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本場大阪でたこ焼き作りに挑戦!ムスリムの方にも人気の和食レストラン「祭」
大阪・野田にムスリムのお客様が大挙して訪れる和食レストラン「祭」があります。動物由来・アルコール由来のものを使用しないラーメンやたこ焼き、お好み焼きなど食べられるお店で、祈祷室もあり、オーナーやスタッフの優しいもてなしも評判です。
大阪の「野田」エリアは、関西のどの地域からも交通アクセスのよい便利な場所。そんな野田に、訪日客、特にムスリムのお客様が大挙して訪れる和食レストラン「祭」があります。
今回は、開店して1年足らずで、すでに7000名を超えるムスリムの方が来店された「祭」の魅力をご紹介します。
最寄駅の地下鉄野田阪神駅から徒歩1分、阪神電鉄野田駅からも歩いて2〜3分。黄色いのぼり旗が目印です。ごく普通の和食レストランに見えるお店にどんなヒミツがあるのか、探ってみましょう。
店内に入ると、すぐ右側がキッチン。オーナーの佐野さんが勢いよくラーメンの麺を茹で上げているところでした。キッチン横にカウンター席とテーブル席。その奥に靴を脱いで上がるタイプの個室があります。
SNSや口コミでたくさんのムスリムが訪れる場所!
今日おいでのお客様をご紹介。まずはインドネシアからご旅行中のご一家。東京、京都、名古屋と大阪を訪ねる5日間の旅とのこと。道頓堀(どうとんぼり)を訪ねた後に、お友達からの紹介で夕食の場所を「祭」に決めたそうです。ソースがたっぷりのたこ焼きをご賞味中でした。
こちらはマレーシアから日本語の勉強に来日中の皆さん。日本語への興味は、『ワンピース』や『NARUTO』など母国で放映されている日本のアニメがきっかけだそうです。
好きな和食は、ラーメン、お寿司、うどん、お刺身。敬虔なムスリムであるみなさんは「ハラル対応の外食を見つけるのは少し大変だけど、だんだん慣れてきました」とのこと。そんな中、インターネットで「祭」を知り、初めて来店。みなさんにとって心安らげるお店ができたようです。
個室は、伝統的な和室のしつらえで、ふすまやたたみ、座布団といった日本らしい調度を経験できます。ハッピ(和風のジャケットのようなもの)やうちわなども飾られているので、記念写真を撮ってみてはいかがでしょうか? ハッピは着用可能です。次に、「祭」をオススメするポイントを紹介します。
オススメポイント1. 祈祷室がある!
個室奥には小さな祈祷室が設けられています。
マットやキブラの表示も。佐野さんいわく「ささやかでも自分たちに出来ることから取り組んでいます」とのこと。優しくて真面目な人柄が伝わってきます。
オススメポイント2. 動物由来の原材料を使用しない「侍」ラーメンも提供
こちらは「侍ラーメン」。動物由来・アルコール由来の原材料を一切使用していないラーメンです。もちろん味も抜群! 宗教に関係なく、ベジタリアンの方にもオススメの一品です。
おみやげとしても大人気で、2人前で税込850円。英語表示もあり安心です。
オススメポイント3. たこ焼き作り体験ができる!
お店の人気ナンバー1は、たこ焼き。なんと「祭」では、たこ焼きを自分で焼くこともできます。税込734円。
では、たこ焼きを作る手順を簡単にご紹介しましょう。まず、油を引いたたこ焼き専用の鉄板に、小麦粉と水で溶いた生地を注ぎます。丸い形にするため、少しあふれるくらい入れるのがコツ。
具材を入れます。まずは小さく刻んだタコとこんにゃく。
次に天かすと青ネギ。天かすとは、天ぷらを作る際にできる粒状の衣です。
火が通ってきたら、竹串で丸く形を整えていきます。この日は、インドネシアのジャワ島出身留学生で、「祭」で働いているアイちゃんが一緒に焼いてくれました。日本語や日本文化、ビジネスコミュニケーションについて勉強中だそうです。
インドネシア語のお名前は、希望と暁を意味するとか。少しはにかみながらそう教えてくれた優しいアイちゃんは、通訳も兼ねるお店の人気スタッフです。
オススメポイント4. おみやげも買える!
侍ラーメンのほか、オリジナルの「祭ソース」もおみやげとして購入可能です。野菜と果物をたっぷり使用し、みりん風調味料とお醤油でコクを出しながらもあっさりした味に仕上がっています。豚肉やアルコール由来の成分も未使用で安心です。価格は税込350円。
オススメポイント5. フレンドリーなオーナーとスタッフ!
何よりも一番の魅力はオーナー佐野さんやスタッフのみなさんの温かさや思いやり。関西の観光について尋ねても一生懸命答えてくださったりと、マニュアル通りではないサービスに触れてみてください。「またここに来たい!」とおっしゃるお客様が多い理由がよく分かります。
訪日客が食べたい和食メニューのほとんどが楽しめ、ムスリムの方も安心な食材を使用している祭へぜひお越しください。
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「MATCHAを見た」とお伝えいただければ、祭オリジナルのお箸を一膳プレゼントしていただけます。お楽しみに!
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日本文化、特に絵画や工芸品が好き。福岡、京都、大阪、ベルギー、アメリカを経て現在は神戸在住。座右の銘は「住めば都」。