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気候と服装もチェック。日光の観光スポット&基礎情報
栃木県の日光では、世界遺産に指定された東照宮のような寺社仏閣、中禅寺湖や華厳の滝のような壮大な自然風景美を楽しめます。そんな日光の気候や服装・交通事情・観光名所をまとめて紹介します。
日帰り旅行にもオススメの日光 エリアガイドと基礎情報
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日本有数の観光地のひとつである栃木県の日光市。東京から約2時間で気軽に行くことができる観光地です。
日光観光は、世界遺産に指定された東照宮(とうしょうぐう)の他、華厳の滝(けごんのたき)や中禅寺湖(ちゅうぜんじこ)など、歴史的建造物と豊かな自然を同時に楽しめるエリアとして知られています。
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寒暖差があるので注意!日光の気候と服装
日光は、「関東の冷蔵庫」と言われることもある、東京よりも気温が低いエリアです。地域差がありますが、東京よりも3度~7度ほど低く、夏であっても朝晩はかなり冷え込みます。冬はとても厳しい気候となりますが、その一方、夏はとても涼しいので、夏の蒸し暑さから解放された、快適な気候を満喫することができます。
東京と同じ服装で観光地を訪れると、肌寒く感じられるため、上着などを持参することをオススメします。
紅葉が見頃になる秋には、気温が急速に下がります。9月の平均気温は20度程度ですが、10月に入ると一気に13度まで下がります。
さらに11月になると、気温は8度を切ることも。東京で着る洋服に、パーカーやコート、ショールやマフラー、帽子、手袋など、臨機応変に対応できるアイテムを持参してもいいかもしれませんね。
レンタカーも利用して効率的に!日光の交通事情
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日光では、主な観光ルートを通る「世界遺産めぐり循環バス」をはじめとした、東武バス日光のバスが充実しています。
便利でお得なパス「世界遺産めぐり手形」を使えば、バスの旅をさらにお得に楽しめます。「世界遺産めぐり循環バス」のコース内および、JR日光駅から東武日光駅、西参道、蓮華石(れんげいし)のエリアを1日乗り放題で利用できるフリーパスで、なんと500円で利用できるんです。
その他、湯元温泉コース、中禅寺温泉コース、戦場ヶ原コース、霧降高原コース、大笹牧場コース、霧降の滝コースなど、さまざまなフリーパスが発売されています。自分の行きたい観光地に合わせてフリーパスを購入すれば、慣れない地でもスムーズに移動できるので便利です。
また、風景を楽しみながら効率よく日光の観光地をめぐりたい人は、日光駅前でレンタカーを借りてみましょう。日光いろは坂のように、季節ごとの風景を楽しみながらドライブができることも日光観光の特徴。バスとレンタカーを組み合わせることで、効率的に日光観光を楽しむことができると思います。
さて、次に日光に訪れたらぜひ立ち寄っていただきたいスポットを紹介します。
1.日光東照宮
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日光を代表する観光エリアのひとつが日光山。日光山には、日光東照宮、日光二荒山神社(にっこうふたらさんじんじゃ)、日光山輪王寺(にっこうさんりんのうじ)の二社一寺があり、その103棟の建造物が世界遺産に登録されています。これらの建造物の荘厳で華麗な姿は、昔から多くの人を魅了してきました。
とくに有名なのが、世界遺産に登録されている日光東照宮。日光東照宮の建造物には、眠り猫や「見ざる、言わざる、聞かざる」の3猿など、たくさんの動物の木彫像が彫られています。どのような動物が彫られているのか、探しながら日光東照宮を散策するのも楽しそうですね。
日光山の社寺をバスで訪れたい人は、JR東武日光駅が出発点。駅前から東武バス日光の「世界遺産バス」に乗ってください。日光東照宮、日光二荒山神社、日光山輪王寺の付近にあるバス停を循環していますので、とても便利です。
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2.忍者に会える日光江戸村
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日光観光で「サムライ」「チョンマゲ」「忍者」の世界を楽しみたい人は、日光江戸村がオススメです。
日光江戸村は、江戸時代(17世紀から19世紀ごろにかけての期間)の文化や生活を再現した歴史テーマパークです。時代劇が撮影できるオープンセットもあるため、チョンマゲを結ったサムライに遭遇できることも。
日光江戸村の人気のイベントのひとつが、忍者のアトラクション。小さな部屋で、忍者が披露する華麗で迫力ある技を満喫することができます。その他、職業体験、忍者体験、サムライ体験など、いろいろな体験プログラムが用意されていますので、子供連れの家族にもオススメです。
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3.鬼怒川温泉
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鬼怒川沿いにある温泉郷のひとつが鬼怒川温泉(きぬがわおんせん)。東京から近いこともあり、外国人旅行者はもちろんのこと、関東圏内に住んでいる人の日帰り旅行としての人気の温泉です。
鬼怒川沿いには、大きなホテルから家族経営の旅館まで、いろいろな宿泊施設がありますので、ホームページや口コミで調べてみるのもいいですね。
また、鬼怒川温泉の周囲にはテーマパークが数多くありますが、とくに注目したいのが東武ワールドスクエア世界建築博物館。世界各国にある遺跡や建築物を細部に渡って再現したミニチュアパークです。
館内は主に6つのゾーンに分けられており、現代日本、アメリカ、エジプト、ヨーロッパ、アジア、日本の順で見学することができるんです。
4.中禅寺湖
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標高日本一、海抜高度がなんと1269mという標高に位置するのが中禅寺湖。日光国立公園のなかにある湖です。
男体山(なんたいざん)の壮大な自然のまえに広がる周囲25kmの湖は、歩くと約9時間もかかる大きさです。もともとは、神仏の信仰のための修行の場でしたが、現在は日本で有数の観光地としてにぎわっています。
日光の寒暖差がある気候が生み出す初夏のツツジや秋の紅葉は必見。徒歩もしくは遊覧船で千手ヶ浜(せんじゅがはま)に行くと、樹齢が200年を超えるミズナラやハルニレ、赤や白のクリンソウを見ることができます。
5.華厳の滝
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中禅寺湖の水が一気に落下する華厳の滝は、自然の美しさと迫力と両方を満喫できるとあって、中禅寺湖の観光の中心的なスポットとして賑わっています。中禅寺湖の水が、高さ97メートルの岸壁を一気に落下する様は迫力満点です。
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