鳥取・境港でマンガ『ゲゲゲの鬼太郎』の世界と海鮮、酒を楽しむ1日旅
鳥取県西部のある港町、境港は、新鮮な海鮮とともに、人気マンガ『ゲゲゲの鬼太郎』ゆかりの妖怪ワールドを楽しめるスポットとして有名です。おいしい魚介類や日本酒を堪能しつつ、おどろおどろしくもキュートな妖怪たちをめぐる1日旅に出かけましょう!
『ゲゲゲの鬼太郎』と海鮮の町、境港に行ってみよう!
©水木プロダクション
日本の傑作マンガ『ゲゲゲの鬼太郎』をご存知ですか? 不思議な力を持つ妖怪の鬼太郎とその仲間たちが、悪い人間や妖怪と戦う物語です。
日本では1968年以降、6回にわたってアニメシリーズが制作される(2019年現在)など、世代を超えて愛されています。
このマンガの作者、水木しげる氏の出身地である鳥取県西部の境港には現在、妖怪の銅像がたくさん並ぶ「水木しげるロード」があり、国内外の観光客が集う人気スポットになっています。
境港は、海鮮料理や日本酒の名所でもあります。今回は、米子鬼太郎空港を出発して境港をめぐる1日旅に出かけましょう!
正午 -- 米子鬼太郎空港へ到着
鳥取県西部の空の玄関口、米子鬼太郎空港。香港や韓国から直行便があるほか、東京からも多くの便が出ています。
飛行機を降りて到着フロアに出ると、小さな飛行機の上に乗って手を振っている少年のモニュメントが見えるでしょう。これが鬼太郎です!
2Fの出発フロアには、鬼太郎と一緒に写真を撮れるフォトスポットもあります。こちらは帰国前にチェックしてみてくださいね。
米子鬼太郎空港の到着フロアを出て右側に歩いていくと、JR米子空港駅があります。
13:00 -- JR米子空港駅からJR境港駅へ
JR米子空港駅からJR境港駅へは、約13分で行けます。JR境港駅に到着すると、妖怪たちのモニュメントがさっそくお出迎えしてくれます。
日本有数の漁港がある境港は、絶品の海鮮料理を出す店が多くあります。以下の記事も参照に、お気に入りのランチスポットを探してみて。
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14:30 -- ユニークなおみやげがいっぱい!
「水木しげるロード」で買い物
©水木プロダクション
JR境港駅から約800メートル続く通りが「水木しげるロード」。妖怪の銅像が177体並んでいます。すべての銅像にはQRコードが付いており、スマートフォンを使えば、英語を含む複数の外国語で詳しい情報を読むことができます。
©水木プロダクション
「水木しげるロード」沿いには、銅像以外にも、上の写真にある目玉の街灯といったユニークなモニュメントがたくさんあります。
この目玉の街灯は、『ゲゲゲの鬼太郎』の人気キャラクターで、鬼太郎の父でもある「目玉おやじ」をあしらったもの。目玉おやじには、死後も愛する息子である鬼太郎を心配し、自分の目玉に魂を宿して生きかえりました。
境港には、目玉おやじをのせたタクシーも走っています。ぜひ探してみてくださいね。
©水木プロダクション
「水木しげるロード」では、鬼太郎グッズを販売するお店もたくさんあります。ただし、17:00ごろには閉まってしまうお店も多いので、ほしいグッズを見かけたらその場で買いましょう。
「水木しげるロード」は夜も見どころが多くあります。でも、今はまず、境港の人気観光スポット「水木しげる記念館」に向かいましょう。
15:00 -- 『ゲゲゲの鬼太郎』作者の人生に触れる!
「水木しげる記念館」を見学
©水木プロダクション。妖怪マンガ『ゲゲゲの鬼太郎』の世界へ!鳥取の「水木しげるロード」より
「水木しげるロード」沿いにJR境港駅から10分ほど歩くと到着するのが、「水木しげる記念館」。『ゲゲゲの鬼太郎』の作者、水木しげる氏の作品や人生について学べます。
©水木プロダクション。妖怪マンガ『ゲゲゲの鬼太郎』の世界へ!鳥取の「水木しげるロード」より
水木しげる氏は『ゲゲゲの鬼太郎』で有名ですが、第二次世界大戦への従軍経験をもとにしたマンガや、妖怪に関する研究など、多くの著作をしるしました。館内には、彼の著書や妖怪に関する展示が多数あります。
英語や中国語、韓国語のイヤホンガイドも借りることができるので、外国人も安心ですよ。特別グッズや水木しげるの漫画も、もちろん購入できます。
水木しげる氏と水木しげる記念館については、以下の記事もご参照ください。
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17:30 -- 妖怪たちのライトアップを楽しむ!
夜の「水木しげるロード」
©水木プロダクション
夜になると、妖怪たちの銅像がライトアップされます。そのほかに灯されるのは目玉の街灯だけ。深い暗闇の中に浮かび上がる妖怪たちは、いまにも動き出しそうです。
©水木プロダクション
通りには、妖怪たちの影絵も映し出されます。
©水木プロダクション
暗い通りを歩くと、昼間とは異なる雰囲気の妖怪たちに不気味さを感じて怖くなるかもしれません。でも、小さくて陽気な妖怪たちが遊んでいる姿を見ると、心が和むでしょう。
©水木プロダクション
こちらでは、2人の小さな妖怪が酒を楽しんでいるようです。あなたもご一緒にいかが?
18:00 -- 日本酒や梅酒を堪能!
日本酒バーを併設した「千代むすび酒造岡空本店」
「水木しげるロード」沿いにある「千代むすび酒造」の「岡空本店」は、1865年創業の酒蔵。現在は日本酒バーやカフェ、おみやげ店が併設され、観光客でにぎわっています。
店内には妖怪をテーマにしたボトルやグッズもいっぱいあります。
日本酒バーの窓からは日本庭園が見えます。ここは、夜にイルミネーションが灯されます。
日本酒バーでは、鳥取県産を含むさまざまな種類の日本酒のほか、スパークリング日本酒「SORAH」も出しています。これは、「千代むすび酒造」が2020年の東京オリンピックのために作った、和製シャンパンだとか。
日本酒が苦手な人には、アルコール度数が低くさわやかな味わいの梅酒がオススメ。アルコールを含まない甘酒も、プレーンとレモン入りのものがあるので、試してみましょう。
「水木しげるロード」の海鮮料理屋は、18:00ごろ、あるいは20:00ごろまでに閉まってしまうお店もあります。目当てのお店がある人は、食べそびれないように気を付けましょう。
20:00 -- 全館が畳敷き!天然温泉にも浸かれるホテル「天然温泉 境港 夕凪の湯 御宿 野乃」(ドーミーインチェーン)
妖怪をめぐる1日旅の後は、「水木しげるロード」沿いにあるホテル「御宿 野乃(おんやど のの)」での滞在をオススメします。天然温泉や和風の内装が楽しめます。
このホテルでは、建物全体に畳が敷いてあります。そのため、玄関で靴を脱ぎます。一日中外を歩き回った後で畳を歩くと、まるで雲の上を歩いているように気持ちいいですよ。
Piicture courtesy of 御宿野乃
温泉に入ってたっぷり寝たら、朝食ビュッフェを楽しみましょう。自分で海鮮丼を作れるよう、ビュッフェにはさまざまな海鮮の具材が取りそろえてあります。ここでたっぷりご飯を食べて、引き続き旅を楽しみましょう!
根強い人気を誇る『ゲゲゲの鬼太郎』
『ゲゲゲの鬼太郎』は、2018年からアニメの新シリーズが放映されるなど、今も根強いファンのいるマンガ。不思議な妖怪の魅力から、友情や平和の尊さまで教えてくれます。
このマンガのファンだったり、妖怪にちょっと興味があったりしたら、ぜひ、境港の1日旅をしてみましょう。
鳥取県公式HPでは、ほかにも楽しい旅先が見つかります:http://www.tottori-tour.jp/en/
そして、MATCHAの鳥取特集もお忘れなく!