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沖縄でしたいこと・行くべき場所15選・おみやげ・アクセスなど
沖縄は日本最南端の県。温暖な気候で、豊かな自然、白い砂浜をビーチ、独特の食文化などが楽しめます。沖縄への行き方、観光スポット、グルメなど沖縄の旅に必要な情報をまとめました。
沖縄県とは
日本の南西に位置する沖縄は、日本国内のみならず世界各国から年間1,000万人近い観光客が訪れる、アジア有数のリゾート地です。
沖縄は、亜熱帯海洋性気候に分類されます。沖縄本島の西側を流れる黒潮により、年間を通して温暖な気候が特徴です。世界一種類が豊富といわれるサンゴ礁や、沖縄地方にしか生息しない鳥ヤンバルクイナなど、ここでしか見られない動植物が生息しています。
沖縄独自の“琉球語”が使われてきた歴史をもち、「めんそーれ(ようこそ)」「はいたい・はいさい(こんにちは)」などは、いまでも日常的に使用されています。
本記事では、沖縄本島でしたいことやアクセス、おみやげなどを紹介します。
沖縄本島のエリアガイド
南部
沖縄の中心地であり、独自の文化や歴史が残るエリア。沖縄の玄関口・那覇のほか「首里城」や「瀬長島 ウミカジテラス」といった主要な観光スポットが集中しているため、このエリアを重点的に観光するのもオススメです。
中部
普天間(ふてんま)基地や嘉手納(かでな)基地などの米軍基地をもつ沖縄中部は、アメリカの文化と沖縄の自然が共存するエリア。
北谷町にある「美浜タウンリゾート アメリカンビレッジ」や浦添市の外国人が多く住む住宅街「港川ステイツサイドタウン」は、アメリカの文化の影響を大きく受けており、おしゃれなカフェや雑貨屋が軒を連ねています。
海岸沿いにはきれいなビーチも多数。ショッピングを楽しみビーチでリラックスする、リゾート気分が味わえますよ。
北部
沖縄古来の大自然が広がるエリア。備瀬(びせ)のフクギ並木ややんばるの森と呼ばれる自然が多く残っています。沖縄を代表する観光名所「沖縄美ら海水族館」もあります。
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南部エリア
1. 世界遺産・首里城に行く
photo by Pixta
「首里城」は、沖縄が琉球王国(1429〜1879年)として栄えた時代に、政治や祭祀の中心地として利用されていた城。第二次世界大戦で大部分が破壊されましたが、1992年に再建され、2000年にユネスコ世界遺産に登録されました。
首里城周辺の景観を保持する活動も行われています。城の周囲には、沖縄古来の赤い瓦や石垣、石畳を使った建物が並び雰囲気たっぷりです。
首里城
住所:沖縄県那覇市首里金城町1-2 Google Map
公式HP:http://oki-park.jp/shurijo/
2. 国際通りでおみやげショッピング
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国際通りは、活気あふれる観光スポットのひとつ。県庁北口交差点から1.6キロメートルの大通り沿いに約600店の飲食店やみやげ店が立ち並び、散策するだけでも楽しめます。
人気チーズケーキ店「PABLO」の「紅芋チーズタルト」など、ここでしか購入することのできないスイーツもあります。国際通りは空港からタクシーで15分ほど。
国際通り
住所:沖縄県那覇市牧志3-2 Google Map
公式HP:https://naha-kokusaidori.okinawa/
3. 第一牧志公設市場で沖縄ならではの食材を眺める
photo by Pixta
国際通りから少し奥に入ると、”沖縄の台所”と呼ばれ、地元の人がよく訪れる「第一牧志公設市場」があります。
沖縄ならではのカラフルな魚や、めずらしい食材がところせましと並べられています。市場の2Fには食堂があり、1Fで選んだ魚を好きな料理に調理してもらえます。
※2019年6月15日から移設のため一時閉鎖。2020年3月にリニューアル予定。
第一牧志公設市場
住所:沖縄県那覇市松尾2-10-1 Google Map
公式HP:https://kosetsu-ichiba.com/
4. 知念岬公園の絶景を眺める
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広大な海原を眺められる絶景スポットが「知念岬公園」。日々の喧騒を忘れ、ゆったりとした時間を過ごせますよ。
近隣には、沖縄の聖地とされる山、斎場御嶽(せーふぁーうたき)もあります。帰り際に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
知念岬公園
住所:沖縄県南城市知念久手堅 Google Map
公式HP:http://www.kankou-nanjo.okinawa/bunka/details/174
5. 琉球ガラス村でガラス作りを体験
photo by Pixta
「琉球ガラス村」は、糸満市にある人気のガラス工房。吹きガラス作り体験や、琉球ガラスのかけらを使用して作るフォトフレーム作りなど、さまざまな体験教室が開催されています。
体験教室の対象は小学生以上。予約なしで体験可能です(団体は要予約)。併設のショップには、アクセサリーやグラス、インテリア雑貨といったさまざまな琉球グラスの商品が並びます。おみやげを探している人にもオススメです。
琉球ガラス村
住所:沖縄県糸満市福地169 Google Map
公式HP:https://www.ryukyu-glass.co.jp/
中部エリア
6. 万座毛の絶景を眺める
photo by Pixta
万座毛(まんざもう)は、恩納村(おんなそん)にある景勝地。フォトスポットとして知られる象の鼻の形をした岸壁は、長い年月をかけて海の侵食でできたものです。足場が悪いので歩きやすい靴で向かいましょう。
万座毛
住所:沖縄県国頭郡恩納村恩納 Google Map
公式HP:https://www.vill.onna.okinawa.jp/about/information/1484719566/1484720229/
7. 残波ビーチの白い砂浜でリラックス
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残波ビーチは、残波岬の隣にある白い砂浜の海岸。沖合には天然のサンゴ礁があり、きれいなラグーンを形成しています。
夏にはシュノーケリングやカヌーなどのマリンアクティビティも楽しめます。夕日の名所としても知られているので、夕方に訪れてエメラルドグリーンの海に沈む夕日を眺めるのもオススメです。
残波ビーチ
住所:沖縄県中頭郡読谷村宇座1933 Google Map
公式HP:http://www.yomitan-kankou.jp/detail.jsp?id=74757&menuid=11949&funcid=3
8. 海中道路を歩く
photo by Pixta
海中道路は、沖縄本島と平安座島(へんざじま)、浜比嘉島(はまひがじま)、宮城島、伊計島(いけいじま)を結ぶ道路。
もとは平安座島にある石油基地と本島を結ぶために作られた道路でしたが、素晴らしい景色が臨めると評判の観光スポットとなりました。中央部にある「海の駅 あやはし館」では、軽食やおみやげが購入できます。
レンタカーを借りて壮大な大海原を眺めながらドライブを満喫してみては?
海中道路
住所:なし Google Map
公式HP:https://www.city.uruma.lg.jp/iina/2396
9. ビオスの丘/Bios no Okaで熱帯植物に触れる
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「ビオスの丘/Bios no Oka」は、沖縄の植物や動物に触れられる施設。7,500坪の広大な園内には、色とりどりのランの花が植えられ、水牛や沖縄の在来種であるあぐー豚が飼育されています。
園内ではボートやカヤック、水牛車に乗ることもできますよ。ぜひ体験したいのが、湖水観賞船でのジャングルクルーズ。湖の上から園内の湖畔に生息する動植物をじっくりと見学できます。
ビオスの丘/Bios no Oka
住所:沖縄県うるま市石川嘉手苅961-30 Google Map
公式HP:https://www.bios-hill.co.jp/
10. 美浜タウンリゾート アメリカンビレッジでアメリカ文化に触れる
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「美浜タウンリゾート アメリカンビレッジ」は、アメリカのリゾート地をイメージして作られた大型商業施設。映画館や飲食店、ボウリング場、ライブハウスがあり1日中過ごしても飽きません。
おしゃれな街並みに惹かれて写真を撮りにくる人も多数。室内施設が多いので、雨の日でもショッピングや観光ができます。
美浜タウンリゾート アメリカンビレッジ
住所:沖縄県中頭郡北谷町美浜15-69 Google Map
公式HP:https://www.okinawa-americanvillage.com/
北部エリア
11. 沖縄美ら海(ちゅらうみ)水族館でジンベイザメに出会う
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「沖縄美ら海水族館」は、年間300万人以上が訪れる沖縄屈指の観光スポット。初めてジンベエザメの20年以上の長期飼育を成功させた水族館として世界的にも知られています。
水族館の目玉は、巨大水槽「黒潮の海」。全長8メートルを超えるジンベエザメや、巨大なナンヨウマンタが悠々と泳ぐ様子に魅了されること間違いなしです。
この名物の水槽を眺めながら軽食やドリンクがいただけるカフェ「オーシャンブルー」にも立ち寄ってみましょう。
沖縄美ら海水族館
住所:沖縄県国頭郡本部町石川424 Google Map
公式HP:https://churaumi.okinawa/
12. 琉球村で沖縄の文化や暮らしを体験
photo by Pixta
「琉球村」は、沖縄ならではの体験ができるテーマパーク。沖縄の伝統工芸品であるシーサー作りや、サトウキビの収穫、沖縄風ドーナツのサーターアンダギー作りが体験できます。
園内にある古民家では、沖縄の楽器である三線の教室も開催。沖縄の暮らしや文化に存分に触れられますよ。沖縄の伝統的衣装のレンタルもできるから、とっておきの1枚も撮影できそうです!
琉球村
住所:沖縄県国頭郡恩納村山田1130 Google Map
公式HP:https://www.ryukyumura.co.jp/
13.ナゴパイナップルパークでおいしい果物をいただく
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「ナゴパイナップルパーク」は、沖縄の特産品・パイナップルのテーマパーク。甘くておいしいパイナップルを食べられるだけでなく、パイナップルの歴史やパイナップル畑を見学できて大人も子どもも楽しめます。
なかでも子どもたちに大人気なのが、自動運転の車「パイナップル号」。自分で車を運転しているかのような気分で園内のパイナップル畑や植物園をまわれると評判です。
施設内の「パイナップルカフェ」では、パイナップルを使用したさまざまなスイーツを提供。さわやかな酸味が特徴のパインソフトは必食です。
ナゴパイナップルパーク
住所:沖縄県名護市為又1195 Google Map
公式HP:http://www.nagopine.com/
14. 備瀬のフクギ並木で水牛に出会う
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およそ2万本の常緑樹・フクギが立ち並び独特の風景を形作っているのは、備瀬(びせ)のフクギ並木。防風林として植えられたフクギの木から太陽の光がやさしく差し込み、ゆったりとした雰囲気です。
自転車をレンタルして、風を感じながらサイクリングしてみましょう。
備瀬のフクギ並木
住所:沖縄県国頭郡本部町備瀬 Google Map
15. エメラルドビーチの夕日を眺める
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エメラルドビーチは、遊びの浜、憩いの浜、眺めの浜の3つのエリアに分かれており、とくに眺めの浜から見る夕日は絶景とされています。
エメラルド色の海がオレンジ色に染まる、心が洗われるような景色は必見です。
エメラルドビーチ
住所:沖縄県国頭郡本部町石川424 Google Map
公式HP:http://oki-park.jp/kaiyohaku/inst/75
沖縄のおみやげ
ちんすこう
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沖縄みやげの定番といえば、ちんすこう。小麦粉、砂糖、ラードを使った、クッキーのような食感のお菓子です。チョコやパイナップルなどのさまざまな味が販売されています。沖縄県内のみやげ店の多くで取り扱われています。
紅芋タルト
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紅芋タルトは、クッキー生地に紅芋がのった優しい甘さのお菓子。柔らかい食感なので小さい子どもでも食べられます。現在、複数の会社から販売されている紅芋タルトですが、「株式会社お菓子御殿」の「紅いもタルト」が有名です。
琉球ガラスの手作りグラス
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琉球ガラスはもともと、駐留米軍が消費したコーラやビールの空き瓶を再利用して、沖縄で作られていたもの。ぽってりとした厚みや気泡が特徴で、今日では「沖縄の工芸品」として広く浸透しました。
アクセサリーや置物などさまざまな琉球グラスがありますが、多くのみやげ店で見かけるのはグラス。ひとつひとつ形や色合いが異なるので、見比べて気に入ったものを選ぶとよいでしょう。
「琉球ガラス村」や国際通りの琉球ガラス専門店、みやげ店で購入できます。
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沖縄で食べたいグルメ
ソーキそば
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沖縄を代表するソウルフードがソーキそば。日本本土でいただく、そば粉を使った蕎麦とは異なり、小麦を原材料にした少し太めのコシのある麺が特徴です。豚の三枚肉や紅生姜、かまぼこなどがトッピングされています。
宮古そばや八重山そばなど、沖縄の地域ごとにアレンジされたさまざまなソーキそばがあります。
ラフテー
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ラフテーとは、豚肉を砂糖や沖縄の地酒・泡盛で甘辛く煮詰めた郷土料理。じっくり煮込んでいるから、豚肉の油分が落ち、見た目によらずさっぱりとした味わい。
沖縄料理の定番メニューなので、沖縄料理を提供する飲食店の多くでいただけます。
チャンプルー
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チャンプルーとは、沖縄弁で“ごちゃまぜにしたもの”という意味で、さまざまな具材を混ぜて作った料理のこと。
ゴーヤを入れたゴーヤチャンプルー、豆腐を入れた豆腐チャンプルーなど数種類のチャンプルーがあり、沖縄では家庭料理として親しまれています。
沖縄本島へのアクセス
東京・成田空港から那覇空港への行き方
成田空港から沖那覇空港へは、ANA、ジェットスタージャパン、ピーチ・アビエーション、バニラエアから直行便が1日およそ8本運行しています。フライト時間は約3時間、運賃は片道で5,500円〜50,000円です。
東京・羽田空港から那覇空港への行き方
羽田空港から那覇空港へは、ANA、JAL、スカイマークから直行便が1日に30本以上運行しています。フライト時間は約2時間30分。運賃は8,000円〜50,000円で購入できます。
北京、台北、ソウルから那覇空港へは直行便も
北京、台北、ソウルからも那覇空港への直行便が運行中。運行本数は少ないですが、本州を経由することなく沖縄に行けるので時間とお金の節約になります。
所要時間は、北京首都国際空港からおよそ3時間30分、台湾桃園国際空港からはおよそ1時間30分、仁川国際空港からおよそ2時間30分です。
那覇空港から那覇市中心部への行き方
那覇空港から那覇市の中心部へは、リムジンバス、レンタカー、モノレール、タクシーなどで移動可能。那覇市の中心部には”ゆいレール”と呼ばれるモノレールが走っていますが、郊外の観光地へ行きたい人にはレンタカーがオススメです。
運転免許がない方は、ツアーに参加して観光を楽しんでくださいね。
沖縄の気候、服装
photo by Pixta
沖縄は1年間の平均気温が23.1℃と日本でもっとも高く、冬でも10度を下回ることはありません。1年を通して紫外線量も多いため、日焼け止めやサングラス、帽子など十分な紫外線対策をする必要があります。
3~4月の沖縄では、本土に先駆けて海開きが行われます。この時期の気温は20度ほど。
また、5月〜10月にかけての沖縄は日本で一番台風が襲来する県でもあります。とくに8月は、台風の上陸数が年で一番多い月。台風が上陸すると、飛行機が飛ばなくなることもよくありますので、注意が必要です。
8月の夏の沖縄の気温は30度を超えることもしばしば。降水量も高く、蒸し暑い天気です。過ごしやすい格好で紫外線対策を万全にしておきましょう。
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まとめ
海や山などの美しい自然を眺めながらリラックスした時間が過ごせる沖縄。本州よりも紫外線量が高いため、対策をきっちりとしておきましょう。
また、台風の時期にはできないマリンスポーツ、アクティビティなどもあります。沖縄を訪れる時期の天候をよくチェックし、旅行のプランを立てると安心です。
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本記事は、2016年11月1日に公開された記事をリライトしたものです。
フリーライター。甘いもの、おいしいものがだいすき。特に食べることがすきです。”食べるため"に日本全国を旅した経験有り。