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十勝川温泉に毎年飛来する白鳥をテーマにした、おとふけ十勝川白鳥まつり「彩凛華」は冬の十勝を代表するイベントです。この記事では、開催日程や場所をはじめ、まつりの歴史や見どころ、アクセス情報を詳しくご紹介しています。冬ならではのまつりの魅力をぜひお楽しみください。
おとふけ十勝川白鳥まつり「彩凛華(さいりんか)」は、北海道十勝川温泉の冬を彩る一大イベントです。
氷点下の寒さが厳しい十勝川温泉の夜を舞台に、光と音が織りなす幻想的なファンタジックショーが開催されます。
カラフルなイルミネーションが雪原を埋め尽くすだけでなく、イベント期間中は地元の特産品を味わえる屋台や雪を活用したアクティビティなど多彩な催しが行われ、訪れる人々を楽しませます。
家族連れやカップル、そして一人旅の観光客にもおすすめの北海道ならではの冬の風物詩です。
1992年、「おとふけ十勝川白鳥まつり」として産声を上げた彩凛華。当初は1日限りのイベントでしたが、十勝川温泉のホテルや旅館、町内の観光関係者が一丸となり、宿泊客を呼び込めるようなイベントづくりとして新たな試みがスタートしました。
転機が訪れたのは2000年。第9回から「光の森の冬物語」と銘打ち、光と音が織りなすショーをメインイベントに据えました。オリジナルストーリーとともに流れる音楽、三角すい型の照明が夜空を彩る幻想的な世界観は訪れる人々を魅了したといいます。
そして翌年の2001年、光と音のショーは「彩凛詩(さいりんか)」という新たな名前を得て、現在の「彩凛華」へと進化。今や彩凛華は道内外だけでなく海外からも注目される冬の一大イベントとなっています。
澄み切った冷たい夜空に浮かび上がる光のオブジェたち。その幻想的な光景は、まさに北海道の冬だからこそ味わえる特別な感動です。
彩凛華は、光と音が織りなす幻想的な世界が訪れる人々を魅了するイベントです。ここからは、彩凛華の見どころをわかりやすくご紹介します。
彩凛華の最大の特徴は、約600個の電球とLEDを使用し、コンピュータ制御で光と音を連動させたショーです。舞台照明用のコントロールシステムを活用して、光が動き出すような多彩な演出が展開されます。
さらに、光源の多さもこのショーの魅力の一つ!延べ180人もの人手が携わり、電球約600個とそれらをつなぐ30kmにもおよぶ電線が使用されています。このスケール感が彩凛華ならではの壮大な光の演出を実現しているといえるでしょう。
会場を彩る三角錐のオブジェには、農業用保温材を利用するというユニークな工夫が凝らされています。
これにより、光の森にふさわしい温かみのあるデザインが実現。電球の配置や細やかな光の動きが、まるで命を吹き込まれたような立体感を生み出しています。
Picture courtesy of PRTIMES
アクティブに楽しみたい方には、スノーラフティング(有料)がおすすめです。スノーモービルで牽引されるラフティング用ボートが特設コースを疾走し、氷点下の中スピード感とスリルを満喫できます。
他に、光の森を散策しながら楽しめるスタンプラリー(有料)も注目ポイントです。幻想的なイルミネーションの中を歩きながら参加できるので、家族やカップルの思い出づくりにぴったりといえます。
夜の森を歩きながら、冬の十勝川温泉ならではの特別なひとときをお楽しみください。
項目 | 詳細 |
日程 | 2025年1月25日(土)〜2月16日(日) |
点灯時間 | 19:00~21:00 |
光のショー |
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場所 | 十勝が丘公園 |
住所 | 〒080-0262 北海道河東郡音更町十勝川温泉北14丁目 |
料金 |
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駐車場 | あり(約100台・無料) |
公式HP | 一般社団法人 音更町十勝川温泉観光協会 |
公式SNS |
会場となるのは、北海道ならではの広大な景色に囲まれた十勝が丘公園です。家族や友人と一緒に訪れることで、心に残る特別な思い出をつくれるかもしれません。
Photo by Pixta
公共交通機関を利用する場合、最寄り駅はJR帯広駅です。駅からは帯広駅バスターミナルより「十勝川温泉行き」のバスに乗車し、「ガーデンスパ十勝川温泉」バス停で下車。その後、徒歩約10分で会場に到着します。所要時間はバスと徒歩をあわせて約30〜40分です。
タクシーを利用する場合、JR帯広駅から会場まで約20分で到着します。料金の目安は約3,000円となりますので、グループでの移動に良いかもしれません。
車の場合は、道東自動車道「音更帯広IC」から国道241号・道道73号を経由して約20分で到着します。会場には約100台分の無料駐車場が用意されていますが、週末や祝日は混雑が予想されるため早めの出発を心がけましょう。
また、公式サイトにある最新情報のチェックもお忘れなく!
ライター
大学卒業後、リフォーム会社で建材や家具を仕入れるバイヤーとして従事。その後、「おすすめ商品比較サービス」を運営する会社でDIY・キャンプ・釣り・自転車・カー用品など、ホビージャンルのコンテンツ制作とマネジメントを経験する。
現在はフリーのWebライター・エディターとして、就活支援・動画制作・SDGs・旅行・ファッションなど多岐にわたるジャンルを担当。マーケティングに関するインタビュー記事やレポート記事も手掛けている。