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NIPPONIA播磨福崎 蔵書の館に妖怪出現?!
兵庫県指定重要有形⽂化財で約300年前に建てられた「三⽊家住宅」と、2023年に築100年を迎えた国登録有形⽂化財「旧辻川郵便局」をリノベーションしたホテル「NIPPONIA播磨福崎 蔵書の館」の宿泊者が体験できる新たな仕掛けとして、ARを活⽤したサービスを開始しました。
福崎町出⾝の⺠俗学者・柳⽥國男が幼少期に⼤量の書物を読んで過ごし、「私の雑学⾵の基礎はこの⼀年ばかりの間に形造られた」(故郷七⼗年)と著した場所でもあります。こちらのARでは、柳⽥國男の著書に登場し、福崎町の⼈気観光コンテンツでもある妖怪が、「この部屋が当時どのように使われていたか」をテーマに動く様⼦を⾒て楽しめます。例えば、柳⽥國男が2階部分に置いてあった蔵書を読みふけったとされる「離れ」では、読書をする妖怪が登場します。「三⽊家住宅」には「離れ」のほかに「副屋」、「内蔵」、「⾓蔵」、「⽶蔵」と名付けられた計5つの部屋があり、また「旧辻川郵便局」エリアには、「〒201」と「〒202」という2つの部屋があります。ARは、宿泊する部屋に置いてある専⽤のコード付きカードをスマートフォンで読み込むと、妖怪が登場する仕組みです。⼀緒に写真を撮り、SNSに投稿して共有することもできます。妖怪は天狗のほか計3種類あり、4か⽉ごとに⼊れ替わる予定です。天狗以外にどのような妖怪が登場するかは、宿泊時のお楽しみに。
神戸新聞社と古民家の活用に取り組む一般社団法人ノオト(兵庫県丹波篠山市)は、 共同出資によるまちづくり会社「株式会社 PAGE(ペイジ)」を、2018年12月、設立いたしました。 双方の強みを活かしながら古民家や文化財の面的な活用と地域の賑わいづくりに取り組んでいきます。 ■NIPPONIA 播磨福崎 蔵書の館 兵庫県指定重要有形文化財「大庄屋三木家住宅」は、現存する9棟の建物すべてが県指定文化財で、壮大な屋敷構えは大庄屋の生活を今に伝えます。福崎町出身で、民俗学の父と呼ばれた柳田國男が幼少期に預けられ、蔵書4千冊を読みふけったという史実を背景に、柳田の世界観を大切にした文化財ホテル「NIPPONIA 播磨福崎 蔵書の館」に生まれ変わりました。㈱PAGEが建物を改修し、㈱レックがホテル運営を担います。 ■福崎町観光交流センター 2019年10月6日にオープンした福崎町駅前観光交流センターと福崎町辻川観光交流センター。㈱PAGEは福崎町の委託を受け施設のコンセプト作りから内装設計を行い、オープン後は指定管理者として両館の運営管理をしています。まちのにぎわいづくりに向け、両館を活用した事業展開や施設運営を通して、地元の方々と福崎町にお越しの方々を繋ぐお手伝いをしています。 ■まちづくり事業 まちのにぎわいづくりを創出する様々な事業を展開しています。独自の気候や風土、歴史の中で受け継がれてきた地域の食に光を当て、新たな食文化を創造する担い手を発掘・育成することを目的とした「シェフズinレジデンス」。まちづくりや店舗開業・起業、直売に挑戦したい生産者など、多様な人材と交流したい方などを対象に、セミナーやチャレンジショップなどを展開する「ローカル・チャレンジ・プロジェクト」。大学生に、地域の魅力や可能性を体感してもらい、その魅力を若者目線でメディアを活用して発信する「地方が面白くなる大学ゼミツアー」など。地域資源を活用し、魅力あふれるエリアづくりに繋がる事業を企画運営しています。 ■観光支援事業 観光庁や文化庁の補助金などを活用した観光コンテンツ造成やモニターツアーの実施、特産品を活用したお土産商品開発、インバウンド向け観光案内商品の制作などを行っています。