【鹿児島】ロケットだけじゃない!種子島の観光スポット&オススメグルメ
鹿児島県の南部に浮かぶ島「種子島」は、日本人にとってはロケットの発射場があることで有名です。しかしロケットの発射場の他にも、種子島には面白い観光スポットがあり、その近くにはおいしいグルメがたくさんあります。この記事では、広田遺跡ミュージアム、千座の岩屋、鉄砲館などの観光スポットと、安納芋やアサヒガニなどのオススメグルメを紹介します。
鹿児島県の南部に浮かぶ種子島は、日本人にとってはロケットの発射場があることで有名です。しかしロケットの発射場の他にも、種子島には面白い観光スポットがあり、その近くにはおいしいグルメがたくさんあります。
この記事では、そんな種子島の魅力を紹介していきます。
1.種子島宇宙センター
最初に紹介するのは種子島宇宙センターです。大型のロケットが打ち上げが行われる場合は、ここに日本中の宇宙ファンが集まります。
施設の前にはロケットの模型も。宇宙センターでは一般の方も施設見学が可能です。
施設の中に入ると、ロケットの噴射部分の展示や、今までに宇宙に行った日本人宇宙飛行士の手形などがあります。
宇宙ファンなら施設案内ツアーがオススメ
事前に申し込みをすれば、施設を案内してくれるツアーに参加できます。センター内は非常に広いため、ツアーではバスを利用して発射台の近くまで行くことができます。ロケットの部品や発射を管制する司令室など、日本ではここでしか見られない貴重な展示が目白押し!
ツアーの詳細や申込は、JAXAの公式HPをご覧ください。日本語以外での案内は行っていないので、日本人の知人に同行してもらうか、旅行会社に相談することをオススメします。
種子島宇宙センター
住所:鹿児島県熊毛郡南種子町大字茎永字麻津
電話番号:0997-26-2111
公式HP:http://www.jaxa.jp/about/centers/tnsc/index_j.html
2.鉄砲館
種子島に来たら必ず行って欲しいのが「種子島開発総合センター 鉄砲館」です。
種子島は日本に初めて鉄砲が伝わった島でもあります。この「種子島開発総合センター 鉄砲館」では、日本における鉄砲の歴史や、鉄砲が伝わった当時どのような出来事が起きたのかなどが展示されています。歴史好きにはオススメのスポット。
また1543年にポルトガルから伝わった銃や国内外の旧式銃丁も展示されています。種子島の昔の生活が分かる資料も展示されているので、種子島をより深く知ることができます。
種子島開発総合センター 鉄砲館
住所:鹿児島県西之表市西之表7585番地
電話番号:0997-23-3215
3.月窓亭
月窓亭は江戸時代中期に建てられた日本家屋。ここでは昔ながらの日本家屋の中でおいしいお茶を楽しんだり、美しい日本庭園を眺めながら穏やかな時を過ごすことができます。
観光に疲れたらここでひと息つくのがオススメです。
月窓亭
住所:鹿児島県西之表市西之表7528
電話番号:0997-22-2101
公式HP:http://www.city.nishinoomote.lg.jp/admin/soshiki/kyouikuiinkai/shakaikyouikuka/bunkagakari/bunkazai/kanrensisetu/gessoutei/
4.千座の岩屋
次に自然が作り出した面白いスポットを紹介します。それが「千座の岩屋」です。
長い年月をかけて波で岩が削られた海蝕洞窟です。中に入れるのは干潮時のみで、期間限定で中でイベントを行ったりもしています。幻想的な雰囲気を楽しめる観光スポットです。
潮の満ち引きによって見える様子が変わります。特に内側からの海の眺めがよいので、季節に合わせてタイミングを調べてから訪れるのがオススメです。
千座の岩屋
住所:鹿児島県熊毛郡南種子町平山浜田
電話番号:0997-26-1111 (南種子町観光課)
5.大田林道のヘゴ群生林
ヘゴとは、日本では珍しい熱帯植物の一種です。種子島のほか、沖縄などで見ることができます。
種子島の大田林道では、高さ数メートルにも及ぶヘゴが道の両側に群生しており、まるで森の奥に迷い込んだかのような不思議な気分を味わえます。
頭を覆うように大きく葉を広がるヘゴの姿は、実際に目にすると圧倒されること間違いなしです。
背の高いヘゴは4mもあるそうで、その生命力を感じさせる姿は一見の価値があります。
ヘゴ自生群落
住所:鹿児島県西之表市
6.広田遺跡ミュージアム
種子島宇宙センターの近くには「広田遺跡ミュージアム」があります。
広田遺跡は、古代の種子島に暮らした人々が埋葬された墓地遺跡。日本で米作りが始まった弥生時代(※1)の後期から7世紀にかけて利用された墓地だと考えられています。遺跡からは157体の人骨や44000点以上の貝製品が出土しており、当時の人々の暮らしを偲ばせます。
海岸近くにある珍しい遺跡で、出土した貝製品も珍しいことから、2008年3月28日に国の史跡に指定されました。
※1……前3世紀中頃〜3世紀中頃。ただし年代には諸説あります。
実際に、このように海の近くに遺跡があります。
ミュージアムの中には、当時の人々がどのように生活していたのかや、どのように埋められていたのかなど、分かりやすく展示されています。
広田遺跡ミュージアム
住所:鹿児島県熊毛郡南種子町平山2571
電話:0997-24-4811
7.喜志鹿崎灯台
喜志鹿崎(きしがざき)灯台は種子島の最北端にある灯台で、灯台の北東側から太平洋を眺めることができます。天気のよい日は遠く大隅半島まで見晴らせるのだとか。
灯台の下の海岸では、磯遊びを楽しめます。
喜志鹿崎灯台
住所:鹿児島県西之表市国上喜志鹿崎
絶対食べたい!!種子島のオススメグルメ
ここからは、種子島だからこそ食べられる、ご当地グルメを紹介します。
安納芋
まず最初に紹介したいのは、種子島だけで収穫できる安納芋です。
安納芋は、第2次世界大戦後に種子島で栽培が開始されました。帰還兵がスマトラ島からさつま芋を持ち帰り、栽培したことが安納芋の始まりと言われています。ちなみに、鹿児島県種子島安納地区で最初に栽培されたことから、この名前が付けられました。
焼くとねっとりした食感になるのが特徴で、生の状態では16度ほどの糖度が、焼くと40度前後にもなります。現在では、紫芋と共に種子島の芋を代表するさつま芋として知られています。
安納芋を使った焼酎
そんな安納芋を使った焼酎もあります。
種子島内の商店や飲食店で購入できる他、島内では芋焼酎工場を見ることもできます。
アサヒガニ
種子島近海で採れるカニで、地元では「アサヒガニ」と呼んでいます。11月からこのカニ漁が解禁されており、種子島の冬の味覚として親しまれています。
ナガラメ(トコブシ)
巻き貝の一種であるトコブシは、日本では刺身などにして食べられることの多い食材です。歯応えが心地よく、種子島では「ナガラメ」と呼ばれて味噌焼きなどにして食べられます。
ニガタケ
種子島に自生する「ニガタケ」。ニガ(niga)とは日本語で「苦い(bitter)」の意味ですが、苦味はあまりありません。ほのかに甘味を感じるあっさりとした味わいなので、天ぷらや炒め物など、どんな料理法でも美味しく食べられます。シャキッとした食感で、料理のアクセントにもオススメです。
ニガタケのシーズンは梅雨と秋なので、この時期に種子島を訪れるなら食べ逃がし厳禁の食材です。
レストラン「黒潮」
住所:鹿児島県熊毛郡南種子町中之上2853-5
電話番号:0997-26-0847
公式HP:http://ensai-kuroshio.net/
インギー鶏
インギー鶏は、種子島だけで飼育されている鶏です。かつてイギリス船が種子島に漂着した際、島の人々が船員を助け、その御礼としてインギー鶏の先祖となる鶏を譲り受けたのだとか。名前の由来は、当時の人々がイギリス人をインギーと呼んでいたから。
とても歯ごたえがあり、噛めば噛むほど旨味が滲み出る、おいしい鶏です。
安納黒豚
鹿児島県の名産と言えば黒豚。通常の豚よりも歯切れがよく、上品な脂の旨味を感じられる高級品種です。
種子島ではこの黒豚に名産の安納芋を与えた、安納黒豚を飼育しています。ひと噛みすれば、安納芋の甘味が加わった肉汁が染み出す、ジューシーな豚です。
島宿HOPE
住所:鹿児島県熊毛郡南種子町平山500-130
電話番号:0997-26-7235
公式HP:http://shimayado-hope.com/
種子島バーガー
種子島はサーフィンができる島としても有名で、日本全国からサーフィン好きの人が来たり、移住したりしています。そんなサーフィン好きの人が始めたバーガーショップが、「TANEGASHIMA BURGURS」。ここで売られているハンバーガーを、種子島バーガーと通称しています。
種子島近海で穫れるトビウオや、島で収穫されたトマトやタマネギなど、種子島素材にこだわったお店&ハンバーガーで、新たな種子島の名物として島の人にも観光客にも愛されています。
注文を受けてから1枚1枚丁寧に作っているので、本格的なおいしいハンバーガーを食べることが出来ます。ちなみに種子島の中で唯一のハンバーガー屋さんです。
TANEGASHIMA BURGURS
住所:鹿児島県西之表市西之表16035
電話:0997-23-0091
公式HP:http://dolphintrip.net/cafebar/
種子島基本情報
住所:鹿児島県西之表市・中種子町・南種子町
アクセス:鹿児島空港から飛行機で35分
電話番号:0997-23-0111
公式HP:http://tanekan.jp/
種子島観光MAP