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北陸新幹線 金沢~敦賀間 開業! 福井県敦賀市と南越前町にまたがる鉄道遺構群「旧北陸線トンネル群」とは?
鉄道と港の町として知られる福井県敦賀は、2024年3月16日に北陸新幹線がついに福井県内開業いたしました。日本海側で最初に鉄道が敷かれた街で、今も鉄道遺構が多く残っており、鉄道ファンだけではなく、道マニアの間でも人気です。今回は、歴史を肌で感じることができる「旧北陸線トンネル群」についてご紹介します。 ※本記事で紹介しているスポットは、2024年1月1日に発生した能登半島地震の影響なく、通常通り営業をしています。
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目次
- 福井県・敦賀までのアクセス
- 旧北陸線トンネル群とは?
- ①旧北陸線山中(やまなか)トンネル
- ②旧北陸線葉原(はばら)トンネル
- ③旧北陸線樫曲(かしまがり)トンネル
- 旧北陸線トンネル群 周辺情報
- 新たなる鉄道の歴史が始まります!
- 福井県敦賀に関する情報まとめは、こちらをご覧ください。
- 敦賀のおすすめグルメのご紹介は、こちらをご覧ください。
- 敦賀のおすすめ観光スポットのご紹介は、こちらをご覧ください。
- 敦賀観光のモデルコースのご紹介は、こちらをご覧ください。
- 敦賀の桜名所のロマンチックなお祭りのご紹介は、こちらをご覧ください。
- 敦賀で和装と抹茶で日本文化体験のご紹介は、こちらをご覧ください。
福井県・敦賀までのアクセス
鉄道と港の町として知られる福井県敦賀は、2024年3月16日に北陸新幹線がついに福井県内開業いたしました。東京から乗り換えなしでアクセス可能です。より手軽にアクセスができるようになる敦賀で、観光やローカルグルメを楽しみましょう。
旧北陸線トンネル群とは?
福井県敦賀市、南越前町にあるJR旧北陸線の隧道(トンネル)を中心とした鉄道遺構群です。1896年に敦賀から福井間が開業し、1962年の北陸トンネル開通まで鉄道路線として使用されました。なかでも険しい山々と急勾配が続く敦賀から今庄間には12基のトンネルが掘られ、そのうち11基が現在も残されており、土木学会の選奨土木遺産に選定、国の登録有形文化財に登録されています。
①旧北陸線山中(やまなか)トンネル
1896年に竣工。延長1,170メートル、幅員3.7メートルで直線状。アーチ環五枚厚の煉瓦造隧道で坑門も煉瓦積です。日本でも有数の規模を有する鉄道隧道として築かれ、旧北陸線では葉原トンネルと並び難工事だったことで知られています。
<行き方> 北陸自動車道敦賀ICから車で約25分
②旧北陸線葉原(はばら)トンネル
1896年に竣工。延長979メートル、幅員3.9メートルで緩やかに湾曲している石造および煉瓦造隧道。坑門はほぼ左右対称の切石積で壁柱付、パラペットを左右に長く張出す堂々とした構え。坑門背面と翼壁には切石と煉瓦を用いて排水路が精緻に築かれました。
<行き方>
マイカー利用の場合:北陸自動車道・敦賀ICより車で約20分
バス利用の場合:JR敦賀駅より コミュニティバス「東郷線」で約12~42分「葉原」停留所下車。徒歩約25分※「東郷線」ご乗車には事前予約が必要です。予約方法はこちら
タクシー利用の場合:JR敦賀駅よりタクシーで約20分
③旧北陸線樫曲(かしまがり)トンネル
1893年に竣工。延長87メートル、幅員3.9メートルで直線状。覆工は五枚厚で築かれ、坑門の笠石・帯石に至るまで煉瓦を用いて築いているのが特徴です。
<行き方>
マイカー利用の場合:北陸自動車道・敦賀ICより車で約10分
バス利用の場合:JR敦賀駅より コミュニティバス「東郷線」で約12~24分「樫曲」停留所下車。徒歩約5分※「東郷線」ご乗車には事前予約が必要です。予約方法はこちら
タクシー利用の場合:JR敦賀駅より タクシーで約10分
旧北陸線トンネル群 周辺情報
●食事
「ぷらっとパーク杉津(すいづ)PA下り線」
「恋人の聖地」にも認定される、敦賀湾の絶景を望むビューポイントとして名高い「ゆうひのアトリエ」展望台があります。福井名物の「越前おろしそば」や「ソースカツ丼」が人気です。
杉津パーキングエリア上り線は、全国的にも珍しいパーキングです。実は、昔はパーキングではなく電車(汽車)の駅として使用されていたもので、旧北陸線の「杉津駅」跡地となっています。廃線後に駅の建物をパーキングエリアとして再利用しており、感慨深いものがあります。
杉津PAの裏側から徒歩ですぐ場所には、石造と煉瓦で組み上げた「旧北陸線曽路谷トンネル」もあります。
●スイーツ
「変なはぶたえ『生もっちプリン』専門店」
福井県敦賀市の8号線沿いにあるお店。
福井県の名物菓子の羽二重餅で有名なお店「マエダセイカ」の製造直売所です。※土日祝のみ営業
福井名産「羽二重餅」と地元敦賀特産「東浦みかん」のコラボレーションした商品です。程よい甘みと酸味が特徴の福井県敦賀市東浦地区で生産される「東浦みかん」。1800年代後半には、敦賀特産品として敦賀港から海外へ輸出していたこともあります。
新たなる鉄道の歴史が始まります!
1957年の近江塩津経由の新線や1962年の北陸トンネルの開通により、柳ヶ瀬トンネルや山中越えのトンネルは廃線となったが、その遺構群は、当時の難工事や日本一の鉄道難所と言われた痕跡を垣間見ることができます。国際都市の文化が残る敦賀をはじめ、北国街道の宿場町だった今庄、城下町として栄えた商都・長浜など、古に思いをはせながら、ゆっくり旅するのもおすすめです。2024年3月の北陸新幹線敦賀駅延伸で、鉄道の歴史と共に、新たな旅のスタイルを楽しんでみませんか。
福井県敦賀に関する情報まとめは、こちらをご覧ください。
敦賀のおすすめグルメのご紹介は、こちらをご覧ください。
敦賀のおすすめ観光スポットのご紹介は、こちらをご覧ください。
敦賀観光のモデルコースのご紹介は、こちらをご覧ください。
敦賀の桜名所のロマンチックなお祭りのご紹介は、こちらをご覧ください。
敦賀で和装と抹茶で日本文化体験のご紹介は、こちらをご覧ください。
2024年3月16日 北陸新幹線が金沢駅~敦賀駅間が開業いたしました。首都圏・関西圏の両方からの終着駅が敦賀駅となり、大変注目されています。敦賀は、鉄道と港の町であり、日本海側で初めて鉄道が走った町に新幹線が開業したということもあり、鉄道ファンならずとも人気が高いです。観光スポットが点在しており、山側の日本遺産旧北陸線トンネル遺産群の開通後に、日本海側屈指の国際港として発展していった敦賀港までの直通列車「欧亜国際連絡列車」が走っていた敦賀港線沿いの海側の日本遺産の新たな観光ルートなど、引き続き路線バスやツアー企画をご提供してまいります。さあ、想像を超えるワクワク体験の旅に出かけてみませんか。