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「スモールワールズTOKYO」でセーラームーンとエヴァの世界へ!
お台場や豊洲市場などの近くにある「スモールワールズTOKYO」。『新世紀エヴァンゲリオン』や『美少女戦士セーラームーン』などをテーマにしたミニチュアテーマパークです。ここで、MATCHAのタイ人編集者がエヴァンゲリオンの町の住民になってみました!
「スモールワールズTOKYO」とは?
2020年にグランドオープンした「スモールワールズTOKYO」。世界中の町や、人気漫画・アニメ『美少女戦士セーラームーン』と『新世紀エヴァンゲリオン』の世界を1/80サイズに再現したミニチュアテーマパークです。
「スモールワールズTOKYO」は、ゆりかもめ線「有明テニスの森駅」から徒歩約3分、りんかい線「国際展示場駅」から徒歩約10分の位置にあります。
近くにはショッピングモールが集中するお台場、新鮮な海鮮グルメが食べられる豊洲市場があり、一緒に周遊しても楽しいでしょう。
最寄駅からのアクセス
2つの最寄駅からの、「スモールワールズTOKYO」への行き方を解説します。
ゆりかもめ線「有明テニスの森駅」からの行き方
改札口を出て右へ進み、1A出口へ向かいましょう。階段を降りる前に右側を見ると、箱型の白いビルが見えます。ここに「スモールワールズTOKYO」があります。
ただし、ここから見えるのは建物の裏側です。階段を降りたら右の道に進んで、白いビルを過ぎたところで左を曲がれば入口があります。
りんかい線「国際展示場駅」からの行き方
改札口を抜けたら駅舎の外に出て、右へ進みます。ローソンを過ぎ、大きい歩道橋を上がると、そこから「SMALL WORLDS」という文字を掲げた白いビルが目に入ります。
ビルの手前まで来たら横断歩道を渡り、もう少しまっすぐ歩けば、右側に入口がありますよ。
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「スモールワールズTOKYO」の入場料
入場パスポートはオンライン、当日窓口のどちらでも購入可能です。詳しくは公式HPをご確認ください。3歳以下は無料です。
入場料 (税込) |
大人 (18歳以上) |
中高生 (12~17歳) |
幼児・小学生 (4~11歳) |
入場パスポート | 2,700 | 1,900 | 1,500 |
年間パスポート | 9,800 | 7,600 | 5,900 |
バックヤードツアー (入場パスポート付き) |
5,600 | 4,800 | 4,400 |
入場パスポートを購入したら、「ガリバートンネル」をくぐって、ミニチュアの世界へ飛び込みましょう!
ミニチュア世界の住民になってみよう
「スモールワールズTOKYO」には以下の6つのエリアがあります。
本展示があるのは3F。もちろん、このまま「スモールワールズTOKYO」を楽しんでもよいでしょう。
ただ、今回私が購入したのは、自分そっくりな1/80サイズのフィギュアを、好きなエリアに1年間設置できる「住民権付きフィギュアプログラム」という特典付きチケット。
エヴァンゲリオン格納庫エリアの住民権付きフィギュアプログラムチケット(税込19,800円)の特典:
特典付きチケットを購入すると、まずは年間パスポートを発行してもらえます。
年間パスポートには、さまざまなデザインがあります。エヴァンゲリオンエリアを選ぶと、エヴァンゲリオンデザインの年間パスポートがもらえます。裏面に自分の写真、氏名と有効期限が記載されています。
フィギュアを設置したい場所を選んだ後、3Dスキャナーで撮影してもらいます。ここでは、基本的にはキャラクターなどのコスチュームを着て撮影することはできません。
ただし! 私が選んだ「エヴァンゲリオン格納庫エリア」限定の特典があります。それは、NERV作業員制服を着て撮影ができるということ。制服はベージュとオレンジから選べます。
私が選んだのは、ちょっと派手目のオレンジ色。帽子を被ってしまうと他のフィギュアと見分けがつかないと思い、3Dスキャナー撮影の際は手で持ったまま撮影しました。フィギュアになったとき、金髪が目印になってくれるでしょう!
撮影時は、上の写真にある囲いのような3Dスキャナーの中央に立ち、10秒間ほどポーズを取れば完了です。なんとも言えない速さでした。
フィギュアの完成は14日後。1/80フィギュアは選んだエリアに設置され、1/35フィギュアは撮影スタッフに引換え証を渡せば受け取れます。
2週間が経ち、待ちに待ったフィギュアが完成しました!
こちらは高さ5センチメートルほどの1/35フィギュア。横斜めから見ればそっくりです。もう1体の1/80フィギュアはすでに設置されたようで、そちらも見に行ってみましょう。
3Dスキャンの場所の近くには、エヴァンゲリオン柄の自動販売機があり、キャラクターが描かれた缶コーヒーが買えます。コレクションしたい人は、こちらもお見逃しなく!
エヴァンゲリオン格納庫
「エヴァンゲリオン格納庫」は、3Dスキャンする場所に一番近いエリアです。
入った途端、50-60センチメートルほどの高さのエヴァ初号機、零号機、弐号機と出会いました。
零号機
弐号機
初号機
ゲンドウ、リツコ、ミサト。3人が一緒にいるシーンを見るのは、なんだか遠い昔のようですね。
エヴァたちはただ突っ立ているだけではありません。1体ずつ、順番に奥に移動させられ、アニメで見た発進シーンが再現されます。
この間、NERVオペレーターたちのセリフ音声も流れました。アニメの世界の中にいるようなリアルさです。
3体とも発進した後は、元の位置に戻ってきます。最初のエリアだけで数十分もかかりました。家にこんなものがあったら夢のようですね。
そして、自分が指定した場所に、エヴァ初号機を見上げている自分の1/80フィギュアがありました!
たった1年間しか設置されないのは残念ですが、これを見られただけで満足です。年間パスポートが使えるうちにまた来たいですね。
エヴァンゲリオン第3新東京市
隣のエリアは、シンジたちが住んでいる町、「エヴァンゲリオン第3新東京市」。
暗く見えるのは、各エリアに昼と夜間を再現するライト演出があるからです。この演出によって、町の異なる雰囲気を楽しめます。青く点灯するボタンを押すと、町のどこかが動き出すので、試してくださいね。
手前にはシンジの学校やマンション、映画館、飲食店が並ぶ賑やかな旧市街があり、奥には第3新東京市があります。
時間帯によっては、高層ビル群が姿を現します。アニメでは、感動的な名シーンでしたね。
シンジと同じ学校の学生たちが歩道橋の上で楽しげにおしゃべりしたり、町の人たちが平和な日常を送ったりしています。
使徒のゆるキャラ「ゆるしと」がベランダから手を振ってくれています。
日光浴をしているミサトとペンペンですね。
タイレストランもあります! 今度行ってみようっと。
畦の上でヨガをしている人がいます。同じく「住民権付きフィギュアプログラム」を利用した人に間違いありません。みんながどんなポーズをしているか、探すのも楽しそうですね。
「何熱心な目で見てんねん」
「綾波か?」
「違うよ!」
「これが使徒迎撃戦用要塞都市、第3新東京市。私たちの街よ。そしてあなたが守った街」。
アニメのシーンが頭の中によみがえって、懐かしく感じました。
キャラクターたちがあちこちにいるので、探してみてくださいね。
関西国際空港
次にやってきたのは関西地方の空の玄関口「関西国際空港」。
空港ビルと広々とする滑走路が再現されています。上の写真は全体の半分で、右側に着陸用の滑走路もあります。
本当に空港にいるような景色です。
ここでは、飛行機が離陸・着陸する場面を再現しています。エンジンの音が響き渡り始めたら、走っている飛行機がだんだん浮かび上がって、飛んでいきました。
飛行機好きにはたまらないでしょう。
大阪への出張なのに、たこ焼きを食べる暇がなく、レストランでたこ焼きを食べているサラリーマン。記念写真を撮影している家族。おみやげを探している観光客。到着ロビーで久しぶりに会う親友の2人……。
あなたはどんなストーリーを想像するでしょう。
関西空港エリアの隣には、関西空港ラウンジをイメージして作られた有料休憩所「ラウンジ supported by JCB」があります(入場料1人500円、ソフトドリンク1杯付き)。
JCBカードをお持ちの方は、JCBカードを提示すれば、自分を含め2人まで「ラウンジ supported by JCB」の入場料が無料(ソフトドリンク1杯付き)となります。
海外発行のJCBブランドのカードをお持ちの方が、チケットカウンターで「スモールワールズTOKYO」の入場パスポートをJCBカードで決済した場合は、同行者を含め入場料が30%割引となります。
宇宙センター
今回は3D撮影のため、奥から回りましたが、「宇宙センター」はエレベーターを出て最初にあるエリアです。
1970年代のアポロ計画時代で、サターンロケットVが打ち上げられたシーンを見られます。
奥は、SF映画のような未来型シャトルがあります。いつか、これも現実になるでしょう。そう、ここは過去と未来の宇宙センターが同時に楽しめるエリアなのです。
あちこちで、ロケットの打ち上げの準備が進められている様子ですね。
Picture courtesy of SMALL WORLDS
ロケットが宇宙へ飛び立ちました! ロケットの打ち上げは30分ごとにやっていますので、時間になったら見に来てくださいね。
テントやキャンピングカーで場所取りして、ロケットの打ち上げを見守っている人たちもいます。
世界の町
次のエリアは「世界の町」です。このエリアは、東洋の街並みとファンタジーの世界を混ぜ合わせ、新しい町を作り出しています。
海に浮かぶ島の要塞のような石造りの建物。時間になると、真ん中のドーム状の建物が持ち上がり、巨大な木の根が下に現れます。 ファンタジーの世界のようです。
町の人々が交わるヨーロッパ風の町広場。
アーマードラゴンはこの街の守護兵のようです。
緑に輝くクリスタルの洞窟。
人で賑わう、活気あふれた東アジアらしき町。
怖そうな怪獣の帆船。
人で溢れる水上マーケット。フルーツ、お菓子、他にどんなおいしいものがあるかな。
屋根をタイの国旗色にしている船もありました! あれ、そのとなりの船はイスを売っているのでしょうか?
次に、ナイトマーケットでおいしい夕飯を食べに行きましょう。
店の看板がまばゆく町を照らします。
「どっかのカフェでお茶でも飲もうか。」久々に会った3人はどんな楽しい話をしているのでしょうか。
「世界の町」エリアで想像を膨らませた後、次へ行きましょう。
美少女戦士セーラームーン
最後に訪れたのは「美少女戦士セーラームーン」エリアです。
竹内先生は「麻布十番」をモティーフにし、うさぎたちが住んでいる町をリアルに描きました。セーラームーンファンの聖地と言ってもいいでしょう。
神社を見ると、参拝をすることだけでなく、レイちゃんのことが頭に浮かびます。
制服のレイちゃんが手水舎のそばに立っています。巫女さん姿も見たいですね。
いつも寝坊しているうさぎちゃんは、急いで着替えしているようです。
夜が落ちるにつれ、町中が光できらめきます。
「クリスタルゼミナール」の看板も!
目の前の青いボタンを押すと、コンピューターのモニターが光ります。そうなると、みんなのエネルギーが吸収されているのでは、と思ってしまいますね。
学校の前には亜美ちゃんが。そろそろセーラーマーキュリーの出番ですね。
セーラームーンたちの秘密基地の入口は、ゲームセンター「CROWN」でした。
「妖魔が現れた。行くよみんな!」
夜の麻布十番の町で、美少女戦士たちの戦いがまた始まりました。
未来の都「クリスタル・トーキョー」。夜になると、5分ほどのきれいなライト演出とともに素敵なメロディーが流れます。
「クリスタル・トーキョー」と大きな月を見た途端、ムーンライト伝説の「ゴーンゴーン」と大鐘を鳴らす音が聞こえた気がしました。筆者はエヴァンゲリオンが好きになる前は毎週末、セーラームーンの放送を見ていました。
SOUVENIR SHOPで思い出を待ち帰ろう
帰る前に寄ったのは「スモールワールズTOKYO」のオリジナルグッズが勢揃いのショップです。
各エリアをモティーフにした飾り物や、日常生活に使える物もたくさんあります。もちろんセーラームーンとエヴァンゲリオンの商品も。
エヴァンゲリオンの方は、Tシャツや手ぬぐい、ボクサーパンツ、クリアファイル、ペン、名刺ホルダー、缶クッキー、AirPodsケースなど。見ると全部ほしくなりますね。
セーラームーンの方は、トートバッグやペン、変身ブローチ柄の缶クッキー、マグカップなど。「スモールワールズTOKYO」のオリジナルデザインの商品がたくさんありますので、セーラームーンファンはぜひ立ち寄ってくださいね。
「レストランWHITE ART」
スペースセンターエリアの前には飲み物を販売するドリンクカウンターがあります。少しお腹に溜まるものを食べたい人は、2Fの「レストランWHITE ART」へ行きましょう。
フレンチトースト、自家製ローストビーフ&ライス、デザートなど、日本を代表するホテルの元総料理長達が腕をふるっています。星空の下にいるような雰囲気の中で、おいしい料理を楽しめます。
1日楽しめる「スモールワールズTOKYO」
筆者が着いたのは昼頃でしたが、出た時はもう夕方でした。走っている電車や車、ミニチュアたちのストーリー、昼と夜へ移り変わる町の表情。1日ずっといても飽きませんね。
お台場や豊洲市場からも近い、東京の最新ミニチュアテーマパーク「スモールワールズTOKYO」。皆さんもぜひ楽しんでください。
©khara ©Naoko Takeuchi ©SMALL WORLDS