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栃木完全ガイド。日光・鬼怒川・宇都宮・那須でやりたいこと10選・アクセスなど
栃木県は、歴史を感じる日光エリアや自然豊かな那須エリアなど見どころがたくさん。栃木県への行き方や各エリアごとの観光スポットなど、観光を楽しむための情報をご紹介します。
栃木とは
栃木は、東京の北側に位置する県です。電車を利用すれば、東京から1〜2時間ほどで訪れることができて、日帰りでの観光も可能。県内には、歴史を感じる日光エリア、自然と触れ合える鬼怒川・那須エリアなど、特色のある観光地がそろっています。
本記事では、各エリアごとの観光スポットや栃木へのアクセスなど、観光を楽しむための情報をご紹介します。
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栃木でやりたいこと10選
栃木の魅力を4つのエリアに分けて紹介します。それぞれのエリアでやりたいことや行きたいスポットをまとめました。
日光・鬼怒川エリア
photo by Pixta
日光・鬼怒川は、栃木の北西部に位置しています。世界遺産の「日光東照宮」や、関東屈指の温泉地「鬼怒川温泉」があり、歴史と豊かな自然を満喫できます。
周辺には、「EDO WONDERLAND 日光江戸村」や、世界の名所を25分の1のスケールで再現した「東武ワールドスクウェア」などのテーマパークも。お子様連れでの旅行にもオススメです。
1.日光東照宮(世界遺産)に行く
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日光観光で外せないのが、1999年に「日光の社寺」として世界遺産に登録された日光東照宮(にっこうとうしょうぐう)です。本殿には、長い戦乱の時代が続いた日本を統一した、江戸幕府の初代将軍・徳川家康が祀(まつ)られています。
photo by Pixta
極彩色(ごくさいしき)の彫刻が施された建物は圧巻。建物の彫刻のなかでも有名なのが、当時の平和な世の中を眠っている猫で表したといわれる国宝「眠り猫」と「見ざる・言わざる・聞かざる」を3匹の猿で表現した重要文化財「三猿(さんざる)」です。
近隣には、東照宮と同時に世界遺産に登録された「日光二荒山(ふたらさん)神社」、「輪王寺(りんのうじ)」も。どちらも日光東照宮から徒歩で行ける距離なので、ぜひ全部まわってみましょう。
日光東照宮
住所:栃木県日光市山内2301 GoogleMap
公式HP:http://www.toshogu.jp/
2.EDO WONDERLAND 日光江戸村で江戸時代を体験
「東京から2時間で侍&忍者に会える!栃木県「日光江戸村」」より
EDO WONDERLAND 日光江戸村は、江戸時代の町を体験できる歴史テーマパーク。忍者や侍、町人、お姫様などのコスチュームの貸し出しサービス(有料)があり、江戸時代の人に変身して江戸の街並みを散策できますよ。
芝居小屋で芝居を観るもよし、迫真の忍者アトラクションを見学するもよし。江戸時代の職業や生活文化などを体験できる施設とプログラムも充実しています。なかでも「侍修行館」の侍体験プログラムでは、侍の所作や刀の手入れ、剣術を学べると人気です(要予約)。
EDO WONDERLAND 日光江戸村
住所:栃木県日光市柄倉470-2 GoogleMap
公式HP:http://edowonderland.net/
変身メニューは子ども2,800円(税込)〜、大人2,900円(税込)〜。衣装によって異なります。
侍修行館の体験プログラムは当日、侍修行館での予約。体験料は無料。対象年齢13歳以上です。
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3.鬼怒川温泉に行く
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鬼怒川温泉は日光市の鬼怒川上流域にある温泉地。江戸時代は大名や僧侶など限られた人々しか利用を許されていませんでしたが、明治時代に一般にも解放され、いまでは国内外から年間200万人が訪れる人気の温泉地となっています。
泉質は、アルカリ性単純泉または単純泉で、疲労回復や健康増進によいのだそう。
鬼怒川温泉から日光東照宮までは電車で約1時間。温泉の周辺には、華厳の滝(けごんのたき)や日光江戸村、東武ワールドスクウェアなどのテーマパークもあり、日光観光の際の宿泊地にもオススメです。
鬼怒川温泉
住所:栃木県日光市 GoogleMap
公式HP:http://www.kinugawa-onsen.com/
4.龍王峡の絶景を眺める
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「龍王峡(りゅうおうきょう)」は、日光市・鬼怒川上流部にある峡谷で、広大な日光国立公園の一部です。
約3キロにわたる荒々しい渓谷の姿が龍が暴れまわったあとのように見えることから、"龍王峡"と名づけられました。独特の地形は、今から2,200万年前に海底火山から噴き出した火山岩が鬼怒川に浸食されてできたもの。
上流の白い岩肌の部分は白龍峡、緑がかった岩肌のエリアは青龍峡、下流の紫がかった岩肌は紫龍峡と呼ばれています。約2キロメートルのハイキングコースでは、3つのエリアの美しさを存分に眺められますよ。
龍王峡
住所:栃木県日光市藤原1357 GoogleMap
公式HP:http://www.ryuokyo.org/
・東京から日光へのアクセス(東武鉄道)
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都内から日光へ向かうなら、浅草から日光・鬼怒川方面までをつなぐ東武鉄道の「特急スペーシア」を利用すると便利です。「特急スペーシア」には鬼怒川温泉行きの「きぬ」と東武日光駅行きの「げごん」の2種類があります。
1.浅草駅から特急スペーシア「きぬ」を利用した場合
特急スペーシア「きぬ」は、下今市駅で乗り換えが必要になります。
浅草(東武日光線 特急きぬ号)→下今市駅(連絡電車乗り換え)→東武日光駅下車
料金:2,700円(片道)
時間:約2時間
2.浅草駅から特急スペーシア「けごん」を利用した場合
「けごん」は東武日光駅発着の電車で、乗り換え不要なのでとても便利です。
浅草(東武日光線 特急けごん号)→東武日光駅下車
料金:2,700円(片道)
時間:約1時間50分
・宇都宮から日光へのアクセス(在来線)
JR宇都宮駅からJR日光線(日光行)で乗り換えなし→日光駅下車
料金:760円(片道)
時間:約50分
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宇都宮エリア
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宇都宮は栃木県中部のエリア。日本有数の餃子の町としても有名で、市内は数多くの餃子店が軒を連ねるグルメタウンでもあります。
5.宇都宮城を見る
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築城は11世紀頃とされる歴史ある城ですが、建物は19世紀の内乱で失われ、2007年に復元されました。再建された本丸の内部は資料館「宇都宮城ものしり館」になっていて、城と城下町のジオラマなどが展示されています。
敷地内には桜が植えられており、桜の名所として親しまれています。
宇都宮城
住所:栃木県宇都宮市本丸町2-24 GoogleMap
公式HP:https://www.city.utsunomiya.tochigi.jp/citypromotion/kanko/meisho/jyiousi/1007275.html
6.名物の宇都宮餃子を食べる
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宇都宮市は日本でも餃子消費量NO.1を誇る餃子の町。市内には餃子店が200店舗以上あるともいわれ、餃子だけを提供する飲食店もあるほどです。
一般的な餃子にくらべて、肉が少なく、野菜が多くヘルシーな宇都宮餃子。店によって味が違うので、食べくらべて自分好みのお店を探すのも楽しいですよ。
宇都宮餃子会が出店する餃子専門店「来らっせ(きらっせ)」では、常設5店舗と加盟する約30店の餃子を日替わりで味わうことができます。
宇都宮餃子
住所:栃木県宇都宮市 GoogleMap
公式HP:http://www.gyozakai.com/
・東京から宇都宮へのアクセス(新幹線)
新幹線・東京駅から乗り継ぎなし→宇都宮駅下車
東京駅→宇都宮駅
料金:4,410円(片道・自由席)
時間:約1時間
足利・佐野エリア
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足利・佐野は栃木県の南西にまたがる自然豊かなエリア。「あしかがフラワーパーク」や「佐野プレミアム・アウトレット」など、自然やショッピングを楽しめるスポットがある人気観光地です。
7.あしかがフラワーパークに行く
大藤 photo by Pixta
あしかがフラワーパークは、栃木県足利市にある花のテーマパークです。名物は、樹齢150年以上とされる藤棚(※1)。4本の大藤と白藤のトンネルが作り出す藤棚は、広さが約1,000平方メートルにもなり、栃木県天然記念物に指定されています。
見ごろは4月中旬から5月中旬。米国CNNの「2014年の世界の夢の旅行先10カ所」に日本で唯一選出されるなど、世界的にも注目を集める場所です。
photo by Pixta
冬季にはイルミネーションも行われ、年間を通して楽しむことができます。
※1:藤棚……藤のつるをはわせて、垂れさがる花を鑑賞できるようにしたもの。
あしかがフラワーパーク
住所:栃木県足利市迫間町607 GoogleMap
公式HP:https://www.ashikaga.co.jp/
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8.佐野プレミアム・アウトレットに行く
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佐野プレミアム・アウトレットは、佐野市にあるアウトレットモールです。アメリカの東海岸の都市をイメージした造りになっていて、ラグジュアリーブランドが多いのが特徴。
お気に入りの品物がアウトレット価格で購入でき、ショッピングのほかにグルメも楽しめます。バーゲンやイベントも豊富なので、何度足を運んでも退屈しません。
佐野プレミアム・アウトレット
住所:栃木県佐野市越名町2058 GoogleMap
公式HP:https://www.premiumoutlets.co.jp/sano/
・宇都宮から佐野へのアクセス(在来線)
宇都宮駅からJR宇都宮線(上野東京ライン)→小山駅でJR両毛線へ乗り換え→佐野駅下車
料金:970円(片道)
時間:約1時間20分
那須エリア
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那須は県北部のエリアです。那須連山の主峰・茶臼岳(ちゃうすだけ)がそびえ、避暑地としても愛されてきた自然豊かな土地。沼ッ原湿原(ぬまっぱらしつげん)など、那須エリアの見どころを紹介します。
9.沼ッ原湿原で自然に触れる
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沼ッ原湿原(ぬまっぱらしつげん)は、那須連山の西端(せいたん)に広がる湿原。遊歩道が整備されていて、散策しながら四季の植物を楽しめます。
photo by Pixta
おすすめの時期は、さまざまな花が開花する5月から8月にかけて。12月上旬頃から翌年4月下旬頃までの冬季期間は駐車場まで市道が閉鎖になり観光ができません。初夏から夏のあいだに訪れましょう。
近辺にはツキノワグマやニホンザルなどの野生動物も出没するため、ラジオや鈴などで対策をしてください。
沼ッ原湿原
住所:栃木県那須塩原市板室地内 GoogleMap
公式HP:http://www.city.nasushiobara.lg.jp/22/002575.html
10.那須ガーデンアウトレットに行く
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「那須ガーデンアウトレット」は、約160のショップが入ったアウトレットモール。ファッションなどのアウトレット店だけではなく、那須高原のおいしい名産品や、おみやげも購入できます。
那須ガーデンアウトレット
栃木県那須塩原市塩野崎184-7 GoogleMap
公式HP:https://www.nasu-gardenoutlet.com/
・宇都宮から那須塩原へのアクセス(在来線)
宇都宮駅から那須塩原駅へは乗り換えなしで1本で行けます。
宇都宮駅からJR宇都宮線へ→那須塩原駅下車
料金:840円(片道)
時間:約50分
まとめ
日光や宇都宮、佐野は東京から日帰りでもできる人気観光地。東京を訪れたら、栃木まで足を伸ばして、豊かな自然やショッピングを存分に楽しんでみてください。
福島県出身、都内在住。フリーライター。神社仏閣や不思議な伝承が残っている土地を歩くのが好き。