅行するなら、SuicaやICOCA、PASMOなどの交通カードを使わない手はありません。素早く改札を抜けられ、チケットを買う手間も省けます。
しかし交通カードにも欠点があります。それはお金を1,000円単位でしかチャージできないという点。普段あまり交通カードを使わない人の場合、ムダにお金をチャージすることになりかねません。
また海外から来た旅行者の場合、帰国前にはカードの中身を空っぽにしておきたいもの。窓口で精算することは可能ですが、手数料はかかりますし、カードをおみやげに持ち帰ることもできません。
そこで本記事では、あまり知られていない「Suicaに10円単位でチャージする方法」を解説します。
実は、Suicaを始めとする交通カードの多くは、10円単位でチャージすることができるのです。これで何も知らずに1,000円札を入れてしまう必要がなくなります。残りの小銭を使い切って軽くしたい、もしくは節約したい人にとってはとても便利です!
しかし鉄道会社によっては、10円チャージができる場合とできない場合があります。ここでは鉄道会社を4つに分類して解説します。
東京メトロ
東京メトロでは、全線の自動券売機全てで10円単位でのチャージができます。
東京急行鉄道・京王電鉄・京浜急行電鉄・相模鉄道・横浜市交通局・ゆりかもめ・東京都交通局・東葉高速鉄道・東武鉄道・北総鉄道・首都圏新都市鉄道(つくばエクスプレス)・小田急電鉄・京成電鉄
これらの鉄道会社では、10円単位でチャージすることができますが、全ての自動券売機に10円チャージ機能がついているわけではありません。見つからない場合は、駅員さんに訊ねてみましょう。
西武鉄道
西武鉄道では、直接窓口で駅員さんにチャージしてもらわなければなりません。
JR東日本・東京モノレール・東京臨海高速鉄道(臨海線)
こちらの鉄道会社では、500/1,000/2,000/3,000/5,000/10,000円しかチャージ出来ません。
ここからは実際の券売機を確認しながら、10円チャージの手順を解説します。
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一番初めにやらなければならないのは、自動券売機を探すことです。交通ICカードのマークがついた、こちらのような券売機を探しましょう。
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続いて自分のカードを「CARD」と書いてある差込口に挿入します。
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画面が自動的にメインメニューに切り替わるので「チャージ」を選びます。
画面が次のページに移り、画面の上方にはカードの残額が表示されます。確認後、もしも1,000円以上の高額のチャージをしたくない場合は、下方に書いてある「10円単位のチャージ」のボタンを押します。
次にチャージしたい金額を入力します。例えば300円チャージしたい場合は300と入力します。数字を入力後は「入力完了」を押すのを忘れないで下さいね。
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後は必要な金額を入金すれば完了です。
お金を入れると画面が切り替わり、入れた金額と自分が入力した金額、おつりが表示されます。入れた金額ではなく入力した金額がチャージされるという点に注意が必要です。
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おつりとチャージ済のカードを受け取りましょう。とても簡単ですよね? 訪日観光客の方や日本に来る計画のある人はぜひ試してみて下さいね!
一番低い単位は10円です。5円玉と1円玉は利用できません。訪日中の方は、ほかの商店で使い切るか、持ち帰って記念にしてください。