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沖縄の玄関口、那覇市のオススメスポット7選
沖縄県内でもっとも人口密度が高い那覇市は、沖縄の官公庁やオフィスが密集するビジネス街。飲食店やホテルが立ち並ぶ観光都市でもあり、グルメやショッピングに最適な沖縄No.1の繁華街です。
沖縄一の都会で琉球の歴史に触れ、下町散策とグルメを楽しむ
沖縄県の空の玄関口・那覇空港の所在地でもある那覇市は、琉球王朝時代(※1)の名残が色濃く残る「首里の街」、訪日観光客で賑わう「国際通り」、区画整理された通称「那覇新都心」など、都会的でありながらレトロな下町も散策できる観光地。
市内は沖縄都市モノレールでスムーズに移動できます。離島の船便が発着する港もあり、旅の途中で1泊するととても便利。
今回は、那覇市で行きたいオススメスポットを紹介します。
※1:琉球王朝時代……1429年から1879年の約450年間。沖縄地方を統治した琉球王朝の時代。
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1.琉球王朝時代の歴史探訪「首里城公園」
モノレール「首里駅」から徒歩20分。世界文化遺産に登録された「首里城公園」は、450年間、現在の沖縄地方を統治した琉球王国の宮廷です。写真スポットで名高い守礼門をくぐり抜けて高台まで上がると、立派な朱塗りの正殿に到着。
有料区域の建物内では王様の玉座や王妃の部屋、美術工芸品などを、当時の歴史的背景を感じながら約60分ほどで見学できます。
首里城公園周辺のおすすめホテル
2.観光客御用達のにぎやかなショッピング街「国際通り」
Picture courtesy of Okinawa Convention&Visitors Bureau
第二次世界大戦後、またたく間に復興して「奇跡の1マイル」と呼ばれた那覇の国際通り。おみやげ屋や飲食店が連なり、観光客で賑わう沖縄観光の定番スポットです。
中心部に位置する牧志公設市場や昼呑みできる飲食店、日本最大級のディスカウントストア「ドン・キホーテ」も訪日観光客に人気です。夜の散策なら、沖縄料理を食べながら沖縄民謡や沖縄の弦楽器・三線を聞ける居酒屋もあります。
国際通り
アクセス:モノレール「県庁前駅」か「牧志駅」で下車、徒歩約10分。
公式HP:https://naha-kokusaidori.okinawa/
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3.沖縄の自然、歴史、文化に触れる「沖縄県立博物館・美術館」
Picture courtesy of Okinawa Convention&Visitors Bureau
通称「那覇新都心」と呼ばれる地域に、沖縄の城跡をイメージした外観の沖縄県立博物館・美術館があります。博物館では、沖縄らしい亜熱帯の自然、琉球王朝時代からアメリカ統治時代(1945年-1972年)の歴史や文化に関する展示、民俗学や考古学などにも触れられます。
美術館では、沖縄にゆかりの深い県内外の作家作品を中心に展示。時期によって企画展を開催し、屋外展示の古民家やアート作品も見学できます。
沖縄県立博物館・美術館
住所:沖縄県那覇市おもろまち3-1-1 GoogleMap
アクセス:モノレール「おもろまち駅」から徒歩10分。
公式HP:http://okimu.jp/
4.下町散策と昼飲みも楽しい「牧志公設市場」
Picture courtesy of 那覇市
国際通りの中心部から市場本通りに入ると、牧志公設市場に到着。建物内1Fの魚・精肉売り場では南国のカラフルな魚や珍しい貝類、豚の足(テビチ)や顔などを販売しています。2Fは沖縄料理や海鮮系の食堂がズラリ。
市場周辺のレトロな路地裏散策も楽しく、昼呑みや立ち呑みできる居酒屋で沖縄の下町旅情を味わえます。
牧志公設市場
住所:沖縄県那覇市松尾2-10-1 GoogleMap
アクセス:モノレール「牧志駅」から徒歩10分。
公式HP:https://kosetsu-ichiba.com/
5.「染物体験」で沖縄の伝統工芸を体験しよう
Picture courtesy of 首里琉染
沖縄を代表する伝統的な染物「紅型(びんがた)」の作品を制作する工房や、一部の観光施設などで染物体験が楽しめます。型紙の柄を選んで色付けする「紅型」の体験が人気で、完成した作品をその場で持ち帰れます。
那覇市首里の「首里琉染」では、紅型体験のほかにも、工房オリジナルの「サンゴ染め」も体験できます。所要時間は40分程度。作業風景を見学できる「染色工房」や琉球王国に関する漆器や焼き物などの古美術品も展示しています。
首里琉染
住所:沖縄県那覇市首里山川町1-54 GoogleMap
アクセス:モノレール「儀保駅」から徒歩15分。
公式HP:http://www.shuri-ryusen.com/
6.地元の大型スーパーマーケット「サンエー那覇メインプレイス」
地元民も利用する大型ショッピングセンター「サンエー那覇メインプレイス」なら、家電量販店や東急ハンズも散策可能。食料品のまとめ買いにも重宝します。
1Fの食料品売り場に沖縄のおみやげ品コーナーが設けられ、特にお菓子類が充実。そのほか、沖縄料理であるタコライス(※4)の素や沖縄そばのカップメン、沖縄の調味料など地元の人たちの暮らしに根付いた食料品を購入できます。
広いスーパーマーケットの散策にワクワクしますよ。
※4:タコライス……タコスの具材をご飯の上にのせた沖縄料理。
サンエー那覇メインプレイス
住所:那覇市おもろまち4-4-9 GoogleMap
アクセス:モノレール「おもろまち駅」から徒歩5分。
公式HP:http://www.san-a.co.jp/nahamainplace/
7. 沖縄の着物を着て記念撮影できる「琉球衣装体験」
「琉装(りゅうそう)」を着て旅の記念に写真撮影はいかがでしょうか。国際通りや首里城近くなどには、琉装で撮影ができるお店が営業しています。「琉装」とは、琉球王朝時代に着用された衣装。現在は沖縄県内を中心に継承されている琉球舞踊でも使用されています。
女性は沖縄の伝統的な染物「紅型」のきらびやかな着物に花笠(※2)をかぶり、男性は絣(※3)の着物などを着用して「ハチマキ」という帽子をかぶります。服の上から琉装を羽織る場合と軽く着付けする場合があり、着物選びから撮影まで所要時間15分〜30分。
※2:花笠……蓮の花をモチーフにした琉装衣装のかぶりもの。手に持つこともできる。
※3:絣(かすり)……あらかじめ染め分けた経糸(たていと)と緯糸(よこいと)を織ることで模様を施す織物技法のひとつ。
那覇に1泊して旅行を楽しむコツ
那覇空港へ夕方以降に到着して那覇市内に1泊。または、沖縄から帰る前日に那覇市内に宿泊して観光するのがオススメ。那覇市内を移動するなら、那覇空港から首里駅まで運行するモノレールか、ほかの日本の地域に比べ初乗り料金の安い(550円〜/1.75キロメートル)タクシーも上手く組み合わせると便利です。
午前中の船便を利用して離島へ行くなら、前日は那覇に宿泊してタクシー移動で港に向かうと早いです。夕食を兼ねて国際通りを散策したり、モノレールの首里駅から首里城のライトアップを見たり、夜ならではの那覇の景色も楽しめます。
焼き物や骨とう品が揃う壺屋やちむん通りや牧志公設市場周辺、琉球王朝時代の歴史を刻む首里の街など、レトロな路地裏を半日かけて散策するとまた違った沖縄の風景に出会えます。
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昔ながらの大衆的な郷土料理の「沖縄料理」を食べよう
離島や地域によって麺の太さやカタチが違い、豚骨やかつお出汁など店ごとにスープの下ごしらえが異なる「沖縄そば」は必ず抑えておきたい一品です。オススメ店は「OKINAWA SOBA EIBUN」。
豚の三枚肉をじっくり煮込んだ角煮の「ラフテー」や、ゴーヤや島豆腐を炒めた「ちゃんぷるー料理」は定番人気。沖縄料理全般を楽しみたい方は、古民家居酒屋の「うりずん」がオススメ。
珍しい料理といえば、とろっとろに煮込んだコラーゲンたっぷりの「テビチ(豚の足)」、山羊の刺し身や匂いが強烈な山羊汁などの「山羊料理」が挙げられます。「おでん東大」と「まるまん」でおいしい料理が食べられます。
ふかふかの大きな衣をつけた「沖縄風天ぷら」や海藻の「海ぶどう」、そして春先が旬の「島らっきょう」もおいしくて人気の高い沖縄料理です。沖縄風天ぷらは牧志公設市場周辺の「呉屋てんぷら屋」がオススメです。
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定番人気で外さない「沖縄のおみやげ」
ちんすこう、紅芋タルト、さーたあんだぎー
沖縄みやげの定番といえば、沖縄風クッキーの「ちんすこう」や沖縄風揚げドーナツの「さーたーあんだぎー」。沖縄の伝統的なお菓子です。
伝統的な技工と現代風にアレンジされた伝統工芸品、粋なパッケージデザインの地元食材を加工した商品も人気。また、スーパーマーケットを散策すると、地元ならではの珍しい「沖縄の食」に出会えます。
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まとめ
オフィス街でもある沖縄最大の都市・那覇市は、琉球の歴史を刻む街・首里や市場周辺のレトロな下町界隈、そして都会的な那覇新都心とさまざまな顔を覗かせ、飲食店やショップが立ち並ぶ観光にも適した地域です。
那覇空港から近い立地を生かして上手く旅程に組み込んで、昼と夜の那覇の街を楽しんでください。沖縄の新旧が入り混じった風景をまとめて堪能できますよ。
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埼玉出身、沖縄を拠点に活動するフリーライター・編集者。沖縄でWebライティング講座「みやねえ講座」の開催、Web系のイベント運営などを行いながら、沖縄と埼玉で二拠点生活するリモートワークなフリーランスです。 ブログ:https://miya-nee.com/ Twitter:https://twitter.com/miya_nee Facebookページ:https://www.facebook.com/miyanee3